表現の不自由展

今月25日から東京で、来月16日からは大阪で開催されるそうです。

東京の会場はまだ公表できないとしながら、大阪の会場はすでに公表してるのがよくわからないのですが、ともあれ、開催はするようです。

2年前に大きな問題となった「あいちトリエンナーレ」の開催は、①公費での開催、②直前まで展示内容が一般に知らされず、半ば騙し討ちのようなやり方での開催だった、という点が、大いに問題となりました。

今回は、私費での開催であり、また展示内容もすでに周知されているため、そこまで反発は大きくないのかな、と思います。

とはいえ「表現の不自由」を謳っていながら、その内実はただの反日プロパガンダという、お題目と展示内容のズレは今回も修正されていなさそうです。ていうか修正するつもりなんか微塵もないのでしょうが。

結果的に、あいちトリエンナーレで展示を強行して議論を呼んだことが、「私費でやるなら問題はない」というコンセンサスを引き出し、今回の開催にこぎつけた、と言えなくはないと思います。そう考えたら、彼らの作戦は大成功だったと思います。

しかし、展示会を開催することが彼らの最終目標なのでしょうか。私は、違うんじゃないかなと思ってます。結局、彼らがやりたいことは、表現規制や表現弾圧に対する抗議ではなく、反日プロパガンダでしょ?「表現の不自由」云々は、そのための口実でしょ?もしそうだとしたら、彼らは結果的に、大失敗してますよね。


私も、北守(藤崎)さんとは違った視点(要はアンチポリコレ目線)から、日本に限らず世界レベルでどんどん不自由になっていってるなあ、とは感じますが、だからと言って彼の意見に賛同はできませんね。

「あいちトリエンナーレ」を批判していた者は、「政治的に偏った」企画に対して補助金を出すことや公の会場を使わせることが問題だとしていた。しかし今回のような「表現」に対する不当な妨害行為があった場合、民間の施設では十分に表現を保護することができない。暴力的な抗議から主催者を守るためにも、こうした企画こそ公の施設を用いて行われるべきなのだ。

この理屈自体には100%同意とは言わずとも一理あるな、とは思わないでもない。でも、そうだとしたら、百田尚樹さんや竹田恒泰さんの講演会とか、大丸で開催予定だった自衛隊車両展なんかも、公費でやるべきってことになりますよね。

北守(藤崎)さん、反転可能性テストくらいは覚えましょう。


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