朝もやの中で

朝早く外に出ると、頬に冷たい風があたりました。そろそろ朝日が昇るのが遅くなり、空気もひんやりとするようになってきます。

まだ覚め切らない体と意識で外に出ると、今すぐにでも暖かい家の中に戻りたいと思いました。

少し動けば体が温まる。そう思って足を動かし、しばらく歩いて行くと明るい朝日の中で白いもやが見えました。

山道を歩いていると、まれに雲がたなびくような、もやの中を進むことがあります。うっすらと雲のような様子を見せるもやを見て、少し嬉しくなりました。



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