![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32363402/rectangle_large_type_2_e9b36e6c0b353834d7d37350b30c0b14.png?width=800)
自由をはき違えている人。#FreeAgnes
あれだけ最低最悪な首相に対して、一言「安倍やめろ」とヤジっただけで、周囲にいた警察官に身体の自由を奪われて、見えない場所に連れて行かれる。これが独裁国家以外じゃなかったら、なんだというのか。「権力者を表立って批判する自由」のない国に民主主義は成立しない。 pic.twitter.com/9VhhHzpcDJ
— ヤジポイの会 @次回裁判は8/21 (@yajipoi0810) May 6, 2020
この人は「権力者を表立って批判する」ことと「直接面罵すること」の区別がついていないようだ。
「表立って」という言葉には、直接対面してという意味は存在しない。例えば、安倍首相と彼が密室で二人きりで面会し、彼が安倍首相を直接面罵しても、それは全く「表立って」はいないだろう。つまり、「表立って」というのは、「不特定多数の第三者に見える形で」という意味であり、批判対象に直接言うという意味は含まれてないのだ。
したがって、彼が排除されたことは「権力者を表立って批判する」ことを禁止したことにはならない。
彼が排除されたのは、単に彼の行為が選挙妨害に当たるからだ。
確かに、彼を排除したことは、この事例だけを見れば、やりすぎのように思える。
しかし、この事例の直近に、秋葉原で安倍総理の応援演説に対する度を越したヤジ、また高円寺で杉田水脈議員の応援演説に対する明らかな選挙妨害という事例が頻発しており、どこかで歯止めを掛けなければならなかったのは自明な状態だった。
『LGBTは生産性がない』発言の杉田水脈
— 井上 裕 DB (@sp___0628) April 16, 2019
高円寺駅で松浦氏応援演説 pic.twitter.com/bg3YfV66a1
このような、暴力スレスレの組織的かつ恫喝的な選挙妨害が常態化することは、自由選挙への挑戦であり、それこそ民主主義の危機である。このような、対立候補への組織的な選挙妨害は、ナチスの親衛隊がやっていたことと何も変わりない。
そこで、彼は「見せしめ」に選ばれてしまったのであろう。相手が大勢だと取り締まりも大変だが、単独犯なら簡単に排除できるから。その意味では同情しないわけでもないが、しかし彼は彼が主張するように不当に拘束されたわけではない。単に、一時的に選挙演説の場から遠ざけられただけである。
なので、アグネス・チョウ(周庭)さんのケースとは全く異なる。
彼は自由を奪われていないのだ。
だから、彼は国を相手取って裁判も起こせる。
もし日本に自由がないのなら国を相手に裁判なんて起こせないだろう。
周庭さんが香港政府を相手に裁判なんて起こせるだろうか?
周庭さんは丸一日以上拘束されたのちに「保釈」された。釈放ではなく、保釈だ。おそらく香港政府に多額をお金を支払ったのだろう。しかも、今後も完全に自由というわけではなく、香港政府の監視下に置かれ、しかも取り調べは続くのだ。
それと比べて、この彼は、裁判所にお金を払ったのだろうか?
ところで、誰か周庭さんに楽器ケースをプレゼントしてくれないだろうか?私には、彼女にお金を送ることはできても楽器ケースを送ることはできない。
周庭さんが入る楽器ケースは、カルロス・ゴーン氏のものよりは小さくても良いはずだ。
私は、周庭さんにはできれば香港から脱出してほしいと思っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?