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kazukazu123
【詩】予感と予報
白い雲に黒い雲が重なる
しめった空気は雨を予感させる
薄明るい曇り空を見上げると
ぽつぽつと予感していたものが降ってきた
「天気予報は外れたね」
「今日は曇りだったのに」
このていどでは傘はささない
天気予報を信じたから傘は持っていない
ぽつりぽつりと降る雨が
やかましい音を立てないことを願って歩いた
雨が降りはじめた道にひとの明るい顔があふれてる
空が晴れていれば明るさはさらに増しただろう
予感は当たるのだろうか
予報は当たるのだろうか
「もう、梅雨に入るのかな」
ぽつりぽつりとあたっていた雨がやんだ
空は変わらず白い雲の上に黒い雲が重なっている
「どうだろうな」
もし予感が外れても
もし予報が外れても
君との毎日は変わらない
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