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「フィンランド」に恋して。〜スキを集めてvol.5〜

みなさんには、「いつか暮らしてみたい」場所や国はありますか?

わたしにとっては、「フィンランド」です。
「フィンランド」は、なぜか行ったことはないけれど、「いつか暮らしてみたい」そんな場所でした。

そんなわたしが初めてフィンランドに足を踏み入れたのは、2019年の5月のこと。

 当時のわたしは「教育」や「幸福度」に興味があり、
どうして、フィンランドは幸福度が高いのか、教育の質が高いと言われているのかを知りたかった。
 そして、なぜか行ったこともないのに、「いつか暮らしてみたいな」と思っているふしぎな自分のきもちを確かめてみたかった

 あるとき、そんなわたしのきもちを叶えてくれるようなツアーを見つけて、これはきっと今なんだ!と迷わず申し込みました。


ところでみなさんは「フィンランド」と聞いて、何を思い浮かべますか?

ムーミン、森と湖、フィンランド、マリメッコ、幸福度が高い、福祉や教育が充実している、サウナ、かもめ食堂、税金が高い…などなど。



そうです、そうです、そのとおり!!!

そんなフィンランドに恋してしまったわたし。
今日は、わたしなりのときめきポイントで綴ってみたいと思います。


出発

まずは、フィンエアー。マリメッココラボなんです。かわいすぎる!
おともは「かもめ食堂」に出演されている片桐はいりさんの「わたしのマトカ」。
機内食はこんな感じ。紙コップやペーパーナプキンもマリメッコ。

マーケット

スーパーにはたくさんのムーミンが。国民的愛されキャラです。


青空の下にひろがるマーケット。マーケットってなんだかワクワクしますよね。
お野菜や果物が山積みにつまれていてこのまちに暮らす人たちの「くらし」が
ほんのすこし、かいま見えて感じられるのがなんだかいい。


初夏のフィンランドは新鮮とれたてベリーがたくさん。

図書館は、「みんなのリビングルーム」


一番、感動したのは図書館oodi
図書館は「みんなにとってのリビングルーム」なのだとか。
これだけで住みたくなります。(本好きにはたまらない空間)
室内にまで植物があるのも
なんだかフィンランドらしいなと思いました。
カフェもあって、飲食しながらゆっくり過ごせます。
外を眺めながら本をよめる席があったり
こどもたちに読み聞かせができるスペースがあったり
図書館なのに!?がたくさん。
ミシンもあるし
3Dプリンターやものづくりのものがたくさん!
これなんだと思いますか?
人間の心地よさを研究したうえでつくられているデザインや空間づくりは
フィンランドの素敵なところの一つだなと思いました。
こりゃあ、いつまでもいたくなっちゃうな…
心地よいのには理由があるんですね。

カフェで触れたフィンランドのあたたかさ

念願のシナモンロール。おっきい!いい香り。


ひとりで座っていたら、店員さんがお友達も一緒にどうぞ!と、
スノークのお嬢さんとスティンキーをつれてきてくれました。


ひとりでまちあるきするのが楽しいまち。
ときめきがいっぱい。

フィンランドのおうちにお邪魔して


サーモンスープ。トマトベースなのも、このおうちならではの味。
おもてなしが感じられるあたたかい時間でした。
「日本人はどうして忙しそうにするの?」という問いかけが心に残った。


おうちを好きなもので彩ること。
何年もかけてすこしずつ集めて、今の形があるのだそう。

最期について考える。

認知症の方が最期を迎える施設にもお邪魔した。
たとえ、記憶があいまいになっていても、
そのひとにはこれまで生きてきたストーリー、大事にしてきたものがある。
そして、それぞれに今の思いがある。
だれもが心地よくその人らしく過ごせるように、
ゆったりとそれぞれのペースで最期を迎えられる場所。
スタッフさんが「〜しなきゃ」ではなく、自分たちがしたいと思うことを大事にしてケアしているのを感じて、とてもきもちのいいあたたかい空気が流れていた。
「自分はどんな最期を迎えたいか?」を改めて考える機会をもらった。

倒れたままの椅子。
なぜですか?と聴いたところ、
「利用者さんがなにか思って倒したものだから。そのままにしているのよ。」とのこと。
自然体でそのひとがそのひとらしくいられることをここでも大事にされているのを感じた。

森でのくらし

朝の散歩。ひとりの時間が心地よい。しずかでおだやかな森の中を歩く。
鳥のさえずりが聴こえる。ひんやりとした朝の爽やかな空気が気持ちがいい。
ひとり、を楽しめるようになったのもフィンランドに行ったから。


フィンランドでのサウナ体験が忘れられない。裸で入るのがフィンランド式ということで
みんなでお風呂みたいにサウナに入る。お酒を飲むながら
ヴィヒタという白樺の枝を束ねたものを身体に叩く。
白樺の香りがサウナいっぱいに広がる。
もう、我慢の限界!となったタイミングでそれぞれに目の前の湖に飛び込む。
湖は冷たくてきゃ〜と思わず叫んでしまうけれど、
上がった後はすぅ〜と気持ちの良い爽やかさと清々しさが身体を包む。
そのまま、ぼんやりと岸辺で美しい湖を眺める。フィンランドの夏は夜になっても明るい。


「なにもしない」を初めて体感した。
ただ、ここにいる、それだけでいいんだな。となんだか
満たされた気持ちになった。
何かをすること(doing)ばかりに追われる日々。
でも、本当はただ、今、ここにいる(being)でいいんだ。
ふらふらとこころおもむくままに森を歩いていたら、
不思議とここにいたいなと思えるお気に入りの場所を見つけた。
そこから見える景色をパシャリ。

フィンランドのなにに、そんなにひかれるのか、
旅から帰ってきて、3年経った今もまだ、うまくことばにできない。

でも、わたしはフィンランドに足を運んでみて、
やっぱり、好き!のきもちが強くなったし、
この国にいつか住んでみたいと思うきもちがより確かなものになった。
本当はまだまだ語りたいことは尽きないのですが、一旦このへんで。

日本にいながらもフィンランドや北欧を感じるものには
つい、目がいってしまうし、
本棚には北欧に関する本がたくさんある。
そして、ときおり、シナモンロールを焼いて楽しんだりもする。
いつか、きっと。そんな夢をみながら
今日も、私はフィンランドに恋している。



生地が発酵してまんまるに大きくなるのをみるとうれしくなるし、
キッチンを包むシナモンとカルダモンの香りがしあわせ。
お友達と北欧カフェも何度か開かせてもらった。
スキを共有できるってとてもうれしい。
以前、北欧に関する本棚を作ってみたときのこと。
北欧に関する本がこんなにも。無意識に集めている我が家の本たちだけど、
やっぱり北欧に関するものが自然と集まってしまう。
大好きなchikaさんシリーズ。最近、ドラマも始まってうれしい。
好きなものを好きだと言おう。夢はいつかきっと叶うそんな勇気をこの本からもらった。
やっぱり、フィンランド。


おつきあいいただき、ありがとうございました。
また次のnoteでもお会いできましたら。

2022.10.15

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