【詩】おはようおはよう
ぱっちり目が覚める
まだ太陽は地平線の向こう側
顔はだしていないけど
あたりはうっすら明るい
布団の上で右へごろん左へごろん
もう一度寝ようと思うのに
ちっともまぶたが重くならない
左へごろん右へごろん
カーテンの向こうで呼んでいる
朝日がおはようってしよう
呼んでいる
寝ていたいんだけどな
布団の上でのびをしたら
もうまったく眠くならない
しかたないから起きだして
急いで服を着てから飛び出した
薄暗さはどこにもない
そろそろと顔を出したお日様が
すうっとあたりを照らす
朝のお日様はやわらかい
きらきら輝く光の粉をまき散らす前に
ひとっ走りして帰ろう
ゆるゆる走り出すと
お日様の光が顔にあたった
"おはよう"
にっこり笑ったような気がした
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?