8月におすすめの本

読み終わった時に思わず「すごい..」と呟いてしまった。戦後の日本だからこその推理小説。全て納得？してもまたすぐに読みたくなる。この暑い夏に、8月を体感しつつ読んで欲しい。特に今の若者たちに！笑　戦後の話でも現代とリンクする気持ちを味わってほしい。

この時代の高校生たちの柔軟さ、背負っている悲しみの大きさ、素直さ、大人に翻弄されるけれど折れない強さを感じた。本当はいつの時代もそうなのだろう。

作者の辻真先さんはなんと91歳‼まさに自分が若者だった頃を舞台にしている。主人公のモデルは自分なのかもしれない。壮絶な経験があったから、訴えたい情熱が今もなお小説にみなぎっている。文章を読んでいると、若いままの作者が作品を書いているよう。年齢を忘れさせる。本当に面白いので他の作品もおすすめします！