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団員の1日

 あっという間に夏が過ぎ、11月に入っていよいよ秋も深まったこの頃、私たちぺるあんの、11月18日・19日・20日と三日間に渡ってお届けする駒場祭演奏会に向けた準備も、いよいよ大詰めを迎えています。
 ぺるあんの団員たちは、一つの演奏会を成功させるために、学業の合間を縫って日々練習や係の仕事をこなしています。今回は、演奏会準備に奔走する後輩たちを見守るぺるあん最高学年の団員が、演奏会準備期間の団員たちの日常をお教えします。



 今のぺるあん団員は、みな大学生!(かつて社会人がいたこともありますが…)ということで、今回は、ぺるあん団員の「大学生としての姿」に焦点を当ててみたいと思います。

 みなそれぞれ、学業やバイト、他のサークル活動などをこなしながら、ぺるあんの練習に参加しています。
 演奏会前、団員たちは1日1日をどう過ごしているのでしょうか。今年の3月〜4月、スプリングコンサートに向けた準備期間を例に取って、団員にアンケートを取ってみました。

*以下、2022年4月時点での状況をお伝えしています。

1. 団員の1日

1-1. 平日

 まず、平日の過ごし方から見ていきましょう。
 一人目は、五月祭演奏会で3曲も出番があった、ビブラフォンが大好きな2年生のAさん。高校の時からぺるあんへの入団を検討していたとか。
 日々の授業をこなしながら、ぺるあんでは演奏から運営まで大活躍。他の音楽系サークルと兼サーしながらバイトもこなす敏腕東大生です。
 そんなAさんの、平日(スプリングコンサート直前期)のスケジュールはこんな感じ。

現在は課外活動の制限も緩和されてきて、団室での個人練習ができるようになっています。Aさんは駒場キャンパスで授業を受けていたので、授業前後の空き時間を活用して練習に励んでいたようです!
 ちなみに、「動画のサムネイル作成」とあるのは、スプリングコンサートの配信が始まる前にYouTubeの画面に表示されている画像のことです。
(スプリングコンサートのサムネイルはこれ↓↓↓)

春らしさを感じさせる素敵なデザインですね。真ん中にゴーフルみたいなモチーフがあって美味しそうです。

さて、続いて紹介するのは、ぺるあん3年目のベテラン、BさんとCさんの1日です。
 二人は東京大学の3年生です。本郷キャンパスで授業を受けた後、昼過ぎに駒場まで移動して練習をしていたようです。さすがですね。(本郷から駒場までは約1時間。)
 この2人、どうも意気投合したらしく、よく一緒に遊びに行ったり2人で協力して編曲したりしているみたいです。仲間がいるから頑張れる、のかもしれません。

 演奏会が近づいてくると、司会原稿の作成やSNSの投稿など、細かな仕事が増えてきます。これも演奏会準備の一環。団員で分担して仕事を進めます。
 団室は個人練習のために利用することが多いですが、平日の空き時間にちょっとした作業をするのにも快適なようです。団室をより過ごしやすい場所にするべく、クッションも導入されたとかなんとか…(まだ私は見たことないですが)。

1-2. 休日

 今度は休日です。先ほどのAさんに再び登場してもらいましょう。午前中にスタジオで合わせ練習がある日は、こんな感じで過ごしていたようです。

 午前の合わせ練習が終わった後、授業の課題や勉強をしたり、他サークルの活動に参加したりする人もいます。練習があると休日の朝も早く起きることができていいですね。(眠いこともあるけど。)
 また、演奏会が近くなると、午前と午後で練習をはしごする人もいます。次に紹介するBさんの場合、動画撮影も担当しているので、午前:練習→午後:撮影→夜:練習、とドタバタな1日もあったようです。(もちろんこんなに忙しいのは直前期だけ!)

