退院してもいいよ、身体はね

2000年8月

「生理がきました」と医師に伝えたら、

医師「退院してもいいよ。身体はね」といわれた。


入院してから2ヶ月。立ち眩みの原因であった貧血は改善された。

睡眠・食事・休息もしっかり取れるようになった。


退院できない理由は頭?心?


ノートに何度も書かれているのは「私は病気?」という言葉。

「心因反応」という診断だが、病気である自覚は無い。

ただ自然に、錯乱妄想状態に至ってしまった。


結果からいって、自分の「限界を超えた」らしいが、限界ラインがどこにあったのか、振り返っても見えるわけがない。

「正常」と「正常でない」を隔てる壁は観察する人がつくる。

社会の秩序を維持するために、安心を得るために、、、


退院するためには、私はその「正常」の範囲内に自分をコントロールして、押し込めておけるように、ならないといけない。

窮屈だ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?