STEM、STEAMって何だ!? | "まなびの冒険者になろう"
このnoteの記事で記録していた「さくらの森再生プロジェクト」や、VIVISTOP FUNITURE DESIGN PROJECT 、"Imagine and Create" Art Gallery PROJECTなどの授業を昨年度、今年度とつくってきました。これらの授業は、「STEAMだね!」と言われることもあります。
どの授業の「図画工作科」としての領域を超え、教科横断の形をとりながら、授業を組み立てきました。
でも、どれも僕が教科横断型の授業をしたかったわけでも、「STEAM/STEM」教育をしようと思ったわけでもありません。
STEMとはScience、technology、engineering、Mathematics の頭文字をとったもの。これからの学びに大切な要素と言われており、近年ここにARTが加わり、STEAMとなったり、Sportsも加わり、STEAMsなんてなったりしています。
たしかに気になるワードですが、これがSTEM/STEAM教育だ!みたいなものって、いま色々な団体がそれぞれの視点で定義づけをしているような段階です。
少なくとも「プログラミング=STEAM!」みたいなのは絶対違うと思うのですが、正直まだまだ何やらその輪郭はつかめません。
話は振り出しに戻りますが、そんなSTEM/STEAMですから、それやろう!と授業づくりをはじめたわけではないのです。
その時に目の前にいるこどもたちが心から「やってみたい!」と思える環境づくりを真剣に考えたら、そういう授業になった、というのが正しいと思っています。
そんな思いを、僕も所属する関東STEM教育研究会メンバーの品田さんが言葉にしてくれました。
まさに、まさに、そういうこと!!
「やりたいことを授業にする」
個々のこどもの”やりたい!”を授業にできたら最高ですが、ひとクラス30名以上、ましてや学年となると、これは結構難しい。
なので、その子たちの顔を思い浮かべながら、これやったらきっと楽しいよなぁ!と先生が妄想し、授業にするのです。
学習指導要領や教科書からではなく、想いから「やってみたい」から、つくる授業です。
学習指導要領を無視するわけではありません。想いからつくる授業を、指導要領にあててみれば、”ここのこれを達成しようとしているね”と合致することも少なくありません。図画工作科の学習指導要領、僕はとても好きです。
でも、いち教科の視点で収めるにはもったいない、他の要素もありすぎるので、結局教科横断的な活動になっていくのです。
目の前にいる子どもたちと一緒にやりたいことを真剣に考えて授業をつくったら、それはSTEAM教育になるのかもしれません。
そうした授業づくりは”冒険”なんだと思うのです。
何に出会うか、誰と出会うか、どんなアイテムを手に入れるか。
日常から「やってみたい!」を探し出し、それを元にいざ授業に仕立てる。
それで経験値を経て、パロメーターがあがっていき・・・
って、僕らは”まなびの冒険者なんだ!”と。
そんな変な共感で集ったメンバーで運営する関東STEM教育研究会はこちら!w
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さぁ、新年度。新しい冒険がまたはじまります!