【詩】ほんの一歩


ほんの一歩が大きくて
飲み込んでしまう言葉の行方

交われない気持ちには
寂しさが纏わりつく

思ったままに笑えなくて
いつしか静かな笑顔に慣れて

気付けば隣人がとても遠い

人の中に沈むほどに
一人になって

守る心も孤独では
何を守ると言うのだろう

ほんの一歩が遠すぎて
一人歩きばかりが上手くなる





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