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ゆるく建築を考える

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建築を中心にゆるーく考えたことを書いていきます。
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記事一覧

伝統とはなんだろうか

堀口捨己建築論集も再販され、もう一度堀口捨巳を見直すことになった。 建築家の中で堀口ほど…

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フル・シット・パーク

フル・シット・パークという公園を最近開発した土地でよく見かける。 この言葉は、近年注目さ…

地方の建築家が「作品?」を作らなくてはいけないこと

地方を拠点に活動を始めて早二か月が過ぎ、生活は東京にいた時とほとんど変わっていない。変わ…

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記憶と人の思いと木之本と

ここ数年ひとの「記憶」に興味を持って設計してきた。 それはひとが感情的なことを忘れっぽく…

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「怒」という感情

近年「怒」という感情が嫌まれる。 大企業では部下に対して、パワハラ行為にあたるから「怒」…

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公園を考える

町田市の薬師池公園西園のウェルカムゲートの計画を設計補助としてコンペの段階からかかわらせ…

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霞ヶ浦での地域づくり

かすみがうら市でのツーリズムというテーマを元に地域づくりを考えています。 茨城県に住んでいたのに霞ヶ浦周辺に行くことはほとんどなかったし、周りの人も観光に行くなら、筑波山の山側に行く人が多い。 茨城県自体は毎年魅力度ランキング最下位ながら、幸福度では15位と結構上の方に入る。そもそも魅力度は他者から視点を元に作られているので、幸福度という県民からの視点には大きく差が出る。 幸福度が高い理由として、仕事がある(経済が回っている)というのが大きいだろう。 様々な人にインタビ

滋賀東部での土地探し

住宅を設計の際、施主と一緒に土地を探すこともある。 現在、滋賀東部で土地探しをしていると…

アートと表現と法と建築 その2

前回の続きで、今回は表現について。 表現とアート現代アートは「個」の表現から「社会」を如…

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アートと表現と法と建築 その1

最近バンクシー展やオラファーエリアソン展など一般の人にもわかりやすい良い現代アート展が行…

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こども園からのまちづくり

こども園の設計の仕事を始めて気付いたこと。 郊外においても共働きが多くなり、助成金も多く…

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技術とは何だろうか

という問いにぶち当たる。 お世話になっている先輩の事務所では三次元CAD(図面作成ソフト)…

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コロナ禍を経て建築や社会は変わるのか

コロナ禍は何を変えるのか。色んな人が論じているけど、自分の考えを。 自分は以前から自宅兼…

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滋賀東部に残る民家と景色

最初の投稿です。ゆるーく? 妻が長浜に転勤して既に、一年以上が経った。 転勤して数か月後には完全にこの地虜となってしまい、もう横浜には帰りたくないとのこと。 田舎出身の妻にとっては、自分の好きな仕事が十分出来、山登りなどの自然のアクティビティを楽しめる田舎は生活するには最高な環境である。 自分も何度も足を運ぶたびに、この土地に魅せられる。 建築家として感じる一番の魅力はこの土地に残る民家である。 グレーの急勾配の瓦屋根、黒い杉壁、軒下の白い左官壁。 山沿いに沿って群れて建