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ロシア・中欧旅行記#6~ラトビア/リガ~

こんばんは、うすしおです。

これまでの旅行記は上のURLから読めます。

ロシアのウラジオストクからスタートしモスクワ、サンクトペテルブルク、エストニアの首都タリンときてようやく3か国目、ラトビアです!
エストニアとリトアニアと合わせてバルト三国と呼ばれる国ですね。
とはいえ、バルト三国とひとくくりにはできないほど、街並みや街の空気感は違います。
ラトビアの首都リガ、エストニアのタリンとはまた違った雰囲気を楽しんでいただけるのではないかなと思います。

タリンからリガまで
ホステルへの道のり。そして再来、見つからないホステル。
ホステルの対応に感動した話、そして水シャワー健康法。
タリンと異なる旧市街の風景
ラトビア自然史博物館・国立美術館
リトアニアの首都、ビリニュスへ

それではさっそく。
タリンからリガまで。

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この旅では珍しく、昼行便での移動です。
夕方タリンを出発し、夜リガにつきます。

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タリンを出発して30分くらいでこの景色。ものすんごい空に出会っちゃいました。
この、バスから見える景色が好きすぎて、1回バスに乗るともう降りないでこのまま永遠に景色を見続けたい…!なんて思っちゃいます。
タリンからリガまでは約4時間。リガに着くころにはもう暗いです。

バスの中から見えるリガの街の印象は・・・なんか暗い

リガ中央市場の裏に着きました。めっちゃくちゃ寒い中、お土産も増え始めてめっちゃくちゃ重くなったリュックを背負ってホステルまで歩きます。

②ホステルへの道のり。そして再来、見つからないホステル。
Googleマップに頼りながら「リガセントラルホステル」を目指します。
30分くらいかな…?

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ちょっと裏道。ありました…!
見つけた瞬間察しました。「これ、扉開かないやつだ…!

案の定ホステルに入れません。このピンポン押すのか…?
あわあわしていると…旅行者風なお兄さんが歩いてきました。私と同じく宿泊者のようです。
お兄さんに「開かないの?」と言われます。私は「ドアに鍵かかってて…。このピンポン押すのかな…?」と。
お兄さんがピンポン押してくれました。

…ガチャ。

ロック解除されました!ドアを開けるとそこは真っ暗な階段の踊り場…!
フロントどこ~~~~~!!!

毎回これ。宿ミスったかな?など思いながらフロントへ。

ホステルの対応に感動した話、そして水シャワー健康法。
受付にお姉さん。
このお姉さんがやばかった。(いい意味で。)
よ~うこそ~!って感じで迎え入れて手続きをささっと済ませてくれたと思ったら、ここから怒涛の宿ルール説明です。職人技と言えるほどの。笑
(※以下読む必要はないです。笑)
「これが部屋の鍵、これが外のドアのカギ。フロントの階にはリガの観光情報が置いてあるから自由に見てね。あとキッチンとくつろげるスペースがあるわ。次に部屋の方を案内するわね。この鍵でこの扉が開くから。オートロックなので気を付けて。中に入るとここにWi-Fiのパスワード書いてあるから。ここがトイレとお風呂。3部屋あってほかの2部屋では女の子たちが泊まってパーティーしてるからシャワーはそんな早い時間には浴びないんじゃないかしら。…(略)…ちなみにこっちのシャワールームは鍵が壊れていて、鍵が開いていても閉まっていても赤のままだからみんな誰かいると思って開けないの。穴場よ。もしこの階のシャワー全部だめだったらフロント近くのシャワー使ってもらっても平気よ。…(略)…。」

「ふぅっ!めっちゃしゃべった。説明することはこんなものかしらね。疲れた~。笑」

唖然。笑
母国語じゃない英語でここまで一息に、滞在者みんなに説明してるのか…。
すごすぎる…。
初めてのラトビア、初めての宿でドキドキしていたのに一気に吹き飛んでしまった

ちなみに夜シャワー浴びていたら途中で水にかわってしまい、この旅初めて「水シャワー健康法」を経験する運びとなりました。
不思議なもので、日本で水シャワーを浴びる気にはなれないのですが、いざシャワーが水にかわると気合で浴びられてしまうものなんですよね。
特に残念に思ったり嫌な気分ではありません。

タリンと異なる旧市街の風景
宿は寝心地良く快適に朝を迎えました。
リガに着いたのは夜でしたので、まだ街並みを全然見られていない!
2日目は朝から夕方まで存分に楽しみます。
旧市街を見て、自然史博物館に行って、美術館に行くのです…!

