I met the world.

2024.06.15.
たくさんの愛をうけとって日本を出発し、今日でちょうど1年が経った。
今日の想いを残しておきたくて、あふれてくるままにつづってみようと思います。
おつきあいいただけましたら。

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365日のわたし時間。

心温まるあったかいおもてなしにほっこり。

好きな人たちとおいしいものを囲む喜び。特別なことをするのではなく、
心を尽くし、時と場をともにする、きっとそれだけでいい。

デンマークはあいにくの雨模様。
お友達のサマーハウスに招待していただき、あたたかいおもてなしに甘え、
Hyggeなひとときを過ごさせてもらった。
ただただ、ゆっくり、みんなとおいしいものを囲みながらおしゃべりして
過ごして満たされていくのを感じながら。
そういえば、今日でちょうど日本を旅立って1年が経ったんだな〜と、ふと、思いだした。

ちょうど、一年前に書いているnoteのタイトルにもあるように、
「ことばになりきらないいろんなきもちを抱えながら」旅立ち、
半年間、ニュージーランドでワーキングホリデーをし、
もう半年はデンマークのフォルケホイスコーレに留学し、
その日々はまだ1年しか経っていないのかというくらい濃い時間と思い出でいっぱいで。

でも、まちがいなく言えるのは、
「この選択をしてよかった」ということ。
迷い、悩み、不安でいっぱいながらも、そのときそのときの自分のきもちに素直になって選んで進んできて、そのひとつひとつの選択のおかげで出会えた人たち、見えた景色、広がった視野や考えがあって、すべてが今のわたしにつながっていると思う。

仕事終わり、仕事の合間に海に行くのがルーティンだったNZ南島での働くと暮らし。
この海のうつくしさと広さに何度救われただろう。

南島キャンピングカー旅。本当に気持ちの良いお天気と美しい景色。
その美しさに感動でことばをなくす日々。

正直、自分がどのようにこの1年で変わったのかは自分ではよくわからなくてうまくことばにできないけれど、
間違いなく言えるのは"I met the world."

何度も空を越え、いろんな地に降り立った。

「平和」ってなんだろう。
わたしはそのためになにができるだろう。を日々考えるようになった。
ちいさな「世界」ともいえる学校で暮らし学びながら。

世界各地の素敵なひとたちと働き、ともにくらした。
「ひめはどうしたい？ It’s your life, all choice by yourself is the best.
follow your heart.」を問いかけ教えてもらった。
またヨーロッパでふたりに再会できたのもうれしかった。

旅しながら暮らす、しあわせ。
毎日朝起きて見える景色が変わる。
もっといろんな世界を旅したい。

世界にはまだまだ知らないだけで美しく素敵な景色がたくさん広がっている。
それらを「いつか」で終わらせず、自分の目で見て、耳で聞いて、五感で味わいたい。
だから、わたしは旅する。

日本で生まれ、日本に育ち、2ヶ月以上日本を離れたことがなかったわたし。
この1年間、自分の人生で実験してみてわかったことは
人生の中に自分の内側にたっぷり矢印を向けるひとときがあるということのゆたかさ。
わたしはきっとどこでも生きていけるな（ひとのご縁のおかげでもある）という自信。
海外で働き、暮らし、学ぶ日々の中で
世界にはいろんなひとたちがいて、いろんな考え方があって
いろんなあり方があって、
自分の無知さを確かめ、驚き、圧倒されながらも
そのどれもが素敵で美しくて。
世界は広くて、つながっている。ということ。

NZでexchange workした1週間。
お金ではないゆたかさとくらしをこのおうちではたくさん味わわせてもらった。
いつかこんなおうちにくらしたいなの妄想がふくらむ。

長い冬を越えて。

出会えてよかった、そう思える人たちが
世界各地にできた。
過ごした時間の長さではなく、ことばではなく、心とこころでつながれる。

同僚というよりは「なかま」という感じ。
世界各地からそれぞれのこれまでを置いてやってきて、
自分の母語ではないところで、働き暮らすという
チャレンジをする。
いくつものキセキが重ならないと今ここにわたしたちはともにいない。
でも、きっと出会うべくして出会っている気もする。
地球の裏側の人たちと今、ここをともにできる。
そんな経験ができたのもワーホリだから。

世界30カ国から集まった100人とともに暮らし学ぶ日々。
それはたくさんの「ちがい」との出会いの連続で
「わたし」に出会い直す時間でもあった。

IPC is magical place.

