見出し画像

キュレーション展開催のお知らせ&ご支援のお願い(特典もあります…!)

記事をご覧いただき誠にありがとうございます。
石田裕己と申します。僕は普段は東京大学で美学や現代思想を学んでおり、現代アートに対する強い関心が高じて、学業と並行して批評の執筆やキュレーションなども行っております。

2023年3月1日から19日にかけ、北区の東十条や王子の一帯にあるオルタナティブスペース・JUNGLE GYMにて、キュレーション展「手なずけるとか手を噛まれるとか」を開催する運びとなりました。参加されるアーティストは、手塚美楽さん、水野幸司さん、宮坂直樹さん、百瀬文さんです!
アーティストのみなさまやアシスタントの北里萌音さん、JUNGE  GYMの田中勘太郎さんを筆頭に、多くの方のご支援の上で成立した展覧会となっており、ぜひ様々な方にご覧いただければ、と願うばかりです。あまり見たことのない、かなり特異な展示になっているとは思うので……!

そして、とても実際的な話にはなってしまうのですが、展覧会の開催にかかった出費の補填を行うべく、この記事の購入というかたちでのご支援をお願いできれば、と思っております。それにあたって、あくまでも展覧会への支援が中心であるとはいえ、本記事を300円で購入していただいた方々には、僕が執筆した5000字程度の批評「接客がアートになるとき ティノ・セーガル≪これはあなた≫評」を有料部分から読むことができるという特典をお付けします…!
本展示に必要な経費は(助成金などを用いることなく)われわれの側で捻出しているのですが、想定よりも出費が大きくなってしまっている部分があり、できればここでみなさまからのご協力をお願いできれば、と思い……。

特典となるテクストは、現代を代表するパフォーマンスアーティストであるティノ・セーガルを、KYOTO EXPERIMENT2022における展示(2022年10月1ー23日、https://kyoto-ex.jp/shows/2022_tino_sehgal/)を契機として批評したものです。その作風は、現代におけるパフォーマンスの展示でしばしば観られる「委任されたパフォーマンス」を代表するものとみなされています。批評は、全てを自らの領域の中に引きずりこんでしまうような、アートが持つブラックホール的な(厄介な?)性質、さらにはアートと労働の関係に注目したもので、そういったテーマにご関心の方にはきっと面白く読んでいただけるのかな…と。
文章の初出は、2022年11月18~20日に開催された東大の駒場祭にて販売した芸術鑑賞同好会会誌「点描」です。部誌を購入いただいた方にとっては重複するかたちとなってしまい申し訳ございませんが、もし展覧会を応援したい、ということであれば、ご支援を兼ねて購入していただければ幸いです。また、今後1年間はそういったことを行わないと確約いたしますが、このnoteとは異なる媒体で、大幅に改稿した後で(おそらく有料で)発表する可能性はゼロではなく、その点はご留意いただければ。
もしご余裕があれば、購入いただいたうえで「気に入ったらサポート」から追加でご支援いただけると、とても励みになります。300円は払うには高いけど、といった場合でも、もしよければ、他の記事にご支援していただけるととても嬉しいです……!

「手なずけるとか手を噛まれるとか」について


上記の画像はたんに内容を説明するためのものではなく、山田悠太朗さんにデザインしていただいたメインビジュアルです。お伝えすべき内容はすべてそちらにまとまっているのですが、補足的なコメントを加えていければ。
展覧会を暴走させるとか言っていて、よく分からない部分もあるとは思いますが、とりあえず横目で読んで、半分無視しつつお越しいただければ。
また、本展の鑑賞にはある程度長い時間がかかることが想定されており、ご留意の上ご来場いただければ幸いです……!午後一番がおすすめです。
企画のペンギンプラネットは、今のところ僕しかメンバーがいないソロコレクティブであり、目下のところは企画を行うにあたって採用している僕の別名義とご理解いただければ……!過去の活動にはこういったものがあります(こういったものしかない)。



ご支援の特典「接客がアートになるとき ティノ・セーガル≪これはあなた≫評」


ここまで告知記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。ここからは、有料記事をご購入いただいた方限定の特典となります。以下に本文はすべて提示されていますが、そちらだと読みにくいという方もいらっしゃるような気もするので、pdfへのリンクもいちおう最下部に提示しております……参照して文章を書かれる場合に限り、引用元を明記した上での必要の範囲内での引用を許諾いたします。SNS上での内容の拡散など、それ以外の転載はご遠慮ください。

ここから先は

5,512字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?