貼らないカイロ -創作の距離感
ライブの日は更新サボろう。終わったあとは寝るまで抜け殻になってしまう(なお、抜け殻は翌日まで続く)。
昨日は新曲を歌いました。
『貼らないカイロ』という曲です。
完成したのは昨日の昼。
作曲中はずっと自宅(マンション)で蚊の鳴く声しか出せない(蚊の鳴く声も本来アウト)ので、実際のところ曲として成り立っているか不安でした。
本気で声出すとイメージと違う、歌えないということはよくあるので。
何回か歌ってみて、そこそこイメージしていた枠に収めることができて良かった。
冬にぴったりな暖かい曲なので、ぜひ聴いていただけると嬉しいです。
さて、この曲は「のちのち完成させようリスト」に入れっぱなしだったのを急遽引っぱりだして完成させました。
というのも、秋口から作っている曲がどうしてもうまくいかない。
言葉を選んでは消し、を繰り返して4ヶ月。
4行目を1ヶ月考えては3行目からやり直してと、完全に行き詰まってしまった。
何を描きたいかははっきりしてるのに、当てはまる言葉が浮かばない。
なので、一度寄り道することにしました。
少し離れることで、思考のスイッチを変えたいと思ったんですね。
『貼らないカイロ』も去年の今ごろサビだけできて、けどそれ以外の詞が浮かばずリスト入りしてた曲です。
けど久々に開いたことで、
こういうストーリーだったらこんなシーンもあるよなぁ
優しい曲調だけじゃなくて遊びを入れよう
など、詞/曲 両面で新しい考えを入れることができました。距離、大事。
一方で、グッと煮詰めることで搾り出されるものがあることも事実です。
クリエイティブにおいて、攻めるか距離を置くかの見極めって難しいですよね。
とくに煮詰めた先で最適解を生み出せたときの快感を知っているとなおさら。
「これだけ考え尽くしたらもう無理」なんてのは感覚でしかないので、無理と思っても頑張ってしまうのが創作者の性だよな、と。
個人的には、これはもう締め切りを設けて仕切っていくしかないと思っています。
さて、いったん距離を置いていた元の曲ですが、さっき2週間ぶりに開いて、5分で4行目がさらっと書けました。スバラシイ、、、
5行目にどれくらいかかるかは未知数ですが、少しずつ、進めていきたいと思います。
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