博多の豚骨ラーメンを探究してみた
豚骨ラーメン=博多!だけど、何がどう違うのか考察してみた
※写真の一蘭は、一蘭というジャンルです...
日本の多くの方々にとって「豚骨ラーメン=博多」ではないかと思います。しかしながら、実は豚骨ラーメン界のアフリカバンバータは博多では無いし、Old、Middle、NewとHip-Hopに歴史がある様にラーメンにも歴史があるんだぜ!って事を簡単にまとめてみた。
現在の博多系豚骨ラーメンは、大きく分けて長浜・博多豚骨・泡系の3タイプに分類されます。それぞれ簡単にみてみましょう。
・長浜(Old)
-実は博多近郊以外では殆ど専門店がない
-首都圏などでは長浜風と博多風が統一され、所謂「博多ラーメン」として出店されてる
-「早い」「安い」「うまい」の三拍子
-港の漁師さんの為にチャチャっと適量食べれるラーメンを考案
-そこで極細麺&替玉制度が生まれた
-基本的に1コイン以内
-今で言う立ち食い蕎麦と同じ感覚
-ぱっと食べて、ぱっと仕事に行ける
-麺は極細ストレート麺
-早さを基調にしてるので伸びやすい
-基本の量は多くない
-トッピングはシンプル
-元祖のデフォルトはネギと煮豚のみ
-チャーではなく、煮豚なのはコスト削減
-その代わりに卓上トッピングは結構豊富
・博多豚骨(Middle)
-多くの人が「博多の豚骨ラーメン」と聞いて思い浮かべるラーメン
-強火でガンガン焚かれたゲンコツがベース
-昔からあるお店はかなりこのゲンコツの臭さが強い
-最近のおしゃれ系は臭みを薄める為に血抜きとかちゃんとしてる
-一風堂はここに分類されるかな
-極細〜中細のストレート麺
-替え玉が出来るお店が多い
-けど厳密には博多ラーメンが元祖替え玉ではない
-昔ながらのお店は柔らかめ、最近のお店はややパッツリめ
-卓上トッピングは結構豊富
-基本はニンニク、紅生姜、ゴマ、辛子高菜
-特に本場の辛子高菜は非常に辛い
-翌日、お尻から火が出ます…
-トッピングも多種多様
-基本は万能ネギ、キクラゲ、チャー
・泡系(New)
-古くからあるものではなく、新しいニュータイプ
-発祥は2004年創業の博多一幸舎とされている
-最近新しく博多に出来るお店は泡系が多い
-臭みが少ないのが特徴
-誰にでも食べやすいように整えられている
-ベースは一風堂などの博多豚骨のおしゃれ系
-店内が比較的綺麗なお店が多い
-スープが白濁の以上に煮込まれた、泡立つ程のクリーミーさ
-豚骨の髄がドロッドロになるまで煮込まれた粘土の高いスープ
-発想は恐らく発祥をつけ麺えん寺とするベジポタ系だと思われる
と言う訳で、「博多豚骨ラーメン屋とHip-Hopは同じなのか!!!???」と言う考察でした。元祖の豚骨ラーメンとか、一蘭が何故に一蘭なのかとかの話はまた別途まとめようと思う。
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