平野啓一郎さん、何が言いたいのかよくわからない。

「自分さえよければ」という生き方では社会が壊れる──この言葉から読者が受けるイメージは「個人主義の否定」だ。

国連の安全保障理事会では世界の紛争の停戦も議論されています。第1次世界大戦の終結もスペイン風邪の影響が大きかった。人間同士が戦争や紛争で殺し合う余裕さえなくなってきたし、「自分さえよければ」という生き方では、最終的には社会が壊れてしまう。もう格差社会や自己責任論ではいよいよ立ち行かないと思う。世界がいい方向に進むようなビジョンを一人ひとりが持つべきです。

んんん?戦争と個人主義がどこでどう繋がるのか全くわからない。「自分さえよければ」と思ってる人はむしろ戦争には参加しないのではないか?ホリエモンみたいな人はもしも日本が戦争になったら真っ先に日本を捨ててどこか安全な国へ逃げるだろう。

(ホリエモンは個人主義者の代表として名前を使わせてもらいました。他意はありません)

世界がいい方向に進むようなビジョンを一人ひとりが持つべき、というのは良いが、そのビジョン同士が衝突したらどうするんでしょうかね?うむ、やはり平野さん何が言いたいのかよくわからない。

かつて戦争を体験した世代のかたは「生きていくために必死で何でもやった」と話されていましたが、ここから1、2年は本当に腹をくくって、焼け野原に立つような気持ちで「生き残ってやる」という意志を強く持つことも大事だと思います。

うん、その「何でも」の中には、強盗、窃盗、詐欺、そして殺人なんかも含まれるんではないでしょうかね?「生き残ってやる」ってのはつまり「他の奴を殺してでも自分だけは」ってことじゃないでしょうかね。それって、究極の個人主義なんじゃないでしょうかね。

少し戻りますが

政府に対して、感情的に怒ることも必要だと思います。「生きるか死ぬか」という窮状が政府に伝わらないときは、強い言葉で訴えるしかない。当然でしょう。権力者に対して「批判をするな」というのは、民主主義国家として間違っていると思います。おかしな政策を批判するのも国民の当然の権利です。

はい、政府に対して感情に怒る自由はあります。でも、その声に対して怒る人だっていて当たり前じゃないですか?

たとえば

「日本政府のバカヤロー!!コンクリートより人だろ!!」

って言ってる人に対して

「バカヤロー!何がコンクリートより人だよ!人が生きていくためにはコンクリートも必要なんだよ!物事の道理を知らない馬鹿はすっこんでろ!!」

って言いたい人だっているはずなんですが、それは言っちゃいけないんでしょうかね?

「たかが電気なんかどうだっていいだろ!それより人命を大切にしろ!」

って言ってる人に対して

「バカヤロー!人命を守るためには電気が必要なんだよ!世の中の仕組みを分かってない馬鹿は黙ってろ!!」

って言いたい人だっているはずなんですが、それは言っちゃいけないんでしょうかね?

政府批判者に反論する自由は、ないんでしょうかね?

政府批判者に反論することは、「権力者に対して批判をするな」と言ってることになるんでしょうかね?ならないと思いますけど。

政府批判者の口を塞ぐことなんでしょうかね?強い言葉ってなんなんですかね?平野さんにとって強い言葉=汚い言葉なんでしょうかね?

むしろ汚い言葉のほうが、ノイズとして処理されてしまう可能性が高いと思うのですがね。

おかしな政策を批判するのも国民の当然の権利ですけど、大した考えもなしに「おかしな政策」だと決めつけて批判してる馬鹿に「いや、おかしなことを言っているのはむしろおまえだ」と指摘する権利だって、当然あるはずですよね?

たとえば、日米安保反対!と叫んでる馬鹿に「バカヤロー、日米安保は必要だ」と反論する権利は、当然あるはずですよね?

政府を批判する人を無責任と言う人もいるけれど、ただ見ていることのどこが責任ある態度なんですか。

政府を批判することが無責任なのではなく、無責任な批判ばかりするなって言われてるんじゃないでしょうかね?どうして主客転倒した解釈になるのでしょうか。ちゃんと、責任ある政府批判をすれば良いのですよ。たとえば、日米安保反対と言ったからには、「日米安保反対は間違ってました」って謝罪するのが正しい責任の取り方ってものじゃないの?ただ見ている?誰の事?ただ見ているだけだったら政府批判者のことを批判しませんよ。必死に色々考えて、あなたたちの言ってることは間違ってると思ったから、一生懸命「おまえら間違ってる!政府は間違ってない!」って声を挙げてるんですよ。

たとえば、政府が堤防を作ろうとしたとき、馬鹿が「堤防なんかいらねーよ税金を無駄遣いするなバカヤロー」って言って政府批判してたら「バカヤローはおめえだ堤防がなかったら川が氾濫したとき俺もおまえも死ぬだろ!」って言い返すことは、別に政府を擁護することでもないし、政府批判を禁じることでもないですよね。

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