自由は、作るもの。な話

昔から自由な人がずっと羨ましかった。

子供の頃から病気がちで、
自分という存在が信用できなかったし、
両親も厳しい教育をする面があって
「常識」というものを徹底的に教えられた。
というより、
「普通であれ」と教わってきた。

だから教室に1人は居た、
自由で伸び伸びと
なんでもやっちゃうタイプの人とか
人の目線も気にさず生きちゃう人とか
無鉄砲で、自分の言葉を躊躇わず
発しちゃうような人達が心底羨ましかった。

自分には無い物だと思って生きてきた。

だけど、最近クリエイティブな人達と
関わってみて分かった事がある。

どうやらその人達から見ると
私も自由な人間に見えるらしい。
そしてまた、
その人達も自分の
不自由さにもがいているらしい。
ということ

そりゃそうだ。
なんて盲点だったんだろう。

誰だって産まれた瞬間
誰かの手によって救われ、
産んでもらったという呪縛が付き纏い、
様々な人の思考がスポンジの様に刷り込まれ
個々の境遇を手にする。

それを避ける事は出来ない。

人はきっと産まれた瞬間に
不自由さを与えられている。

だから模索するんだな
自分らしさとか、
自分の言葉を発信する方法とか
どうやって生きたいのかとか
今日は好きな人をデートに誘ってみようとか。

そういう小さい小さい1歩に
自由が付き纏ってる。

あの羨ましかった人達も自由だったんじゃない
他の人よりも自由になる
方法を知ってただけだったんだ。

世の中は決して平等じゃない。
だけど、誰だって自由は作れる。
いや、自由は自分で
見つけるものだったんだなって。

だからもし、過去の自分に出会えるのなら
自由は作るものだったんだよって伝えてあげたい。

自由を見つけた今日この頃の話。

眠飴(nemui)