【詩】決まるまで扉を開き続ける

あっちの扉もいいな

こっちの扉もいいな

目の前にたくさんある扉

ひとつひとつ開き続ける

この扉の向こうは海が見える

あの扉はどこへつながっているんだろう

好奇心の赴くままに開き続ける

その扉の向こうへ踏み出すことはない

どれもすき

どれもたのしい

ひとつになんて決められない

扉の向こうへ行ってしまえば

もう他の扉は選べないかもしれない

そう思うと扉の向こうへ踏み出す決心が鈍る

いつまで開き続ける?

いつまで迷い続ける?

たったひとつが決まるまで

いくつも扉が目の前に現れる

決められない

決めたくない

それでも

たったひとつが分かるまで

開き続ける

たったひとつが

いつ現れるかとドキドキしながら

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