見立て 【超短編小説】

「BLだって恋愛ですよ。根底にナルシシズムが蟠るのは恋愛だから当たり前なんです。男女間だってビリっと電波が走るのは相手のどこかに自分の核心を見立てることに成功したということなんですから。」
 老紳士はそう言い終わって埠頭の少年に視線を戻した。彼の言う「見立て」が成立していた。

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