見出し画像

イギリス旅行記-スコットランド・湖水地方を中心に④-

 夏休みを利用してスコットランド、湖水地方を中心にイギリス旅行をしました。現地発着ツアーで出会った人々との語らい、トラブル、ハプニングに遭った際にサポートしてくれた人、そんな人たちを想いながら、イギリス旅行記の様子を皆様にご紹介しています。4回目の今回は湖水地方の観光記となります。(1回目2回目3回目


湖水地方

 今回の湖水地方も現地発着ツアーを利用して、ウィンダミアを拠点にグラスミア、ケズウィックなどを訪れました。今回利用したツアーは以下のHPの会社になります。

Ten Lakes Spectacular | Mountain Goat (mountain-goat.com)

グラスミア

 ここにはワーズワースの墓を管理するオズワルド教会があるほか、1854年に創業したジンジャーブレッドを販売しているお店があります。ジンジャーブレッドの周囲はジンジャーのいい香りが漂っており、何人かの方はジンジャーブレッドを購入していました。しかし、私は別のことを考えていました。

セイラ・ネイソンのジンジャーブレッド
ワーズワースの詩が刻まれた碑

 今回の旅行の3日目に寒波が到来しており、滞在先であるグラスゴーのホテルを出たときには、街の温度計は10度を記録していました。これは東京だと11月頃の気温となります。防寒具をスーツケースに入れていたのですが、今回の旅行ではロストバッゲージに遭ったために防寒具を着用することができず、2日目の休息所でパーカーを購入して、下に長袖を重ね着していたのですが、それでも寒くて仕方がありませんでした。

 そのため、グラスミアの近くにあるお土産屋さんで防寒具らしきものを売っているところを見つけ、店員さんに寒いので何か防寒にいい服はないかと訊ねて暖かそうな服を買ったという事が一番印象に残っています。私が利用したツアーでは時間がなかったので立ち寄れなかったのですが、ワーズワースに関する博物館もあります。イギリス文学やワーズワースに興味がおありの方は一度訪ねられるのもいいかもしれません。

ダウ・コテージ&ワーズワース博物館

Home - Wordsworth Grasmere

ケズウィック

 鉄道駅としての湖水地方の拠点はウィンダミアになりますが、湖水地方の中心都市はケズウィックとなります。実際のこの街はウィンダミアよりも街としての機能が充実しており、昼食休憩はこの街で取りました。ここでは街の中心であるマーケット・プレイスの周辺を散策しました。

 ある程度の規模を備えた街なので、必要最低限の日用品や土産物を販売しており、私はこの街の薬局店で飛行機の酔い止め薬を買いました。実は、エジンバラでも酔い止めを買おうとしたのですが、イギリスでは医師か薬剤師の処方箋がないと酔い止めを買うことができないようで、エジンバラの薬局店では医師、薬剤師がいないため販売できないと言われました。ケズウィックでは幸いにして薬剤師のいる薬局店を見つけられたため、そこで酔い止め薬を購入できたという次第です。海外でも常備薬を購入しようと思えばできるのでしょうが、このように日本とは状況が違うのでやはり日本であらかじめ必要な薬は購入したほうがよさそうです。

ケズウィックの中央広場

キャッスリング・ストーンサークル

 ケズウィックの中心地から30分ほど歩いたところにストーンヘンジの小型版のストーン・サークルがあります。私は数年前にロンドンを中心に旅行をした際ストーンヘンジに行ったので、ストーンヘンジと比べてしまいました。こちらのストーン・サークルも観光の名所のためか、近くにはアイスクリームを販売する移動式のお店がありました。

キャッスリング・サークルストーン

湖水地方の写真

 湖水地方を巡った際の写真をこちらに掲げます。静かさと美しさを感じさせる風景となっています。

湖水地方は美しいことは間違いないのですが、山に木々が日本のように生い茂っておらず、草原が山にあるという感じでした。ドライバー兼ガイドさんになぜ木があまりないのかを訊いたところ、山の斜面が急なために木などの植物が生えにくい構造になっているとのことでした。私は気候や風土の違いから植生が違うというのもあるのかもしれないとは思ったので、日本の山の植林状況も踏まえそのことにも触れたのですが、やはり答えは同じでした。

 ただ、近隣の中国、韓国でもあまり日本のように山にあまり木は見当たらないので、むしろ日本の山における木の多さが特殊なのかもしれません。ラワン、チークなどの輸入で日本の林業がうまくいっていないと聞きますが、杉の木が多いことを考慮すると日本の山にある木は人工的な要素もあるのかもしれません。

現地発ツアーでの語らい③

 グラスミアの箇所で触れたように、エジンバラ、湖水地方は寒かったのですが、湖水地方のツアー客で半袖一枚で平気な人がいました。寒くないですかと訊ねたのですが、寒いと感じるが大丈夫とのことでした。私の場合、暑い日本から夏でも寒いくらいのスコットランド、湖水地方に来たため体調がおかしくなっていたのかもしれません。

 ちなみにその方は年配の方だったのですが、腕に入れ墨をしていました。ドライバー兼ガイドさんに入れ墨の状況を訊ねたら女性でも入れ墨をすることがあり、イギリスではどこにでもそういう人はいると笑いながら語っていました。欧米人は入れ墨に抵抗がないとは知っていましたが、年配の方でしている人がいたのにはちょっと驚きました。

私、宴は終わったがは、皆様の叱咤激励なくしてコラム・エッセーはないと考えています。どうかよろしくご支援のほどお願い申し上げます。





サポートいただいたお金については、noteの記事の質を高めるための文献費などに使わせていただきたくよろしくお願い申し上げます。