見出し画像

「命の選別」報じ方もおかしいし、山本太郎の判断もおかしい。

れいわ新選組の公認で出馬予定であった医師の大西つねき氏が自身のYouTubeチャンネルで何やら問題発言をしたということで、公認を取り消され、除籍処分となったようです。

すでに動画は削除されているとのことなので、我々はそれを確認することができませんが、発言内容がある程度詳しく載っている記事がありました。

特に問題のある発言だとは思えない。むろん、賛否はあるだろうが、要は「トロッコ問題」である。全員救え、というのは理想論であって、現実的には、どんなに努力しても全員救うことが不可能なケースがある。その場合にはどうするべきか、という話をしているに過ぎない。

日経新聞でも同様の問題提起はなされている。

この記事は大西氏の発言より3か月も前の記事であり、大西氏の発言を受けて書かれたものではない。

こうした命の選別を押し付けられた医師が、精神を病んでしまったケースもあるようだ。無理もない、自分の判断で救える命を見捨てる選択をしたのだから。

大西氏もまた医師である。よって、こうした判断を迫られたくない、押し付けられたくない、判断を医師に押し付けるのではなく政治が判断してくれ、という思いから、そういった発言になったのだろう。

前言を翻した山本代表

そして、7月7日の時点では、山本氏はこう言っていた。

一方でそのことによって、
大西氏を除名するという判断はこちらにとっても簡単なことではあるが、
それでは根本的な解決にはならない。


多くの人々の心の中にもあるであろう何かしらかの優生思想的考えに、
光が当たったことを今回はチャンスと捉え、
アジャストする責任が私たちにはあると考える。

こう言っていたにも関わらず、結局は前言を翻して、除籍してしまったわけだ。根本的な解決をあきらめたのだろうか?

優生思想?

そもそもの話、大西氏の話と優生思想は関係ない。なぜなら、老人のほうが遺伝子が劣っているとか、若者の方が遺伝子が優れているとか、そういう事実はないからである。また、大西氏もそのような主張をしているわけではない。遺伝子は生まれた時から死ぬまで原則的には変わらない物であり、老いて遺伝子が衰える、みたいなことはないのである。

言論弾圧では?

大西氏が言ってないことを勝手に妄想して、それを根拠に処罰するなんて、この政党は頭おかしいんじゃないだろうか。

もちろん、大西氏の主張に対する異論や批判はあって良い。だが「発言するな、発言したら処罰する」というのは、自由闊達な議論から一番遠い場所にあるのではないか。

大西氏は記者会見でこう反論している。

もちろん生産性や能力、ましてやナチス・ドイツが行った人種による選別などとんでもないと思います。私はそんなことは一言も言っておりません。むしろ、反射的にそんなことを連想する方が、私は差別と偏見に満ちていると思います。なぜなら、そこには、ご高齢者=生産性の低い人という決めつけが見て取れるからです。
みんな違っていても不当な不利益を被ることなく、そのままで生きられる社会を望んでいる人たちが、私に対して「お前は間違っている」「変われ」「考えを改めろ」と言って私の考えを攻撃し、社会的制裁を加えようとしてきました。私の考えがどんなものであっても、そもそもあまり理解されていないかもしれせんが、私は私のままで生きていてはいけないのでしょうか?自分たちが正しいから、正しくない考えは粛清される。優劣が正誤に変わっただけで、優生思想と何が違うのでしょう?

「おまえたちのほうこそ差別と偏見に満ちているのでは?」「おまえたちこそ優生思想じゃね?」と、山本氏らを痛烈に皮肉ってます。

実は、大西氏と似たような発言をした政治家がいます。

この人は、今でも自民党を除名されることもなく、副総理、財務大臣という重責を担い続けております。

この程度で脳が疲れているようではそもそも政治家に向いていないのでは

もし仮に総理大臣になったら、これの1000倍くらい脳を使うことになると思います。山本氏は総理の器ではないということがこれではっきりしましたね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?