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親友からの贈り物

20年来の親友がいる。
わたしが地方を出てから遠距離になり、こんな世の中になってから、数年会っていない。

そんな彼女からの「お誕生日おめでとう」のメッセージ。ラインはお互いの誕生日に送り合う程度。電話はしない。それでも、ポツンポツンとラインが送られてくるたびに、学校からの帰り道を笑いながら歩いた2人に戻っていく。「あれ、昨日も会ってたかな」なんて思える心地よさ。「離れたくない、戻ってきて」と口をへの字に曲げていた彼女は、いまは「どこにいても応援してる」と言ってくれる。わたしの選択を尊重しつつ、年を重ねて、いつまでも一緒にいることを諦めさせちゃったかなと少し後悔。もう少し年を重ねたら、また彼女と共に笑い合える距離に帰りたい。

うまくいかないことが多くて、少々塞ぎ込んでいたけど、彼女からの嬉しい知らせで、久しぶりに心がほっこりした。年内に彼女に会いに行こうと思う。彼女の「いつでもみんな待ってるからね」を胸に、会うまで頑張れそうだ。

親友がいるしあわせ、帰れる場所があるしあわせ。最近、幸せを見失っていたわたし。彼女が思い出させてくれた。そうだった、彼女はいつだって自分のことが大好きで、家族が大好きで、私のことが大好きで、周りからも愛されていた。ずっといまも愛されている。そんな彼女の言葉に触れて、久しぶりにしあわせだ。

彼女にありがとうと大好きを伝え、ラインは終わった。わたしの大切な日の備忘録。

p.s. お祝いメッセージをくれた皆さま、ありがとうございました。いくつになっても、「おめでとう」は嬉しいです。

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