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食事をすることの大切さ

現在アラサーで、今年三十路を迎える者である。三十路になったときは、もっとちゃんとしていると思っていたし、結婚もしていると思っていたが、現実は考えていたものと違っていた。

現在、実家暮らしである。母と私、猫2匹と一緒に暮らしている。ちなみに父は、私が高校3年生の頃に離婚した。それもあり母は、今も懸命に仕事を続けている。「辞めたい」と言いながらも、生きるために働いている。

恥ずかしながら、これまで私はずっと母に何もかも任せっきりでいた。お弁当に夜ご飯、食器洗い、掃除に洗濯などなど。母はほとんど文句を言わずに家事をしていてくれていたので、当たり前のように甘えていた。

しかし、私がフリーランスになって家で働くようになってから「私は外で仕事しているんだから、少しは家事やってよ」と言われた。私だって遊んでいるわけじゃないんだがと少しイラついたが、母の言い分はもっともだった。

まず、母の通勤の往復時間は90分~2時間くらい。それも経て食事を作り、今では老猫である2匹の点滴までしなければいけない。言われて気づいたのは問題かもしれないが、反省した私は今では母が出勤するときには夜ご飯と食器洗いをするようになった。後は猫のエサやりなど様子見。

料理は特に苦手だったが、こうして続けてみると、前よりは苦手意識が減った。上手であるかは置いておいて、キュウリとトマトは当たり前に切れるし(今までそれすら苦手意識があった)ルーがあればシチューもカレーも作れる。他に焼きそばやトマトスパゲティなど、どれも簡単なものばかりだが、レシピを見ればあまり躊躇せずに作れるようになった。今までは面倒で腰が上がらない日がほとんどだったが、慣れてしまえば問題はない。

食べることは生きること。食事をとらなければ、簡単な仕事も捗らない。在宅ワークになり、自分で作らなければ食事が出て来ない状況になってから、ようやく食事をとることの大切さを知った。

ずっと母に甘えてばかりだ。いつか、絶対に恩返しできるようにならなければと思う。

亀スピードではあるが、少しずつ成長していこう。

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