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気持ちよく仕事をするために

現在勤務している会社へはパンデミック直前の2020年1月に総務担当として入社した。入社からほどなくして緊急事態宣言が発出され、原則在宅勤務体制となり会社のメンバーと顔を合わすことがめっきり少なくなった。毎月たくさんのメンバーが入社しながらも、コミュニケーションのベースとなる人間関係が構築されないまま在宅勤務が続いたので自分の存在意義を感じられずに悩んだこともあった。

私の仕事は、日々の勤怠打刻や稟議などの申請の徹底、年末調整の提出、健康診断の受診やストレスチェック、さらにはセキュリティ講習の受講などメンバーにお願いすることが多い。時にはしつこく催促することもあるから疎ましく思う人もいるだろう。自分の存在意義を感じられないまま、ただ疎まれるだけの存在にはなりたくなかった。

そこで私は、「自分はとにかく陽気で、みんなと仲良くやりたいんだ」という自己開示のために、社内へ発信するお知らせには遊び心を加えたり、私自身がどんな考えを持っている人なのかを知ってもらうために社内ブログを始めたりした。これで「あいつなんか気さくでイイヤツっぽいから話聞いてやるか」となったら儲けもんだと思った。

そんな密かな取り組みが功奏してか、毎月の勤怠データは98%が期日までに完了していて年末調整も事情がある人を除いては期限までにそろっている。ストレスチェックに関しては毎年回答率100%を達成している。
※もともと会社のメンバーは誠実で良い人が多いというのも大きな要因ではある。(いつもありがとうございます)

余談だが、Times※もかなり有効な手段だったと思う。在宅勤務の中でメンバーと直接顔を合わせられない状況でも、ちょっとデスクに立ち寄って雑談してくれるような感覚で私のTimesを覗いてリアクションしてくれる。今では真面目な問いかけに対しても大喜利が始まってしまうほどである。

※SlackのTimesチャンネルとは?
いわゆる「分報」と呼ばれるものです。(別名「社内Twitter(現X)」とも)
今何をしているか、何に困っているかといった業務のことから、ちょっとした雑談など、個人個人が開設し、自由に利用することができるチャンネルです。

出典:【初心者でもできる!】SlackのTimesチャンネルの開設を通知しよう!

気さくに話しかけられる存在になりたいと思ってやってはいるが、かといって誰にでもそういう態度をとっているわけではない。私も感情のある人間なので、嫌な気持ちになるコミュニケーションをとってくる相手にはそれなりの距離をとる。相手が私を受け入れていないと感じたらまた適度な距離をとって様子をうかがう。そのうち受け入れてくれたらいいなという思いだ。

人と関わりながら気持ちよく仕事をするためには、まず自分の気持ちを大切し、次に相手に合わせて適切な距離を保つことが大事だと強く思う。

今の会社に入社してもうすぐ丸4年になる。若い会社なので4年となれば古株のような存在になるが、単なる社歴なんかにおごらず自分の存在意義に悩んだあの頃を思い出しながら、メンバーが気持ちよく仕事ができる環境を守っていきたい。

最後に

今年いちばん大好きなpostを紹介しておく。

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