その前に腹ごしらえ。
みなさま、「HES BURGER」をご存じですか?
北欧中心に展開しているハンバーガーチェーンなのですが、数多くあるハンバーガーチェーンの中で一番デザインセンスと味に惚れておりますので、見かけたらぜひお立ち寄りください。
朝ごはんからポテトとハンバーガーとコーラ。
この時気付いたんですけど、ロシアからずっとドリンクに入っている氷が少ない。日本だと振れば音がするほど氷が入っているものですが、ここではロックアイスが2個ほど浮いているだけでした。

いざ、街並み見物。
タリンはアールデコ建築が多いようなのですが、リガはアールヌーボー建築が多いです。建築の専門家じゃないので、「見た目がなんか違う~」くらいのアホっぽい感想しか抱けません。
建物がタリン旧市街と全然違います。
タリンほど大きくないので見てまわりやすいですね。お土産屋さんと飲食店は思いのほか色々あります。

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窓税が取られるとなると窓の小さい家が作られ、間口税が取られるとなると入り口の小さい家が作られ、家々の形にちょとした造りの違いが生まれているそうです。おもしろい。
旧市街を2周ほどぐるりぐるりとし、お土産を買って出ます。
なにせ今日の夕方にはリトアニア行きのバスに乗るので…!笑

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ちょっと旧市街を抜けると…あったあった✨
大好きな、です!!橋好きワクワクの、ちょっとさび付いた巨大な橋です…!

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思わず立ち止まった。「KOBE」・・・?
あの神戸か…?
はい、あの神戸でした。

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こんなところでお目にかかるとは思っていなくて、一瞬日本のことを思い出しました。
神戸は行ったことないんですけれども。

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旧市街以外の街並みはこんな感じ。
なんか、建物なんでもかんでもデカい。というか、迫力…?

さあ、次!次!!
ラトビア自然史博物館・国立美術館

これ、メイン目的とも言えたかも…?
博物館とかすごく好きなんですけど、日本にある博物館や美術館の今の在り方にずっと疑問を持っていて。
今回の旅でヨーロッパの博物館を巡ることで、なにかヒントが得られるんじゃないかな…?と。

まずはラトビア自然史博物館です。
学生証見せたら入館料2ユーロの英語音声ガイド1ユーロくらいで確か入れました。笑

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鉱物の展示室。
展示品の前で番号入力すると音声ガイドが流れます。
個人的には科学館と歴史博物館は音声ガイド使うとより深まるなという印象でした。美術館に関しては、宗教画などバックグラウンドの違いからそもそも文化や単語が分からないことが多すぎて途中で外してしまいました…。

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お母さんと娘さんが遊んでいます。ボタンを押すと地図が光るよくある展示ですね。

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ここは植物展示。森の中にいるかのような雰囲気で、もうすぐ20歳だというのにわくわくしちゃいました
子ども連ればかりで子どもたちも楽しそうだったし、大人でも楽しめて学びなおせるというのが、生涯学習の場としての役割そのままで感動しました。

他にも動物のはく製や風力発電の仕組み、持続可能な地球環境の映像など自然科学分野全般にわたる展示がありました。あまり広くはなかったのですが、1時間半くらい楽しみました。

時間に不安を感じつつ…ラトビア国立美術館へ!

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城か?!Σ(・ω・ノ)ノ!
入館料は4ユーロくらいだったでしょうか(ちゃんと覚えてない)
とはいえ、いつでもふらりといける程度の値段だった気がします。

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広々とした展示室。この規模の部屋が何個も何個も何個も。
おまけに地下1階から3階か4階くらいまで展示室です。
さすがに国立美術館なだけあって大きい。

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おっ…?!
高所恐怖症には地獄みたいな床。

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上から下を見るより、下から見上げた時のほうが複雑な気持ちです。
スカート厳禁ですな。笑
印象的だったのはこのガラスの床の上にパイプ椅子置いて模写している子どもやお姉さん、お年寄り。
中にはヘッドフォンで音楽聞きながら描いている人も。
休日に「あ、今日ちょっと美術館で模写してくるわ。」なんて言ってみたい人生だった―!!
教育の賜物(皮肉)で、私はもう自分以外が見る絵を言うものをほぼ描かないのですが。

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地下の絵の保管庫もガラス張りで丸見え。
こんな風に保管されてるんですね~!

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伝統的な絵だけでなく、近現代の絵画や上の写真のように科学的な展示室まであったのが印象的。
立体音響の部屋もありました。
美術館の幅の広さを感じます。
写真中央の子ども、ゲームしてますからね。
音響技術や映像技術まで美術館に含まれるのか~と、勉強になりました。

リトアニアの首都、ビリニュスへ

滞在時間にしたら24時間もないですから、かなり忙しかったですね。笑
お昼ご飯食べてないでガチで街を走り回ってみて回りました。

夕方にはもうリガバスターミナルに戻ります。
謎のベリージュース的なものだけ買いこみ乗車。
次なる目的地は、リトアニアの首都ビリニュスです。
リトアニアというとどこ?となりますが、杉原千畝さんの名前で聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。
カウナスまでは行けなかったのですが、リトアニアでは歴史的な博物館を中心にみてこよう、というのはすでに決めていました。
加えてビリニュスにも旧市街がありますので、引き続きタリン・リガと比較しながら街歩きを楽しもう、と。

とうことで、ラトビア・リガ編は終わりです。

次回はリトアニアのビリニュス。
旧市街や街並みの話と、博物館の話と分けて書いていこうと思っています。なにしろ盛りだくさんに色々見てこられたので。

お楽しみに!



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