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日本初の銀行をホテルへ〈HOTEL K5〉

金融の街として知られる日本橋・兜町かぶとちょう。平和不動産株式会社が行う再開発事業、「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」が進められています。

そのプロジェクトの第1弾となる、「K5ケー・ファイブ」は日本初の銀行だった建物を改装した、小規模複合施設。建築・空間デザインを監修したのは、ストックホルムを拠点に活躍する3人の建築家パートナーシップ、「CLAESSON KOIVITO RUNEクラーソン・コイヴィスト・ルーネ」。

エントランス

2〜4階はホテル「HOTEL K5」、1階にはレストラン「caveman」・コーヒースタンド「SWITCH COFFEE」・Bar「Ao」、地下1階はビアホール「B」が入ります。

ビアホールのみ、入口が別。

今回は、2~4階に入る「HOTEL K5」をご紹介。記事の終わりには、子どもとの宿泊についても記載していますので、お子様がいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

1階に入るレストラン「caveman」については、こちらの記事で紹介しています。

HOTEL K5

客室総数は20部屋。世界各地のスモールラグジュアリーブティックホテルを厳選している「Design Hotelsデザイン・ホテルズ」に加盟する日本でも数少ないホテルのひとつです。

入口すぐのフロントでチェックインをお願いすると、夜にBarとしてオープンする「Ao」に案内されました。

夜にBarとしてオープンするAoの入口

赤色に囲まれた空間で、ウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン手続きを行います。

Aoの店内
この日は、ほうじ茶・よもぎ・レモングラス・ヒースのブレンド茶

今回は、Barとして営業中にはお邪魔しませんでしたが、「Ao」ではお茶や漢方にフォーカスしたお酒を楽しむことができます。また、兜町にいた渋沢栄一という人物から見た当時を知ることのできるように本棚が構成されており、日本の国際化・資本主義の夢を思い起こせるような空間となっています。

Barカウンター
本棚

さて、素敵な空間でのチェックイン手続きを終えて、客室へ向かいます。今回、宿泊したお部屋は「K5 Room Loft Floor」。最上階にあるこの部屋は、K5を代表するスタンダードな客室。天井の高さは4.5mと開放的な空間を楽しめるのが特徴です。

客室サイズ :38㎡
ベッドサイズ:キング
宿泊人数  :2名
バスルーム :シャワー・洗面・トイレ
アメニティ:ミニバー・レコードプレイヤー・ワードローブ厳選された書籍・植栽

「HOTEL K5」HP
和を感じさせるデザインの廊下は、客室に向かうあいだも楽しい。
銅板が貼られている扉。エレベーター内にも貼られています。

部屋の真ん中にベッド、ベッドを囲むようにインテリアが置かれ、ハイセンスな空間を存分に味わえます。テレビはありません。

キングサイズのベッド
K5オリジナル家具

そして、写真に収めるのが難しいと感じるほど高い、天井。4.5mの高さは開放感抜群です。

写真を撮る前に子どもに荒らされたシーツ・・・ビシッと撮りたかったな〜

ベッドの裏はワークスペース。レコードプレイヤー・アンプが置いてあり、アンプはBluetoothで接続可能なので、自分の好きな音楽も楽しむことができます。スピーカーは、ヘッドボードに付いている棚の一番上に設置され、音楽を流すと上から音が降ってくるように聞こえます。

ちょっとした仕事なら十分な広さ

お次は、バスルーム。扉を開けると、そこには赤色の空間が待っていました。バスルームが赤色は、これまでに体験したことがありません。

調光可能です。

ミラーを正面に左手がトイレ、右手がシャワー室。トイレ・洗面・シャワーはそれぞれ扉で区切られておらず、シームレスな空間となっています。

オーバーヘッドシャワー付き

続いて、みんな気になるアメニティ。基本的なものは、ひと通りありましたが、化粧水などフェイスケア関連はありませんでした。(ボディミルク・ハンドクリームあり)その他、フロントに伝えたら貸してもらえる物もあるので、気になる方は事前に問い合わせを。

アメニティ一部
タオル関連
シャンプー・ボディーソープなど

ルームウェアは甚平タイプ。ワンピース型・浴衣は苦手な人も多いと思いますが、上下セパレートは動きやすく快適です。

足元がペローンとならないのが、いいですね。

上質な空間で過ごす時間

ハイセンスな空間は、そこにいるだけで自分の感性が磨かれるようでした。自分へのご褒美、大切な人との記念日におすすめしたいホテルです。あなたの時間が、あなたと来た人との時間が素敵なものになりますように。

HOTEL K5 
チェックイン15:00/チェックアウト12:00
住所 :東京都日本橋兜町3-5
TEL  :03-5962-3485
MAIL:info@k5-tokyo.com
HP   :https://k5-tokyo.com/rooms/


ここからは、子連れの方に向けた情報をご紹介します。

子どもと泊まる「HOTEL K5」

「HOTEL K5」は、子どもとの宿泊OK。デザイン性が高いところは、子どもと利用できないホテルもあるので、一緒に楽しめるのは嬉しいポイントです。今回のウェルカムドリンクは、マンゴージュースをいただきました。

子どもたち用のマンゴージュース

お部屋

どのお部屋も利用可能ですが、最大で大人2名・添い寝12歳以下1名・2歳以下1名(ベビーベッド使用)となっていますので、ご注意下さい。

ベッド

ベッドサイズは客室により、クイーンもしくはキングサイズ。エキストラベッドの用意はありませんが、ベビーベッドは予約の際に相談すれば借りることが可能です。

私が宿泊した際は、ベビーベッドは借りず、大人2名、子ども2名(4歳・2歳)の計4名で、キングサイズのベッドを利用しましたが、4人ではさすがに狭く感じました。

アメニティ

子ども用の歯ブラシなどアメニティは、予約時・チェックイン時に伝えれば、用意していただけます。歯ブラシの他に、スリッパ・ルームウェア(子どもも甚平)がありました。スリッパは持って帰りましたが、今でも子どもたちのお気に入りです。

子ども専用のカップと歯ブラシ

お風呂

今回の部屋はバスタブがありません。広さが気になる方や、子どもとゆっくり湯船に浸かりたい方は、バスタブがある部屋*を選択するのがおすすめです。*「K5 Loft」「Junior Suite」「Junior Suite Loft Floor」のみ。

床はコンクリートで、剥き出し感がとっても素敵ですが、小さい子どもがいる場合は、少し心配なところ。裸足で遊んだり、ハイハイはさせにくい環境と思いますので、ベッドの上で過ごしてもらうなど工夫が必要です。転倒にもご注意ください。

子どもたちとの宿泊の感想

ファミリー向けなホテルと違い、部屋での過ごし方にある程度工夫は必要と思います。ですが、子ども用アメニティの充実さ、スタッフさんの子どもへの対応もよいと感じましたし、素敵な空間で過ごせたので、わたしはそれほど気になる点はありませんでした。

子どもたちは天蓋ベッド、天井の高さが気に入っていたようで、チェックアウト後も「すごい、天井高かったね〜!」と言うくらいでしたので、楽しい時間を過ごせたようです!

子どもとの旅行は、家と違い気を遣うこともあると思いますが、できる準備はしつつも子どもと過ごす時間を楽しみたいですね🎶

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