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創業から突っ走ってきたスペースマーケット第1号社員 益戸佑輔が卒業します (#退職エントリ)

約8年半勤めたスペースマーケットを10/4に最終出社をしてきました。

創業の2014年から約8年半年間走り続けたスペースマーケットを卒業します。

サービスローンチ前からプロボノメンバーとして活動し、そのまま押し掛け社員としてジョイン。振り返ると本当にたくさんの方に支えられ、愛されてやってこれたんだなと、本当に感謝でいっぱいです。私に関わったすべての方に感謝を伝えたい。本当にありがとうございました。

\スペースマーケットのみんな/
役員陣、初期メンバーと、さとまきさん

創業時の押し掛け社員ヒストリーはこちらから。

少し創業から今までを振り返る(スペースマーケットにおける益戸史)

せっかくの機会なので、益戸目線の切り口でスペースマーケットの出来事を振り返ってみたいと思います。(きっとエンジニア目線だと全然違うと思います)お時間ある方はお付き合いください😆

プロダクトが出来上がる前から携わり、ローンチと共に正式に社員に

この時期は色々やった。ほんと色々やった。契約関連整備、スペースリストアップ、スペース営業、スペース掲載代行、一緒に手伝ってくれる仲間集め、バグ出しなどなど。文化祭の前日のようなワクワク感と焦りが入り混じった期間だったと思う。中毒性ありあり。
(当時やっていたことについてはこちらから)

初めてのスタートアップピッチ「launch pad」で準グランプリに涙。

このローンチパッド(Infinity Venture Summit 2014 Launch Pad)の話は、よく創業時のときについて聞かれた時にだいたいお話するトピックス。
準グランプリを取ったとき、超久しぶりくらいな感じで、涙したわけですよ。(二子玉川駅のホームでw)
理由は、よくわからないスペースマーケットというスタートアップにジョインして、自分が進んでいる道が間違ってなかったんだ!世の中から期待されているんだ!
っという喜び?的な気持ちが強かったんだと思う。重松さんは札幌で「くそーくそー!」ってめっちゃ悔しがってたよ。とすーさん(共同創業者の鈴木さん)が教えてくれました。笑

なかなかマッチングが進まないので、自ら顧客ニーズをヒアリングし、スペースをマッチングする。そして、イベント企画にも挑戦

シェアリングエコノミー協会イベントの運営支援

IVSを取ったといえ、まだまた認知低くプラットフォームでのマッチングが中々進まない中、自社で事例を作り出すために、直接自分たちでスペースの開拓をしながら、利用法人ゲスト向けにイベントプロデュース事業を手探りで開始。数億円のビジネスに成長。ほんと色んなイベントやりました。
↓ サイバーエージェントさんの学校を貸し切ったフェスイベントの企画 ↓

お寺を貸し切ってスタートアップ関係者でKIGANイベント開催

自社の周年イベントを普通にやっても面白くないとスタートアップ界隈伝説のイベント「KIGAN」をプロデュース。寺(増上寺)を貸し切りイベントする流れを世の中に作る。(この時の催し物として和太鼓アーティストを呼んだんですが、現在はつんくプロデュースで有名になった和太鼓アーティスト「彩-sai-」さんにパフォーマンス頂きました。

レンタルスペースをコラボスペースにアップデートし、各ブランドやメーカーとのコラボ企画を生み出す。

事例:ペリエとコラボしたスペースを展開

企業が入り込めないプライベート空間で行われる個人的な飲み会などに、企業がその会を支援するという位置づけで、宣伝ではなく情報として価値を届けるコラボな取り組み「コラボスペース事業」を立ち上げる。
○○が飲めるスペース。レンタルスペースを予約すると○○がもらえるスペース。などなど。

たぶん、取り組み実績は100以上やったんじゃないかな。場合によってはレンタルスペースの枠を飛び出して、ポップアップストアのイベントまでもプロデュース。(ファミマさんのご支援をさせて頂きました)

お母さん食堂を二子玉川ライズで期間限定オープン

スペース運営するホストとの関係値が事業に直結する

2019年に実施したスペースマーケットのホストとスペースシェアの文化を醸成するイベント「SPACEMARKET CONNECT」

今回の退職時にも、「衝撃でした!」「Mr.スペースマーケットだったのでびっくり!」「壮行会開きましょう!」など、たくさんのホストの皆さんからメッセージを頂きました。
スペースマーケットのホストは、ほんと色んな方がいて面白い。スペースシェアという文化が繋げてくれた出会いですね。
この東京町田市鶴川にある古民家のホストの方は、創業初期に友人が主催している「遊休資産の活用を考える会」に出席されていて、たまたま出会って。それで、airbnbだけじゃなくて、スペースマーケットに掲載したら利用が生まれて修繕費とかまかなえるかもしれない! とスタート頂いたのがきっかけでした。(今ではスペースマーケットのレジェンドホストに)

