好きなファッションについて
身の回りにあるものから自分を導き出すヒントが貰えたりする。私はどうしてこれが好きなのか?突き詰めると意外な発見があったり。自分の好きを知り自分の嫌いも同じだけ知る。
例えば私はタイトなロングスカートに男性もののシャツやニットを合わせるのが大好き。これが私の定番スタイル。
以前は女性が男性ものを着るなんてどうなの?と、周りの目を気にすることもあったけれど、今はどうってことない。
もちろん男女で服の作りは異なる。身体のつくりで異なることもあれば、例えばシャツのようにストーリーが異なることもある。シャツはボタンの合わせが男女で違うけれど、これは13世紀〜14世紀のヨーロッパに起源を持つのだそう。男性は自分でボタンを止めるが、女性は使用人にボタンを止めてもらっていたから。
そんなストーリーを経たシャツを私は現代の日本で楽しむ。そしてシャツは襟を少し抜きながら着るのが好き。これは和装から洋装に移行していた時期の日本女性がうまい。近年流行中の抜け感とやらは、明治や大正の女性から見習うところが沢山あります。
ファッションでいえば、最近、クロスドレッサー、クロスジェンダースタイルという言葉を知りました。もしかしたら私は自分で自覚しているよりも性別における「らしさ」に縛られているのかもしれないなぁ。たかが洋服、されど洋服なのです。
マテリアルメモリーという考え方も好き。これは、自分の大好きな洋服を大切に着続けることで、その洋服に思い出を重ねていくという考え方。むかーし、百貨店でイタリア生地の洋服を扱っていたときに教えてもらい、以来、私がなにかを購入する際の基準になっています。
ファッション...
個人的には洋服やメイクにはどんどん頼ればよいと思ってます。ファッションを楽しむことは心のアンチエイジングになると思っているから。
でも、飲み込まれては危ない。お金も人生も有限だから、流行という大海原に放り出されたとき、自分のコンパスはしっかり持ってないと。
都会にいると、隣の芝は青く、キラキラ世界には果てがないように感じる。ルンルンは自ら買いに行くもので、買わされてはいけない。いつだって舵を取るのは自分でありたいものです。
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