空に啼く「希望」の声|美空ひばりさん
今日のnoteは、日本人の声の魅力について書きたいと思います。と言いますのも数ヶ月前、声の魅力を紹介する新しいマガジンを始めます!とお伝えしてから、教室の準備を優先していて全然更新できなかったので、今頃になってようやく着手したという次第です🙇♀️
さて、日本人の声・歌声の魅力について書き綴るこのマガジンの名前は「鈴の音(ね)」です。美しい音色、うっとりする様子を表現しました。見出し画像もJAPAN🇯🇵🎍🌸な雰囲気にしています。
第一回目の今日は、美空ひばりさんです。一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
お嬢こと、美空ひばりさん。歌や音楽に詳しくないという方でも、「子どもの頃テレビで観てすごいと思った」とおっしゃる方もいるくらい。
私が小学校に上がった頃、美空ひばりさんがお亡くなりになり、周りの大人たちが「美空ひばりが亡くなった!」と大騒ぎしていたのを覚えています。子どもながらにも、大変なことが起きたんだと理解できました。今思えば、自分が生きた美空ひばりさんの歌声を聞いていたなんて、すごいことだなと思います。
大人になってからでした。美空ひばりさんの歌声をちゃんと聞き始めたのは。初めて感動したのは、彼女の歌う「A列車で行こう」です。アドリブのところから、身体中にぶわ~っと電気が走るかのような衝撃を受けました。喉が自由自在とはこのことを言うのですね。うわー!!!これはすごーい!!!✨ヲタクは歓喜して狂わされましたとさ😇🙏✨
▼ 私が狂った「A列車で行こう」です
この時代の日本人は、堂々としていたなあと思うのです。今みたいに「声」を出すことにビクビクしていないし、芸能そのものを心から楽しんでいる。その在り方は、神社の境内でお囃子を楽しんだり、みんなで盆踊りを楽しんでいるかのようです。
上も下もなく、みんなで仲良くしている。みんなが笑顔になるために。だから芸能は心をひとつにするし、土地も人も豊かになるし、強くなるんです。誰が踊っても、誰が笛を吹いてもいい。フラットな心で、そこに居ることを許し合っている。
私がこうして古い日本の歌を推すのは、そこに日本人の強い心があるからです。繊細な情緒と強い心が「声」に乗っていて、ああ~素晴らしいなと感動するんです。私は私の心が感動している。だからこうしてnoteに書いています。
美空ひばりさんの小さい頃の歌声も、私は大好きです。「東京キッド」や「りんご追分」「憧れのハワイ航路」なとは有名ですが、私のお気に入りはアイルランド民謡の「庭の千草」です。映画『泣きぬれた人形』の中で歌われています。
▼ 0分57秒頃から「庭の千草」が聞けます
聞く人を元気にして、楽しい気持ちにしてくれる美空ひばりさんの「声」。余計なパフォーマンスなんて必要ありません。歌声に耳を傾けているだけで、心が健全な明るさを取り戻し、元気になれる、笑顔になれる、前を向ける―「希望」のような「声」です。
▼ マガジン「鈴の音」について
▼ 美空ひばりさんの高い技術については、以前もnoteで書かせていただきました
▼ これは私が歌う「憧れのハワイ航路」🌺ぽちっと聞いてみてね🥳
一緒に「声」の持つパワー、潜在する魅力に喜びませんか!☺️🎤
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