「もしもの世界」から「社会問題についての自分語り」を批判する

こんにちは、臼井隆志です。

今日は「アートの探索」のブログを更新します。

「社会問題を自分ごと化しよう」とよくいいます。

このような文脈のなかで「自分ごと化をうながす」方法として、「その問題についての自分語りの場をつくる」という方法があります。あるテーマについて参加者の一人一人に思うところをポツポツと語ってもらって、十分に共感的に聞かれる場をつくるのです。そのようにしてポツポツと語られた言葉の断片が、星座を作るように意味を結んでいくことで「自分ごと化」がすすんでいきます。

こうした方法は確かに有効だが、それだけでいいのだろうか?別の方法があるのではないか?ということを考えたので書きました。

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ジェンダーの問題に対する「自分語り」

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