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旅先でのスターバックスコーヒー―『西村邸』のこと|旅のこと③

こんばんは。旅のこと3日目。今日は、ちょっと俗っぽい?ぼくの旅の楽しみのひとつです。

コーヒーの愛し方でも書きましたが、スターバックスコーヒー、好きです。

いま住んでいる奈良町には、センスと居心地のいいローカルのカフェがあるのでそんなに行かなくなりましたが、奈良に帰ってきて別のエリアに住んでいた頃は、本当にお世話になりました。
地方で、ああいった居心地のいい雰囲気をしっかり作ってくれるお店は、やはりまだ多くはありません。

そして旅先でスターバックスに行くのも、とても好きです。
いつも通りのドリンクと、いつもどおりの親切なパートナーさんと、いつもどおりの世界観がある。そのことに感動を覚えます。世界が地続きであることを感じるんですね。
ローカルなお店に行くのももちろん楽しいけど、空港や駅、公園にさりげなく溶け込んだスタバを見ると入ってみたくなって、「あぁ、いつもどおりスタバやなぁ」と安心する。しょうもないと思われるかもしれませんが、旅の楽しみの一つです。

大量生産/大量消費の一言で切って捨てることは簡単だけど、世界のどこでも同じことができる、というのはやはり並大抵のことではありません。自分が飲食の仕事をしていた頃、1店舗のオペレーションを整えることすらままならなかった経験が、そのすごさを一層強く感じさせます。
その上で―いろんな意見があるとは思いますが―信念を持って心を込めた商売をしていらっしゃると感じているので、ぼくは応援しています。たくさんあるグローバルなサービスの中でも、やはり1段違う気合を感じます。


地方のサービスや製品を語るとき「洗練されすぎてない感じが、地方っぽくていい!」という意見は根強い。その価値観も理解できないわけではないけど、地方で作る側がそれに甘えすぎてはいけないと思います。作り手の体温を感じられることと、世界観を磨くことを放棄するのは、まったく別の話だ。

地方でカフェをやるなら、せめてそのエリアのスターバックスには正面切って対抗できる心意気を持ってやりたい、とぼくは思ってしまいます。
もちろん100%同じ土俵に立とう―ましてや「スタバもどき」を作ろうという話ではないですよ。「オーストラリアはローカルのカフェ文化が強くてスタバが根付かない」という話、とても好きです。

JR奈良駅の前にも、昔使われていた旧駅舎の中にうまく溶け込んだスタバがあります。長旅の疲れを癒す1杯目は、ここで飲んでもらうのもいいかもしれません。もちろんそのあと、スタバに負けない素敵なお店をご案内しますので!

実はいま、西村邸とはまた別に、ローカルなカフェの立ち上げのお手伝いをしています。今週末オープンという佳境。どんなものになるか、楽しみにしていてください。

今日はこんなところで。ありがとうございました。明日も旅先での食について、話してみようかと思います。よければまた覗きに来てください。

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