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『コード』ってなあに?

誰でもアルファベットだけを見て伴奏できるようになれる!

こんにちは!大人のポップスピアノ_utatane(ウタタネ)です。
今これを読んでいるあなたは、コードに興味はあるけどなんだかよくわからない、難しそう、そんな印象を持っているかもしれません。コードって、楽譜の音符の上にちょこんと書いてあるアルファベット、歌詞閲覧サイトで歌詞の上にAとかEmとか書いてあるあれです。上手な人はあのアルファベットだけを見て伴奏ができるらしい…そんなこと信じられませんか?いえいえ、あなたもルールとちょっとした伴奏のコツさえつかめば出来るようになるんです!

今からじゃ遅い…なんてことはない♪

でも、子供の頃からやってないと身につかないんじゃ…
そんな考えが浮かんだあなた!ノンノン!!そんなことありませんよ〜。
私もコードや理論を勉強したのは大人になってから。それまでずっと好きな曲の楽譜を買って弾いたりしていたものの、楽譜通りにしか弾けないのがちょっとコンプレックスでした。自分で自由に伴奏やアレンジ出来る人を見てはいいなぁ、あんな風に自由に弾けたら楽しいだろうなぁなんて羨ましく思っていたものの、一体何から手をつけていいのやら迷子になっていました。
それからうん十年…バンドをやったり、友人に勧められた理論の本を読んでみたり、BGM演奏のお仕事をやらせていただいたり、かなり遠回りしながらいろんな経験を経て最近ようやく自分なりのスタイルが確立してきたように思います。

遠回りしたからこそ、今思うと難しく考えすぎてたな〜とか、最初にこれを知っておけば楽だったかもな〜なんて思うことが色々あったりします。私なりに少しずつまとめてここに載せることであの頃の私と同じように迷子になっている方のお役に少しでも立てたら、と思います。

コードとは、和音を省略して示した記号。

で、コードっていったい何なの?というお話に戻ると、コードは「和音を省略して示した記号」です。例えば「C]と書いてあったらそれだけで、「ドミソ」という和音を弾くとわかります。こうすることで複雑な和音もすっきり見やすく記すことができるので、例えば他の奏者と一緒に演奏するときなんかはとっても便利なんです。初見でもある程度弾けたりします。

しかし、初めての人_特に楽譜に慣れた人_が戸惑うポイントがあります。それは、省略してあるので「自由度がとても高い」ということ。音符で書かれているほどかっちり「どの音を」「どんな風に」弾くかが指定されていなくて、弾く人の裁量に任せられているところが大きいんです。例えば「C」というコードなら「ドミソ」と弾いても「ミソド」と弾いても自由。ジャーンと全ての音をいっぺんにおさえても、「ドソミソドソミソ」とアルペジオで弾いても自由。リズムをつけても、どこの音域で弾いても、音を省略して「ドソ」しか弾かなくても自由。

ぬぁ、ぬぁんですとーーーーー!!!!!!
当時の私は心の中で叫びました「ちゃんとどう弾くか指定してくださいよ😭」と(笑)。
この動画で弾いているコードは全部「C」というコードです。
同じコードでもこんなに色々な弾き方ができちゃうのがコードの面白いところでもあるんです。

白い鍵盤を一つ抜かしでおさえてみよう。それがコードだ!

ここまでご覧になってみてどうでしょう?
「へぇ〜面白そう!」「コードと仲良くなってみたいな。」と思ったあなたはきっと才能があります。すぐに習得できますよ☺️

よ〜し!!!!!とやる気に満ちて、さっそくコードを片っ端から丸暗記しようとしているあなた、ちょっと待って!!それは挫折への第一歩かも?もちろん、そういうやり方が向いてる方もいるとは思うんですが、私のお勧めはまず弾いてみること。耳や感覚的な部分から入って興味が湧いて、それから理屈を学ぶと身につきやすいし何より楽しい♪だから挫折もしにくい。そう思うんです。

というわけで、もし近くに鍵盤があったらぜひ実際にコードをおさえてみましょう!まだコードの名前はわからなくていいので、白い鍵盤を一つ飛ばしに3つジャーンとおさえてみましょう。これがコードです。

どうですか?どんな響きがしましたか?
今度は全体的に一つずつ右にずれてまたジャーンとおさえてみましょう。(同じように白い鍵盤を一つ飛ばしに押さえる形になっているはずです。)

どうでしょう?さっきとはまた違う響きに感じませんか?
きれい、かっこいい、明るい、暗い、ふわっとしてる…その自分自身の感覚をぜひ大事にしてほしいんです。それは、本に書かれている感覚、他の人の感覚とは違って構いません。人の感覚は一人一人違って当然。あなた自身がそのコードの響きを聴いてどう感じたか、それをひとつひとつ丁寧にストックしていく。それが、この先アレンジをしたり伴奏づけをしたりするときにとてもとても役立ちます。

白い鍵盤を右にひとつずつズレてジャーンとおさえていくと、「ド」をルート(一番低い土台の音)にしたもの、「レ」をルートにしたもの…全部で7種類のコードを弾くことができます。そのひとつひとつの響きの違いをまずはじっくり味わってみてください。それが、コードマスター、伴奏マスターへの第一歩です!

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