日韓関係における「正しい謝り方」?
いや、そもそも「謝る前提」なのがおかしい。
こういう記事を見るたびにいつも思うのだが、
なぜ、10:0で日本だけが全責任を負わなきゃならないの?
韓国は100%完全に無罪なの?
なんで韓国側の問題点をいつも完全スルーすんの?
「かつてはヨーロッパの国々も多くの植民地を持っていましたが、植民地出身のエリートたちは、欧州の本国に対して反発だけではなく、その文明に憧れる面もありました。自分たちはすでに欧風に洗練されているのに、人生の範囲は植民地に限定されている。そんなエリートたちのルサンチマンが独立を目指すナショナリズムへとつながっていった」
ふむふむ、なかなか良い分析かもしれない。
「だけど、朝鮮半島の人々にとって日本は全然先進国ではなかった。当時の中国・清朝は騎馬民族の満州族が支配していましたから、朝鮮半島の人々は『自分たちこそが中華文明の正統的な後継者で、東アジア文明の中心だ』と信じていた。それなのに、格下だと思っていた日本に植民地化されたのですから、屈辱感しか残っていない」
うん、そうかもしれないけど、ここは明らかに言葉足らずでしょ。確かに、朝鮮側には「日本は先進国」という意識は薄かったかもしれない。だけど事実として日本は朝鮮よりもはるかに先進国だった。それは、たとえば今の中国に対して我々日本人が先進国だという意識があるかというと、おそらくそういう意識はほとんどないのと似ていると思う。
あと、明治維新で急激に近代化したから日本が朝鮮に比べて先進的な国になったのではなく、そもそも鉄砲伝来の頃から日本は朝鮮より進んだ国でしたよ。江戸末期の日本と朝鮮の比較なら、イザベラ・バードなどを読めば一目瞭然ですよね。国際感覚の乏しかった当時の朝鮮人は、日本が先進的な国だということを知らなかっただけです。
もっと言うと、新羅・百済・高句麗の時代でさえ、日本の方が先進国でした。中国の「隋書」倭国伝にも「新羅百済皆似倭為大国多珍物並敬仰之恒通使往来」(新羅と百済は日本を大国で珍しい物が多い国だとしており、ともに日本を敬い仰ぎ、つねに使いを送り、往来している。)と書かれているのですが、そこまで話を広げる必要はないでしょう。
話をもどしますが、「韓国の屈辱感」というのは、そもそも、韓国人の国際感覚の欠如や、事実認識の不正確さに起因するものであって、もっと言うと、韓国人の日本人に対する差別意識の裏返しなのです。
だから、日本が謝罪すればするほど、韓国人は差別意識を肥大化させていくので、絶対に謝罪してはいけません。
もう一度同じ個所を引用しますが
朝鮮半島の人々は『自分たちこそが中華文明の正統的な後継者で、東アジア文明の中心だ』と信じていた。
というのは、噴飯モノですよね。単なる清の属国(植民地)だった朝鮮が、なぜ「中華文明の正統な後継者」になれるのでしょうか。
――とはいえ、植民地支配が終わってから74年が経過し、日本政府も何度も謝罪してきました。韓国の多くの人々はなぜ、今も日本を許そうとしないのでしょうか。
(中略)根本的には日本人側の態度の問題だと思います。
いいえ、根本的には韓国人の侮日意識、対日差別意識と、事実認識の誤りの問題です。
――現実に太平洋戦争が始まった時には、著名な文学者たちを含む多くの国民が快哉(かいさい)を叫んでいますね。開戦に至る経緯でも、政権の中枢にあった人々が対米強硬の世論に抗しきれなかった面があります。
その「多くの国民」には、朝鮮人も含まれるんだよ。多くの朝鮮人が、本土人と同様に快哉を叫んでいた事実を隠すな。チェリーピッキングするな。
ここから、なぜか話題は北朝鮮の問題へと移る。なぜなんだぜ?俺には理解不能。
「しかし、北朝鮮の核問題がある以上、日本と韓国がいがみ合っている場合ではない。米国任せにはできません」
いがみあってる場合ではない、というのはそのとおりかもしれないが、米国抜きで解決なんかできるわけないだろ。
「韓国、北朝鮮とも将来は統一を目指している。」
そもそも、この前提が間違いなんじゃないか?少なくとも北朝鮮は体制維持が最優先であり、体制崩壊につながる可能性がほんのわずかでもある限り統一なんて望んでない。つまり、少なくとも金正恩が存命のうちは統一などありえないということだ。
「冷戦が終結する前の東ヨーロッパにも、北朝鮮のように抑圧的な支配をする国がたくさんあり、共産圏として結束していた。僕が大学生だった1980年ごろには『あと半世紀ぐらいしないと冷戦は終わらないのでは』と感じていたぐらいです。だけど、89年にベルリンの壁が崩れると、東欧の国々の政治体制もあっという間に崩壊してしまった。そうした国々に比べ孤立している北朝鮮が、なぜ今も生き残っているのか。僕にはその方が不思議に思えます」
いや、それを「不思議」で済ますなよ。それでも学者かよ。
北朝鮮の体制が今もなお健在な理由は、中ソ対立にある。1970年代に中ソが険悪な関係になったとき、北朝鮮はどちらに付くのかを迫られた。そのとき北朝鮮は「どちらにも付きません!」と自主独立を宣言したわけだ。これが主体(チェチュ)思想の始まり。
東欧諸国はそのような選択は迫られなかったので、その後もずっとソ連の衛星国を続け、ソ連がコケたら皆コケたが、北朝鮮はすでにソ連の衛星国からは脱していたのでコケなかっただけである。
もっとも、クリントンが決断していれば1990年代に北朝鮮を潰すことはできたのだが・・・クリントンの優柔不断さが悔やまれる。
――日本と韓国のいがみ合いが、北朝鮮に有利な状況を作り出しているわけですか。
「その通りです。日本と韓国がケンカをしている限り、北朝鮮の体制は安泰ですね」
関係ない。日韓が蜜月になっても北朝鮮は崩壊しない。
「朝鮮半島が分断したのは、かつて日本の植民地だったから、という面が大きい。朝鮮半島が統一する時に日本が一番大きな支援をすることで、戦後補償の問題は本当に終わると思います。」
またかよ。朝鮮半島の分断を日本のせいにするのやめろ。直接の責任者である米ソ(米ロ)に言えよ。米ロに言えないからって日本になんでも押し付けるのはやめろ。
それから日本が支援とかほんと勘弁して。今の日本経済にそんな余裕ないよ。なんで日本が支援しなきゃならんのだよ。そんなことしたって、韓国人の侮日意識、対日差別意識、そして事実認識のデタラメさが修正されなければ無意味!
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