北欧にくらしてみたい、夢を叶えることができた。

なにかひとつかけても出会えなかったであろう経験と景色と出会いとつながりと。
それらどれもがかけがえなくて、愛おしくて。
周りの目を気にせず、「自分本位」になり、
たっぷり自分の内側に矢印を向けて、
わたしはどうしたい？
わたしは今、なにを感じている？を問いかける時間。
本当になににも代えられない、ぜいたくな時間と機会を得ることができたなと思う。
それができたのも、応援してくれる人たちがいたからで。
どのくらいことばをつくしても感謝をつたえられない。
ここで得たものをこれからどうやってみんなに、世界に返していけるかな。を
最近はぐるぐる考えている。

わたしにとっての「しあわせ」がみえてきた。

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これからのこと。

さて、ここからはこれからのことを。
正直まだきまっていないところも多いのだけれど、宣言も兼ねてここに開いてみることにします。

7月3日。
今いるフォルケホイスコーレを旅立ちます。
30カ国100人とともに6ヶ月過ごしたここIPCはわたしのHOMEになっていて
ここを離れるのも、みんなとまたね、と言い合い旅立つ瞬間がやってくることも正直、まだ想像もつかないのだけれど、
そのときがくるまでは、ここでみんなと過ごすひととき、一瞬一瞬を思う存分、味わいたいと思います。

そのあとは、2ヶ月半ほど、ヨーロッパを旅する予定。
ヨーロッパを旅するのはわたしのbucket listの一つだったので、ついにその夢が叶えられることがうれしくて楽しみでどきどき。
（もちろんちょっぴりの不安も大丈夫かなも尽きないけれど…頼もしい旅の仲間たちがいるのできっと素敵な時間になること間違いないと思っている。）

7月は🇵🇱のアウシュビッツにはじまり、
東欧🇦🇹🇭🇷🇨🇿
バルト三国🇱🇻🇱🇹🇪🇪
北欧🇳🇴🇸🇪🇫🇮🇮🇸をぐるりとめぐります。

8月にはパートナーとともにexchange workをしながら
ふたりで海外に暮らしてみるを実験します。
これからどこでなにをして生きていくのか、ふたりで実験しながら考えるそんな時間になったらいいなと思っています。

その後、9月は教育ツアーということで
🇫🇷🇧🇪フレネ
🇳🇱イエナ
🇩🇪ミニミュンヘン、シュタイナー
🇮🇹レッジョエミリア
を中心に教育施設・機関をめぐりながら教育とわたしのこれからを改めて学び、深め考える時間にしたいなと思っています。
（みなさんのここ行ったらいいよ！ここおすすめ！があればぜひ教えてください）

この1年間は教育以外のことにも関わりたい、学びたいと思って過ごしてきましたが、結局行き着くところは、教育に関することで。
やっぱりわたしの興味関心は「教育」なんだな、と。
それをたしかめられたのもまたこの1年の旅で得たものな気がします。

わたしはひとがすきで。
ひととともに学びあうこと、くらしをともにすることがすきで。
それらすべてをごちゃまぜにできるのが「フォルケホイスコーレ」という学び舎なのだと思います。
仮説は更新されていくと思うのですが、きっとこれが今、わたしが自分の人生の時間とエネルギーをかけてやりたいこと。

この1年かけて湧いてきたこういうのがやりたいな、あったらいいなをちゃんと形にすべく、いろんなところを自分の足で歩いて、自分の目で見て、耳で聴いて、肌で触れて、そうやって世界をめぐって得てきたカケラたちを集めて、これからにつなげていきたい。
たっぷり吸収して学びたい。
ここからの半年はこれからへの種まきと準備期間にしたい。そう思います。

9月末からはパートナーの母国、アメリカでしばらく暮らします。
日本に帰国する日はまだ未定ですが、会いたい人たち、行きたいところ、食べたいものとにかくたくさんあるので、決まり次第すぐお知らせします。

そして、もうひとつ、宣言を。
この1年半の世界を旅し、世界に出会い、学び、心動かされたかけがえのない日々は、きっとわたしのこれまでこれからをつなぐ大きなトランジションだと思っています。
だからこそ、今、この瞬間感じている想いひとつひとつを忘れないように残しておきたい。
自分の中で留めておくだけではなく、開いて、みんなとともに考えたり、学び合えたらいい。
応援してくれたひとたちになにかのかたちで感謝を伝えたい。
そんな思いから２つのことをやってみようと思います。
（どきどき。）