サービス精神満載なホストが増え、スペース自体のクオリティもアップ、業界トップクラスのプラットフォームに成長。プラットフォームのマッチング数が右肩上がりで劇的に伸び、GMVも向上。


2019年12月にグロース市場に上場。

東証マザーズ上場セレモニー行ってきた!の記事
たくさんのお花!

鐘は5回鳴らせるのですが、4回目を担当させて頂きました(感動😭)
ここまで連れてきて頂いた、利用者の方々(ゲスト・ホスト)、スペースシェアの伸び(市場)と、プロダクト、経営陣、社員を信じて投資頂いた株主。メンバーの頑張り、パートナー企業の方々、本当に感謝でした。

コロナからの逃げ恥プロジェクト

上場後の年明けからコロナ突入。飲み会自粛ムードとなり、レンタルスペース利用が落ちるかと思いきや、少人数でのレンタルスペース利用が増加。
その流れの中で、TBSさんとドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を再現し、レンタルスペース用にアップデートした逃げ恥スペース。
予約開始、約1週間で予約オープンした日程がすべて埋まるなど、ファンの熱量を感じました。中には、飛行機などで、遠方からご利用される方もいらっしゃいました。

逃げ恥スペース詳細
TBSの皆さんと、瓦そばを提供してくれた西田さん

裸の男とリーダーシップ

重松さんとすーさんは、スペースシェアで「チャレンジを生み出し、世の中を面白くするんだ」と踊り始めました。私は「面白そう!いける!」と一緒に踊る。リーダーである重松さんは、益戸を同じ土俵の仲間として信じ、上下関係なく受け入れました。そこからどんどん仲間が増え、組織、事業、文化が広がっていく。いま振り返ると、この動画で起きていたことが本当にスペースマーケットでも起きていて、重松さんを信じて、フォロワーになれたことを誇りに思っています。もしこれを読んでいる方が、周りになにかチャレンジしようとしている人がいて、その人が信じれるのであれば、ぜひ1番のフォロワーになってあげてください。

感謝しかないこの8年半。

この約8年半、辛かったことも、楽しかったことも、色々ありましたが、
1つ言えるのは、スペースマーケットというサービスはみんなに愛されて利用されるサービスに成長していっているんだなぁと。
そして、私は、スペースマーケットで突っ走ってきた事で、皆さんに助けられ、生かされ、今があるんだなと思っています。
本当は直接お伝えしていきたいところですが、そうもいかなそうなので、このnoteを通じて、メッセージが届けば良いなと。本当に8年半、ありがとうございました。

最後に

なんか、アメリカのスポーツ選手のスピーチの締めの挨拶みたいになっちゃって嫌なんですが、、、
この約8年半、頑張ってこれたのは、妻のおかげだなって本当に思ってます。
スペースマーケットにジョインした頃は、子どももまだ4歳で、元々そんな稼いでいるわけでもなく、故に貯金もなく、まったく安定していなかったので、妻の実家に2世帯住宅で住まわせてもらっていました。
一般的には妻側の2世帯住宅って、「子どもの面倒を見てくれるのでめっちゃいいね!」いう話もあるんですが、一方で近すぎるから故に、大変なこともたくさん。(とはいえ、めっちゃ助かっていたので、ご両親には超絶感謝です)
妻は老舗のオールディーズライブハウスでプロのシンガーとして歌いながら、毎日お弁当(小学校もお弁当な学校で)をつくり、送り出し、迎えに行ってくれていました。もっと私が「家庭も頑張れよ」って話なのですが、この期間、スペースマーケットの事業に力を注ぎ込ませてもらう環境を作ってくれた妻に本当に感謝だなと思っています。

今後について

今後については、既にご存知の方もいるかとは思いますが、また改めてご報告させてください。相変わらずですが、カオスフェーズが大好きな益戸佑輔なので、引き続き、新しいチャレンジングな環境で攻めていきます。
引き続き「チャレンジを生み出し、世の中を面白くしていきたい」と思います

2022年10月 益戸佑輔


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