07 | 親子で、本の話をしよう。
これまで「この本、読んでみなよー。面白いよー」と幾度もあった息子からの誘い。「おー」と返事をするものの、日常の忙しさにかまけて、何冊も読めずじまい。息子よ、本当にごめん。
本屋さんの取り組みがスタートして、息子と本の話がしたくなりました。
それは僕の中で、”本”がグッと近くなったからかもしれません。
彼が読んでいた「図書館戦争」を僕も必死に追いかけて読んで、
先日、一緒に入浴しながら「図書館戦争」の話をしました。
彼は読み終えていて、僕はまだ途中。
そんな状況でネタバレしない程度に彼がその先の面白さを伝えてくれたり、
おもしろい場面を言い合ってみたり。
それはとてもとても楽しい時間でした。
彼はその後こんなことを言いました。
「普段、お父さんに教えてあげられることなんてないけど、本のことだけは教えてあげることができるんだね。」
これにはちょっとびっくりしました。
子供から教えてもらうことだらけな日常ですが、彼自身はそんなことは思っていない。(これを期に、”そんなことなくて、いつもたくさん教えてもらっていること”伝えることができました。)
彼にとっては、本の話では対等で、むしろ僕よりたくさん本に触れている彼は、僕に教えてあげたいことがたくさんあるのかもしれません。
もっともっと彼と本の話しがしたくて、彼が読み終えた本を、僕が追いかけて一生懸命読んでいます。
これはとっても大事な時間な気がしています。
親子なんてものは、イライラしたり、ムカっとしたり、ハラハラしたり、がっかりしたり、そんなこともままある毎日ですが、愛してやまない彼との時間を、”本”がより一層あたたかく繋いでくれる気がするのです。
息子は次何を読むのかなぁ〜