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劇団四季 『アラジン』 を鑑賞して

劇団四季のイメージといえば!!

「心配ないさあああーーー!!」

こちら大西ライオンさん🔽(1分53秒だけ見てください🤣)


大西ライオンしか知らずにこの歳を迎えてしまいました。
歌い手の奏流(soul)でございます。申し訳ございません🙇

ついに、36歳にして四季デビューしました!!

初めての四季は「アラジン」!!
なかなかのお値段(約1万3千円)でしたが、
お値段以上の素晴らしいショーでした😭

私、ミュージカルを勘違いしていました😂
もっと、わざとらしい言い回しの口調なのかと
思ったら全然なんですね。

「ディラン…マッケイだ」や劇団ひとりさんの
誇張されたミュージカルの印象が強くて🤣

口調のイメージとしては、一般的な会話口調と
誇張した会話口調の間くらいの口調かつ、

ドでかい地声!!

発声練習をされているのがしっかりとわかり、
とにかく地声の響きが良かった〜✨まさに、
その方の地声のボリュームを大きくし、
歌声を乗せている感じでした。

「アラジン」の主役はもちろんアラジン!
アラジンとジャスミンの
ホール・ニュー・ワールド
よかったです🙏

しかし!!

この演目の場合、やはり気になる役は

ランプの魔人🧞「ジーニー」!!

山寺宏一さんの「ジーニー」で慣れている私に
とって
「映画のジーニーみたいな感じは無理でしょう。
さすがに山ちゃんは…」と思っていた私!!

いよいよジーニーの登場!?

お手並拝見と…

「ジーーーニーーーだよーーー!!」
(ドドーーーンッ)←背後にジョジョのやつ🤣

第一声で会場中を掴む

ディーーープ!!インパクトッッ!!

何、この人ー凄すぎるーーー🤣🤣🤣!?
山ちゃん並みのジーニーだわ。すげえや。
かっこよすぎる。。


推します。推させてください。

とにかくジーニー役の「阿久津陽一郎」さん…
レベルが違いました😂🔽7分25秒〜動画へ🙏


以下、鑑賞時の感想です。

まず、発声の際、一切、力みがないんです。
口腔内も一定で大きい。首、肩周りの筋肉も張る
ことがない。声量もダンスをしていながら、
最後まで変わることのない大きさ。

ここで奏流は考えました💡

『阿久津さんになぜここまで惹かれたのか?』

私の中で一つの答えが出ました!!

これ、能の研修会で能役者さんに質問して、
答え聞いたけど、よくわからなかったやつだ!!

ー 能の研修会 ー

私:「伝統芸能を演じる上で意識または大切に
  されていることは何でしょうか?」

能役者:「自分を出さないこと。
  役に徹すること。癖を出さないこと。
  先輩や師匠から伝えられた通りに役を
  演じること。そこに個性は出る。

私:「勉強になりました。」


阿久津さんを見て、確信しました!!

『ああ、これだわ。』

阿久津さんは誰がなんと言おうと、完全に
「ジーニー」
でした。歌や演技にクセなども
一切、出さず
に「ジーニー」でした。しかし、
その演技から溢れ出る「阿久津陽一郎
という俳優そのものの圧倒的個性!!

ジーニーが派手な役だからではないのです。

これが「個性」だと実感しました。

そして、カッコつけないことがカッコいい😭

私の解釈ですが、芸事を極めることに
「癖」は一切いらないと改めて実感しました。

これを歌に昇華させると歌にも癖は必要ない

私の発声の癖としては、音の立ち上がりが遅い
これが癖に繋がっているため、現在、修正中。
あと、音のアタックが強いところ。あとは…etc

たまに、入れるエッセンスとして癖を意識的に
入れることは思いますが💦

あくまで、私が目指す「歌」の考え方なので
皆様と考えが異なるかもしれませんが、
少なくとも能の世界や芸の世界では、
この考え方で良いのだと思いました。


「アラジン」全体の感想ですが、

素敵な俳優、女優さんたちはもちろん
ですが、演目の流れもしっかりしていました。

「陽」の中の「陰」の流れもある。
(アラジンがジャスミンに嘘をついていた
ことを悔やむシーン)

だから、長時間鑑賞していても飽きないし、
バランスがいい!!

今回は「陽」の作品を鑑賞できたので、
次回の四季は、「ノートルダムの鐘」
(陰の作品)を鑑賞したい😊

おそらく、「陰」の中の「陽」がとても
光る作品なんだろうなと今からワクワク
しています。

今週も最後までご覧頂き
ありがとうございました。


インプットが足りないため、来週の投稿は
お休みします。次回、12月7日(水)。

よろしければ、またご覧になってください😊


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