![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84096560/rectangle_large_type_2_9bcf386202711a5d0275e0a49d650792.png?width=1200)
Photo by
ayakonishihara
【詩】いついつまでも
雨上がりには虹が出る
夜明け前が一番暗い
耐えて待つ
どれほどの時を待てばよいのですか
雨が降りしきっているというのに
虹など本当にでるのですか
夜明け前と申しますが今は夜明けなのですか
もう限界にきているというのに
なお待てというのですか
贄を差し出せばおさまりますか
ひかり一筋は本当に希望ですか
耐えているひとに
なお耐えろというのですか
降りしきる雨を
ひかりの見えぬ夜明けを
息をするのも苦痛であるものを
ひとりとしておいていくことなく
七色の空を喜び
ひかりに包まれる大地
耐えることなく生きる世界
笑い声がはるか遠くまで広がり
小さな声が安らぎに包まれ
理想ではなく現実で在ることを
心の奥底に押し込めることなく広がりますように
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?