2021年星栞:かに座

石井ゆかりさんの2021年星栞が発売されていたので、本屋に立ち寄った時に購入しました。

石井ゆかりさんの文章に憧れ、占いを読む目的もありましたが、詩的な文章を読みたいばかりにメルマガを購読していました。

ちなみに2020年星栞はこちらです。表紙はレストラン。人と知り合い、関わり、確かな人間関係を作り上げる年です。

2020年はまだ終わっていないので、まだそういった雰囲気が続いているんでしょうね。

それでは来年の2021年はどんな年になるのでしょう。

2021年のかに座のテーマは「特別なギフト」の年になるのだそうです。

ネタバレになるため詳細は書きませんが、まるでブレーメンの音楽隊のようなイメージの年になるのだとか。

ブレーメンの音楽隊は、ロバ、犬、猫、ニワトリが買主の元から逃げ出し、ブレーメンで音楽隊をつくろうと旅に出るお話です。私の大好きなお話でもあります。

誰かと誘い合って旅立つことになりそうですが、どうやら目的を達成することはないようです。

ブレーメンへ旅立った彼らは、途中で泥棒のいる家を見つけます。泥棒を驚かして家から追い出し、自分たちが住み着いてしまうのですが、ここで彼らは穏やかに暮らすことを選びます。

買主の元を逃げ出さずにすむのなら、今でもロバたちは自分の家にいたことでしょう。それが叶わなくなったからこそ、家を飛び出し、ブレーメンの音楽隊になると決めたんです。

ブレーメンにたどり着けなくても、安住の地が見つかり仲間と楽しく暮らせるようになりました。

本当に欲しいものが手に入るのなら、それが一番ですね。

今回のゆかりさんの表現がすっと身体の中にしみこむように分かりました。私自身が何度か似たような経験をしているからです。

行きたい大学ではなかったけれど、素晴らしい出会いがあり今でも続いている。その大学で自分がやりたかったことができたなどですね。

来年がどんな年になるか楽しみになりました。

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