 どうしても休日の方がアンサンブルメンバーの予定を合わせやすいので、演奏会直前の休日は練習が多くなる傾向にあります。出演する曲が多いと、直前の休日が大変です…。

参考:練習回数
 演奏会の約2ヶ月前から練習を始めます。1曲あたり3〜4回ほど合奏を行うので、単純計算で、2曲参加だと週に1回、1曲参加だと2週間に1回くらいのペースで練習が入ります。メンバーで日程調整をするので一概には言えませんが、だいたいの目安として、このくらいです。

2. 学業・兼サー・バイト事情

2-1. 学業

 こちらは、東京大学の後期課程で教養学部に進学したαさんの授業コマ数です。αさんは3年生ですが、教養学部に所属しているので主に駒場キャンパスで授業を受けています。
 1週間のコマ数は合計12コマとそこそこ多いですが、曜日によっては1コマか2コマしかない日もあるようです。賢い履修の組み方ですね。

αさんは、コンスタントに仕事のある総務や渉外を担当していますが、空きコマを利用した作業も捗りそうです。

 続いては、農学部の3年生、βさん。

 お、多い、ですね…
 βさんは農学部の授業以外にも他学部履修(他学部の授業を受けること)をしているそうです。充実した大学生活ですね。
 ぺるあんでは広報チーフを務めていて、広報の仕事はたくさんこなしていますが、この時期のスプリングコンサートで演奏したのは1曲のみ。1,2年生の頃は何曲も演奏に参加していましたが、自分の忙しさに合わせて演奏する曲数を調整しています。

 最後に紹介するのは、学芸大学に通う2年生のγさん。1週間で合計10コマ。多すぎず少なすぎず、良い感じですね。教職を取るための勉強を続けながら、他の吹奏楽サークルなどにも所属しているようです。ぺるあんでは直近の演奏会で司会原稿を考えてくれていました。


2-2. 兼サー

 現在、ほとんどの団員がぺるあん以外にも別のサークルに入っています。兼サー先は様々ですが、音楽系サークルと兼サーしている人が多いです。
 中学や高校で吹奏楽の打楽器をやっていて、そのまま大学でも吹奏楽の打楽器を続ける、というパターン、そこそこいます(2年生以上の団員13人中5人)。吹奏楽以外だと、オーケストラ、アカペラバンドサークル、ジャズ研、エレクトーンクラブなどに所属している人がいます。
 音楽系以外だと、FairWind(地方高校生の進路実現を支援している団体)やラジオのサークルなどの文化系サークルで活動している人がいます。また、ボートを漕いでいる現役運動部員もいます!

 兼サー先で重役についている人もいれば、兼サー先では幽霊になっている人もいます。兼サー先でもぺるあんと同じくらい活動している人と、ぺるあんでの活動をメインにしている人が、半々くらいです。

 ちなみに、東大のサークルはどこも新歓期・五月祭前・駒場祭前が忙しめなので、東大のサークルに複数入っていると忙しい時期が被りがちです。(筆者主観) 


2-3. バイト

 最後に、ぺるあん団員のバイト事情について。
 団員にアンケートを取ったところ、週2回ほど、時間にして週6〜8時間ほど働いている人が多いようです。塾で週10時間以上ガッツリ働いている人や、在宅勤務で出来高制のバイトをしている人もいます。
 土日にはサークルの練習が入ることが多く、時期によって練習の頻度も変わってくるので、柔軟に働けるところだとサークルと両立しやすいのかもしれません。

 こんなところで、今回の企画は終了です。なんとなくでも、ぺるあんの活動の様子をイメージできましたでしょうか。
 YouTubeの動画で披露しているのは、演奏会の「結果」の部分です。もちろん、その「結果」を見て聴いていろいろ感じてくださるのは嬉しいことですが(アンケートでコメントを書いてくれる方がいてとても励みになります!毎回ちゃんと読んでいますよ!)、演奏会ができるまでの「過程」を知ればさらに演奏を楽しむことができるのかな、と思っています。そんな思いで、この記事を書いてみました。


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