室井佑月さん、全方位にケンカを売る

発端は、立憲民主党の松原仁議員の、この動画。

これに山崎雅弘が噛みついた。

念のため言っておくが、松原議員は別に「立憲民主党にしれっと加わった」のではなく、国民民主党と立憲民主党と合併して新たに誕生した立憲民主党に加入したのであって、松原議員が加入する前の旧・立憲民主党と、現在の新・立憲民主党は、法律的には全く別の政党であり「しれっと加わった」などと言われる筋合いはない。そもそもを言えば、旧・立憲民主党のメンバーもすべて全員が小池新党(希望の党)に加わろうとしていたことを忘れて、希望の党に加入したことを批判するのは明らかに筋が通らない。しかも、松原議員と枝野代表は長年同じ釜の飯を食ってきた関係であり、容認するもしないもないだろう。

これに同調する形で室井佑月も乗ってきた。

念のため言っておくが、松原議員は別に右翼っぽいことを語っていたわけではなく、むしろリベラルの一丁目一番地であるはずの人権問題について語っていただけである。相手が有本香さんだから良くないというのは、有本さんの人格否定であり、寛容さのかけらもない。確かに有本氏は、例えばトランプ関連の発言など、私から見てもどうかと思う言動は少なくないが、少なくとも松原議員との対談ではウイグル問題を語っているだけであり、非難される謂れはない。

ウイグル問題に関しては、有本さんのような右翼(あえて右翼と言っておきます)だけではなく、共産党も熱心に取り上げている。

菅政権の対中姿勢を批判する共産党の主張は、まさに正論であり、我々が言いたいことをしっかりと代弁してくれている。

つまり、ウイグル問題はイデオロギーや党派は関係ないのであり、日本人すべてが一致団結して中国を非難するべき問題なのである。

それなのに、室井氏は目先の選挙のことしか考えてない。いや、選挙のことだって考えていないように見える。それが分かるのが次のツイート。

「立憲を応援すること」は「それなりのリスク」があるそうです。はあ?聞き捨てならないですね。枝野代表、室井さんに抗議するべきではないですかね?

私はこれを思い出しました。

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この石垣議員の発言を見てもわかる通り、この人たちの思考パターンは全てに於いてそう。「敵か味方か」でしか考えることができないのです。なんと愚かな1bit脳の持主なのでしょう。公平を期すために言っておきますが、批判されている有本香さんにもそうした傾向はあると思います。例えばトランプ氏に関する発言とか、百田尚樹氏に関する発言を聞く限りはそうですよね。

ですが、こと人権問題に関して言うなら、そういう敵・味方という考え方は捨てなければならないのに、室井さん達は何を考えているんでしょうかね。

ウイグル人に対する、虐殺を伴った人権弾圧よりも、立憲民主の一議員が思想的にはちょっとアレな人と対談したという誰も特に困らないレベルの合法的な行為を問題視し、自らも応援し旦那さんも同党から公認を得て出馬する予定の立憲民主党に対して「応援することにリスクがある」などと罵声を浴びせることで、いったい室井さん達は何を守りたくて、何を得たくて、何を実現したいと思っておられるのでしょうかね。

前にも指摘したと思うけど、結局この人たちは、立憲民主党のことを心の底から支持しているわけでもなく、単なるアンチネトウヨ、アンチ自民党であり、しかも共産党にも行けないレベルの半端者なのですよ。何がリベラルだよ、単なるルサンチマンの塊のくせに。

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