部活

学生時代は野球をやっていました。

小学校の時野球が大好きでした。
ボールを遠くに飛ばしたり、投げる球が速くなっていくことがすごく楽しかったからです。

しかし、中学校に入って本格的に野球を始めると、野球が楽しくなくなりました。

1年生の秋から試合に出続けていました。
気がつけば、結果ばかりを追い求めるようになり、レギュラーから降ろされないだろうか打順が下がらないだろうかというようなことばかり考えるようになっていました。

そのため自分が純粋に上手くなっていく感覚や、野球をやっているという楽しさが完全に消えてしまっていました。

おそらく私は競争に向いている人間ではなかったのだと思います。

そしてミスをしたら怒られるかもしれないと言う恐怖に勝てなかったのです。

練習でもミスをすれば怒られるので、自分がどう上手くなるかよりも、ミスをしないでどう怒られないかと言うことを考えるようになっていました。

失敗から学ぶことが多いです。
しかしミスを恐れてしまう環境では、失敗をしてしまえば頭が真っ白になり、なぜ失敗したのかということや、どうすれば良いのかということを考えることができないと思います。

学生時代は、たくさんの失敗をしてたくさんの経験を積めば良いと思います。
もちろん中には失敗をせず、自分の思い通りに進める人もいることでしょう。
大切な事は失敗した人も、思い通りに物事が進んでいる人も、自分自身がなぜそうなっているのかを振り返ることができる環境があることではないかと考えます。

そういうことを考えると、部活動の指導等で、ミスをしたら怒鳴っている監督を見ると、何とも言えない気持ちになります。

子どもたちの目先の姿ではなく、大人になった時、そしてもっとその先に幸せに生きることができるような指導をしていく必要があるのではないかと考えました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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