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ひとつめは、ZINEをつくります。
「いつか、本を書きたい」
前回のnoteにも書きましたが、これまたわたしのbucket listのひとつ。
デンマークにいる間に、２冊の素敵なZINEを読みました。
（日本からもってきてくれた友達に感謝。）
ふたりのZINEを読んで、感動し、わたしもこの旅がおわったら本を書きたいな、という想いが湧いてきました。
今のわたしにしかつづれないことばがある、そんな気がして。
この旅のなかでみてきたもの、感じてきたものをつめこんだ１冊をつくり、みなさんに届けることでそれを読んでくださったみなさんとおしゃべりしたり、いっしょに考えるきっかけになればなと思います。

ふたつめは、帰国後、報告会とおひさしぶりの再会を兼ねたトークイベントを開催します。
会いたい人に会いにいく旅をしながらその旅先でわたしのこの1年半の日々をおしゃべりできたらと思います。
みなさんとおしゃべりする中できっとわたしがこの1年半の中で学び、見て、感じてきたものがよりクリアに、カタチになるのではと思っていて、みなさんとおしゃべりしながら妄想を広げ、企むきっかけになればとも思います。
うちのまちおいでよ〜、のお声かけもうれしいです。

最後に。
このふたつのわたしのチャレンジに先行投資してくださる方を募集したいと思います。

一つめのZINE（予約）は1冊 1500円〜（＋α）
二つめのトークイベント（予約）は参加費 2000円〜（＋α）

＋αの部分はみなさんがそれぞれ投資したいと思った金額をつけていただければと思います。

このふたつで集めたお金はZINE制作費と7月からのヨーロッパ学びの旅の資金に使いたいと思います。

円安の影響が大きく、なるべくたくさんの国を自分の足で訪れ、目で見て、聴いて学びたいと思っているのですが、お金の不安が尽きない….というのが正直なところ。
それでも、きっと今しかできない旅、今のわたししか感じられないものがある、と思うので、できうるかぎりのことはしてみたい。

いろいろな形を考える中で、先行投資していただくことでこの旅がわたしだけのものではなく、旅のおわりに学びや経験をシェアする、伝えたい人がいることを意識した旅になるし、私の旅と学びをつづける、それらの学びを深めるためのつよいモチベーションになるなと思い、この形をとることにしました。

ZINE制作費と旅の資金を上回る金額が集まった場合は、わたしのふるさとである石川県で2024年に起きた能登半島沖地震の復興支援として、もしくはIPCで出会ったウクライナの子を介し、世界が1日でも早く平和に近づくような支援としてドネーションしたいと思います。

 2023年の最後の日はドイツで。
この数時間後に、石川県で地震が起きたことを知り、
離れていて家族や友達に連絡をとり、NEWSで現地の様子追うしかできず、
何もできない自分に、なんともいえないきもちになった。

2024年のnewsの中にふるさとで起きたことをどうしても残したかった。

ベルリンの壁をみながら平和に想いをはせた大晦日。

どこか遠い国で起きていることに感じていたウクライナでの出来事がIPCにきて「自分ごと」に近づいた。
ウクライナの子達の勇気あるシェアを聴き、わたしはなにができるんだろうを考える日々。
NEWSでみる世界でのさまざまなできごとはIPCにいるとすぐとなりのだれかのことで。
いかに自分が世界に目を向けられていなかったか、その余白がなかったかを感じる日々。

というのも、自分の持っているものをどう使うかということをこの1年半の中で考えるようになったからでもあります。
自分の持っているものとは、ものだけではなく、時間の使い方でもあり、お金の使い方でもあり、自分の知識や経験の使い方でもあり、それらを自分の中だけで留めず、だれかのため、世界のために、開いて、循環させることでちいさくも大きな一歩につながる、それが世界をよりよくするために今のわたしにできることなのかもと思うようになりました。
知るだけではなく、ちいさくてもできるアクションをしていくこと。
この２つのチャレンジの中でできればと思います。
この想いに共感してくれて、先行投資にお力を貸してくださる方には個別にメッセージで送金先をお送りさせていただければと思います。
もし、応援してもいいなと思った方がいらっしゃいましたら、ぜひお願いできれば大変ありがたいです…!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

「しあわせだな〜」と思う瞬間がとにかく多かった1年だったと思う。
それはきっと自分の想いに素直になり、まっすぐ向き合ってきたからだとも思う。
わたしを満たせるのはわたし。
自分をしあわせにすること、満たすことで
余白や余裕が生まれ、他者に心がつかえるようになるのだと思う。
「わたし」をたいせつにできていますか？

ちょうど1年前の今日みた景色。NZオークランドにて。