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#5 稼げる勉強方法

しくじり課長のうたたねです。

私のnoteでは、これからの人生設計のために読んだ本を紹介し、そこから学んだことや考えたことなどを書き溜めていきます。

今回紹介する本は前回と同じく、馬渕磨理子著「収入10倍アップ高速勉強法」です。

2つ目の生涯学習として資産形成に興味を持った私ですが、資産形成に限らず、新しい学びに対する基本と専門性をどうすれば楽しく身に付けられるのか、そしてそれをどうすれば稼げる勉強へと変えていけるのかを考えてみたいと思います。

量をこなして質を高める

何事においても基本が大切ですが、特に新しいことにチャレンジする時には何から始めていいのか分からなくて、そこで行き詰まったり、思ったように進まなくて止めてしまったりする方も少なくないのではないでしょうか?

最初から体系的に基本的なことを効率的に学ぶ手段としては、専門書を読んだり、セミナーなどに参加したりということが考えられます。しかし、いきなり専門書に手を付けるのはハードルが高かったり、セミナーに参加するにしても費用がかかり過ぎたりということになりかねません。

そこで、最初は情報を収集するテーマを絞ってみましょう。

例えば、最近の経済ニュースを見ていると、アメリカや欧州の銀行破綻の動向が話題になっていますね。その動向によって円高になったり、円安になったりと日々円の価値が変動しています。また、株価もその影響を少なからず受けています。こういったホットな話題については、毎日のように新聞やニュースで取り上げられますし、YouTubeでも解説してくれている方がいますので、情報収集しやすいと思います。

そして、大事なことは「物事の本質を捉えること」です。

銀行破綻が相次いで起こる中、世界の銀行は事態を早急に収めるために破綻に陥る銀行の買収や市場へのドル供給を行っています。こういった施策によってリーマンショックの時のような世界全体が金融危機に陥るということを防ごうとしているわけですが、なぜそうなるのか?本当にその施策で金融不安は解消されるのか?ということまで考えてみましょう。

私自身も勉強を始めたばかりなので、正しく捉えられているかは自信ないですが、例えば以下のような感じです。

今回の銀行破綻はそもそもアメリカや欧州で行われている利上げが発端になっているようです。銀行は企業にお金を貸し出して、その利息で儲けているわけですが、利上げが継続的に行われていくと、お金を借りた企業は多くの利息を払う必要が出てくるので、資金繰りが厳しくなってきます。

そのような中、今回破綻に追い込まれた銀行はベンチャー企業を中心に融資をしており、そのベンチャー企業が資金繰りに困り、銀行に預けていた預金を一気に引き出し始めた。そうすると銀行の現金が急激に減り、今度は銀行の資金繰りが悪くなって破綻に追い込まれました。

おそらく同様の融資方法をとっている銀行は世界にたくさんあると思いますが、このような不安から世界中の銀行で預金が引き出され続けると、連鎖的に破綻に追い込まれる銀行が増える恐れが出てきます。私たちはリーマンショックの時の教訓がありますから、それを防ぐために早急に銀行の救済策が打ち出され、無用な預金の引き出しが行われないようにしたものと考えることができます。また、それでもなお不安が蔓延すると預金の引き出しが続く可能性があるので、預金不足にならないように世界の銀行が連携して市場にドルを供給すると宣言し、ドル不足に陥らないようにしますよと2重の安心材料を提示したのだと思われます。

ただ、これで金融不安が収まりきればいいのですが、アメリカも欧州も物価高を抑えるために継続的な利上げを行っています。利上げは経済を悪化させますし、銀行から資金融通も鈍る可能性が出てくるので、この米・欧州の利上げの動向次第でどうなるか分からないという緊張がまだ続いていると思われます。

