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【英語学習】偶然に驚く

「What a coincidence!」「何て偶然なんでしょう!」

 英会話のテキストによく出てくるフレーズですね。知っている方も多いかと思います。今日は、ちょっとした偶然がありました。

 数日前に『ジャングル・ブック』を読み終わりました。著者のジョゼフ・ラドヤード・キップリング氏は、小説だけでなく、詩集も出版しています。

 有名な詩に「If」がありますが、この詩の一部を『ジャングル・ブック』のあとがきで読みました。全文ではありません。この詩の別の一部を、今度はラジオ英会話10月号で読みました。

 テキストの後ろの方にある、『クリスの英語でよもやま話』です。タイトルは「IF」。

 クリスは、学生のころ、褒められた生徒ではなかったようです。学校の先生からはにらまれる存在。クリスが在籍していた当時は、体罰や鞭打ちが許されていたので罰を受けたこともあったのだとか。

 ある日のこと、クリスは、英文学の先生とトラブルを起こしましたが、先生はクリスに詩を暗記してクラスで暗唱するようにと罰を与えました。

 ジョゼフ・ラドヤード・キップリング氏の「If」です。学生のクリスは詩の長さに憤っていましたが、本当に長いんですね。覚えるのは大変です。その詩を覚えクラスで暗唱したクリスは、詩に感銘を受けて、ずいぶんと態度を改めるようになったようです。

 なんで私が驚いたかというと、いつもなら、すぐに『クリスの英語でよもやま話』を読んでしまっているんですね。今回は、読もう読もうと思いながら先延ばしになっていました。

 『ジャングル・ブック』で、キップリングの詩に興味を持ち、その後、来月号に入る前に読んでしまおうと『クリスの英語でよもやま話』を読みました。

 どちらが先でも良かったんだと思います。それでも、近い時期に偶然、同じ詩を読んだという事実に、軽く身震いをしてしまいました。

「What a coincidence!」は、ちょっと大げさかもしれませんね。ですが、面白い偶然の一致だなと楽しくなりました。




 

 

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