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アート・建築に興味がある学生必見!東大生と藝大生で「浅草にアート拠点を作る」HATCHプロジェクト

だんだん夏も近づいて暑くなっている中、コロナの影響で家にずっといるのにも飽き飽きしてきておりどこか刺激的な体験を渇望している東大生諸君も多いのではないだろうか?
さて、今回はそんな刺激的な体験を求めている東大生に向けて、UT-BASE掲載団体である「ソニー東大藝大社会連携講座 Ignite Your Ambition (IGNT)が行なっている、浅草にアート拠点を作るという”HATCHプロジェクト”について紹介させてほしい。このHATCHプロジェクト、来たる6/6に建築についてのオンラインイベントを開催するので、この記事を読んで興味が湧いた学生諸君はぜひのぞいてみてはいかがだろうか?

HATCH、そしてHATCHプロジェクトとは?

このプロジェクトは、浅草にある「HATCH」という名前のビルを丸々一棟、学生の力でゼロベースでリノベーションしよう、という試みだ。HATCHにはイベントスペースフロアやカフェバーが開けるフロア、BBQができる屋上、シェアアトリエ付きギャラリーなどが存在する。このビルでのリノベーションは、もともと「場を起点とした地域と人々の繋がりを作る」ことをキーワードとしている近藤威志さんが始めたものだ。近藤さんはこれまで数十の事業の立ち上げに参画し、「美味しい」を中心に地域と人を繋ぐレストラン株式会社CASE代表取締役やHATCH代表、総務省地域力創造アドバイザーを務めるなどといった多彩な経歴をもつ。今回はこのビル「HATCH」全体を舞台に「ソニー東大藝大社会連携講座 Ignite Your Ambition (IGNT)」でより魅力的なアートスペースにしよう!というわけだ。

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HATCHプロジェクト、その魅力はなんなのか?

HATCHのビルには特徴的なことがある。それは「復元義務がない」ということである。これはすなわち、「好きなようにできる」ということだ。ビル一棟を丸まる自分が思うままに、自由にリノベーションできる機会は決して多いものではない。この自由なリノベーションという稀有な体験ができることは、HATCHの一つの大きな魅力だ。また、HATCH主要メンバーの一人である佐藤航平さん(東大文二・二年)は「藝大生と知り合う機会はあまりないので、クリエイティブな藝大生と交流を持てることが楽しい。」と話す。確かに、東大で生活していて藝大生と関わる機会はあまり多いとは言えないだろう。東大生と雰囲気が異なる藝大生たちと交流を持って「何かを作る」という体験ができるのはこのソニー東大藝大社会連携講座ならではの魅力だろう。

HATCHのビジョンについて

さて、このHATCHであるが、どのようなビジョンを現在抱いているのだろうか?
「このコロナの状況だからこそ人と会うことの大切さを再認識するが、逆にオンラインだからこそ会える繋がりもある。オンライン、オフラインを区別せずにHATCHが様々な人の繋がりを促せる場所になると良いと思います。」そう語るのはHATCHプロジェクト中心メンバーのはっすーさん(藝大建築・修士一年)だ。「今だからこそ、アートの価値を再認識して欲しい。国内としてはアートへの支援等はあまりないが、海外に目を向けると支援があったりして意識の差があると感じる。家にいないといけない時でもアートがあればなんでもできるので、ぜひHATCHでそこの価値に気づいて欲しいです。」
HATCHプロジェクトは、もしかしたら今のコロナでの人と人の繋がりや精神的安定の形に対する一つの答えを「アート拠点のリノベーション」から探求する営みとも言えるのかもしれない。

HATCHでは今何をやっているのか?

現在はHATCHを維持するためのクラウドファンディングに加え、週一回のオンライン定例会で藝大生の作品発表会や、HATCHをどのようにリノベーションするかのアイデア出し、オンラインイベントの計画など様々なことをしている。このオンライン定例会はHATCH公式Facebookで告知される自由参加の定例会であり、IGNTの学生以外にもFacebookでHATCHに興味を持った人が毎回参加しているそうである。なお、様々な今後の予定では、情勢が落ち着き次第リノベーションする準備としてHATCHの荷物の運び出しを行い、実際のリノベーション作業に入っていくとのことだ。

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HATCHの現時点でのメンバーは?

現時点では東大生が10人ほど、藝大生が15人ほどで運営している。そして、メンター(相談役)としてSonyの講師、そしてHATCH代表である近藤さんがつく。また、今後はデジタルハリウッド大学に加え、リノベーションサークル「DaBo」もこのプロジェクトに関わる予定で、どんどん活発になりつつある。

どうやって入ればいいの?

東大生と藝大生は常に募集している。もし、すでにHATCHプロジェクトに関わっている知り合いがいれば友人経由での参加が可能とのこと。知り合いがいない場合は、Facebookでその旨を伝えたり、Facebookで開催される自由参加型の週一のオンライン定例会に顔を出してみると良いとのことである。また、後述の6/6のリノベーションサークル「Dabo」との合同オンラインイベントとは別で6/13,/20にもオンラインイベントを開催し、そこでも参加者を募るとのことなので、ぜひ参加してみてはいかがだろうか?

6/6 HATCH&DaBoオンラインイベント

さて、このようなHATCHであるが、来たる6/6の14時から16時でリノベーションサークル「DaBo」と合同オンラインイベント「建築って建物じゃない!? 〜リノベする学生団体DaBoと建築を考えよう〜」を開催するということである。このオンラインイベントでは、HATCHとDaBoの2団体による自己紹介・アイスブレイク(「建築ってなんですか?」)を経て、建築に関する「建築とは?」「建築家とは?」「建築系の学部って何が違うの?」「設計課題ってどんなもの?」といった質問に対し、理工学部・家政学部・芸術学部で建築を学ぶ学生たちが議論する。もちろん、ラジオのように聞くだけの参加でもOKだ。参加を検討している学生はここから応募が可能である。

今回を通じてHATCHに興味が出てきた学生や建築・アートに興味がある学生は上で紹介したイベントに参加したり、Facebookから実際にHATCHプロジェクトに参加(押せばFacebookに遷移する)してみてはいかがだろうか?

それではこの記事を通じ読者の皆が新たな刺激的な出会いを見つけてくれることを祈りつつ、終わりとさせていただこう。

HATCH公式Facebookはここから クラウドファンディングはここから







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