こんな感じで、ニュースアプリやYouTubeからの情報だけでも今の銀行破綻から生じている金融不安のことを整理して書き出すことができます。点として得た情報を繋いで面として理解できれば、起こっている現象について論理的に説明することができます。その作業が得た情報から本質を捉えることになるのだと思います。また、そこに自分の考えや解釈を少しでもいいのでつけ加えることも大切です。それによって、情報を右から左へと単に横流ししているのではなく、情報が磨かれ、付加価値がついたものとなるので、自分独自の発信になってきます。そうすると、自ずと勉強やアウトプットの質も上がってきそうですよね。

推しの専門家を見つける

最初はテーマを絞ってもいいので、とにかく話題になっていることや興味・関心のあることについて、いろんな媒体から情報を集めて、それを整理して自分の言葉でアウトプットする。また、そこに自分の考えや解釈を付け加えてみる。

これを繰り返していくと、着実に基本が身に付いていくと思います。

ある程度基本が身に付いてくると、きっともっと専門的なことまで知りたいと思うようになるでしょう。こういった知的好奇心が湧いてくる瞬間が、学びの醍醐味ですからね。

そうした時におすすめなのが、「推しの専門家を見つける」ことだそうです。

小中高、大学とこれまでの学校での勉強方法が染み付いていると、専門書に手を出したくなりますが(それがダメという訳ではありません)、専門家の発言やレポートの方が、教科書的な専門性だけでなく、自分がテーマとしたことについてリアルタイムな情報と紐付けた解説が得られると思いますので、より自分が得たいこと、やりたいことに直結しやすいと考えられます。

もしあなたが経済学者になりたいということであれば、教科書的な専門性もたくさん身に付けないといけないですが、私のように経済のことを勉強して資産運用に役立てたいというような人は、学びたいこととやりたいことのベクトルが一致していることがとても重要です。

それを強く後押ししてくれる強い味方が「推しの専門家」というわけですね。

私の場合であれば、経済アナリストの馬渕磨理子さんは推しの専門家です。経済や資産形成について初心者である私に専門的なことを分かりやすく解説してくれる存在だからですね。その馬渕磨理子さんにも推しの専門家がいらっしゃるので、いずれは自分もそうした専門家の方からの情報を取り入れられるようにしたいなと思っています。

ここまでくれば、基本と専門性の両方を身に付け、それらをブラッシュアップしていく好循環が生まれそうなのが分かりますよね。

誰かのために勉強する

さて、いよいよ勉強したことを稼ぐ力に変えていく方法についてです。

稼ぐということは、誰かに何かしらの価値を提供しているということです。

例えば、会社員である私は技術者として労働力を会社に提供し、その対価として給与を得ています。そして、会社は社員の労働力によって生み出された商品を顧客に提供して、その対価を得ています。

このように労働力や商品が価値になっているわけですが、その価値は独自性や希少性が高いほど高くなります。

つまり、勉強したことに自分のオリジナリティを加えて誰かに提供できれば、それが稼ぐ力へと変わる可能性を秘めていると考えることができます。

勉強したことを稼ぐ力に変える簡単な方法としては、「書くこと」と「話すこと」だそうです。

どれだけ専門的なスキルがあっても、それを届けたい人にうまく届けることができなければ、そのスキルは価値として認められにくくなります。なので、伝えるための手段である「書くこと」と「話すこと」が大切になってくるんですね。

まだ私には誰かから対価を頂けるほどの専門的スキルはないですし、勉強したことをすぐには稼ぐ力に変えられませんが、自分の学びを誰かに提供することを意識しながらこうした執筆活動を続けていくことで、いずれ稼ぐ力に昇華させられるといいなと思っています。

本業+副業(ライター)+資産形成

この3つをうまく回すことができれば、本業が定年退職となってからも副業で生涯学習を続けながら、誰かのためにやりがいを持って収入が得られ、老後のお金の心配もなくなりそうです。

そんなことを夢見ながら、これからも自分の人生設計のために、いろんなことを学び、いろんなことにチャレンジしていきたいものです。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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