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ウシジマのお仕事'20

映像制作会社に新卒入社してから、もうすぐ丸3年が経ちます。
プライベートとお仕事の境目がとっても曖昧で、だからこそ友達と仕事ができたり、仕事仲間が友達になったりする、そんなこの仕事を、私は天職だと思っています。
大切な人たちと一緒に、クライアントさんの大切な何かを世の中に広める材料作りをする毎日。
アイデア浮かばないとか、時間が足りないとか、寝れないとか、悪口言われたりとか、大変なことはもちろん沢山あったけど、でも一年間いいことばっかりなわけないし、大きい病気もせずに生き抜いたってだけでラッキー!と思ってる年の瀬です◎

しかし今年はなんと言ってもコロナ、大変でしたね。
生活にもお仕事にも色んな変化がありました。
ぱったりお仕事がなくなった時は、なんだか寂しくてたまらなくなったのを覚えています。
と、同時に、今までずっと与えられてばかりだったんだなと気がついたりもしました。
プロデューサーになりたい!とか言いつつ、行動が伴ってなかった。忙しいから、とかなんとか言って、自分を大きく変えることなくお仕事を続けていました。
ただもちろん、今年やらせてもらった制作のお仕事も全て大切なものばかり。私の人生でもきっとトップクラスに入るであろう大切な出会いが沢山あったし、本当にいい経験を沢山させてもらいました。

では、前置きはこのくらいにして今年一年を振り返ってみたいと思います!
(MVとか、出せるものはリンクも貼っておくので見てみてください…!と、大好きな仲間も、SNS飛べるようにしておきます。もしお仕事お願いしたいから紹介して!とかあれば、連絡ください繋ぎます!)

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さて、まず年明けからは、大好きで大好きで仕方なかったプロデューサー(いつもたくさんの学びをくれるP、守谷さん)にべったりついて仕事をしていました。初めてがっつりMVの制作をやらせてもらったのもこの頃。

"I see..."のMVは、SNSでバズって、いろんな人に届いていくのを身近に感じて、すごく嬉しかったです。広告ってなかなか誰かに届くとか実感しづらいものではあるから、その点MVって面白いなって思いました。でも、広告制作の経験、あんまり役に立たなくて、自分無力すぎて、一体今までなにやってきたんだろうとも思いました。
このMVで出会った撮影の山田さん、美術の金子さん、スタイリストのありさん、制作のえいみさんは本当に一生付き合っていきたいと思ってる最高なスタッフ。

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それから、後輩のBOVAを手伝ったりもしました。
子役ちゃんたち沢山な現場で教職取ってたのが初めて役に立ち、「いつか役立つから取っときなさい!」って母の言葉に大感謝しました。
ありがとう母。さすがです。あの時は反抗してごめん。
撮影の光岡さんとご一緒できたの、とっても嬉しかったです。この時はツンツンしてたけど、二度目はにこにこで顔出しに来てくれて、完全なツンデレお兄さんでした。またお仕事したい方のうちのひとり。大優秀カメラマンです。

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次!
本当は3分ある長尺版を見て欲しい・・・!
1年ぶりのショートフィルムなwebムービー。
とっても素敵なキャストのお二人を迎えて、スタッフも奇跡みたいに大切なひとたちが集結してくれて、音楽はodolの「かたちのないもの」。
本当に大変な撮影でしたが、チームがずっとあったかくて、そしてまたしても子役登場、ウシジマの教職経験が役立ったそんな現場でした。
撮影は2度目の山田さん、照明は高田さん、スタイリストは三森さん、ヘアメイクはKanakoさん、オフライン編集は対馬さん、作曲はodolの森山さん、作詞と歌はミゾベさん
書き始めたらキリないし、一人一人に感謝がいっぱいなのですが、もちろんPは守谷さん。そして私の心を支えてくれた制作の奥村と長尾氏
ほんと大変だったけど、メインスタッフの皆さんは今の私にとって完全に欠かせない人たちになっているので、あまりにも大切な現場だったし、大切な出会いでした。
カラコレ終わりに山田さんが言ってくれた「うっしーはよく頑張ったよ」の一言を、今でもずっと大事にしています。笑

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そして再びMV。
大好きな村田監督との出会いです。
柔らかくてあたたかい村田さん。なかなか業界で見かけないオーラをまとっていて、なんというか、陽だまりみたいな人です。本当にあったかいの。
さらに、とっても素敵だったキャストのないるちゃんさつきちゃんとも、ここで、このチームで出会えて本当に嬉しかったです。

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次!
コロナ前、ギリギリのタイミングで撮影したMV。
ずっと一緒に仕事をしたかった同い年の監督、市川稜くん
みんなで伊豆大島の砂漠に行って、ロケハンして撮影して、夜中にみんなでカップラーメン食べて、なんだか合宿みたいで、すごく楽しかったです。
監督も撮影も編集も出来ちゃう凌くんは本当格好いい。大尊敬です。

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さて、この辺りから本格的にコロナやばいぞ・・となり始めた世の中。
撮影も仕事もどんどん減っていきました。
コロナ禍に突入してから初めて撮影をしたとき、メインの制作は同期でした。検温したり、フェイスガード用意したり、もしものために色んなことを考えて準備して…
今では当たり前になってきたけれど、ただでさえ忙しい制作部の仕事にコロナ対策という重たい仕事が一つ加わったのだから、慣れるまではもう大変だったんです。
普段とは違う色んな障壁がある中で、大きい作品で真ん中に立って現場を仕切る同期は本当にかっこよかった。
入社してからずっと、そんな同期のみんなのことを誇りに思っています。みんながいなかったら、私はこれまで続けてこれてない気がするし。

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そんなこんなでコロナにも少しずつ慣れ始めた頃。
ついにプロデューサー1本目です。
知り合いづてにオンラインで出会う、なんて、コロナ禍ならではな出会い方をした監督、山口祐果さん
リアルでは会ったこともなかったのに、私に大切な仕事を任せてくれて、コロナ禍の撮影から納品まで、一緒に駆け抜けてくれました。
今では大切な同志。出会いがオンラインとか、私たちには関係ないと証明してくれた、とっても大切な人です。
このMVは、祐果さんに会わせたい人を集めよう!ということで、撮影は山田さん、照明は穂苅さんにお願いしました。
大好きな仕事仲間であり、大好きなお友達でもあるふたりは、真摯に監督の企画に向き合ってくれて、私の相談にも乗ってくれて、現場では柔軟に動いてくれて。歳はそんなに変わらないのに、私とは頭の中がまるで違う。沢山勉強させてもらいました。
この案件を境に祐果さんが度々彼らと仕事をしているのがすごく嬉しいし、何かあるたび集まってしまうこのチームが本当に大好きです。
そして、制作部は大切な同期奥村と大切な後輩山口。私の大切なスタッフたちを、私と同じくらい大切にしてくれて、一緒になって現場を作ってくれる心強いふたりがいたから、私は安心して現場の真ん中に立っていられました。
プロデューサーとして十分に役割を果たせていたかというときっと足りないことばかりだったと思いますが、沢山支えてもらいながら、本当に素敵なチームで一本目やらせてもらいました。
歌詞太郎さんの音楽だったり、映像だったりに向ける想いの熱さも、近くで感じさせてもらえて、本当に幸せな現場、幸せな作品でした。
TVアニメ「デカダンス」のエンディングテーマになってたので、嬉しくて毎回ちゃんとエンディングまで見てた…!笑

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プロデューサーやらせてもらったりしている裏で、とはいえやっぱり仕事は激減して、会社の近くのお家から東京の田舎にある実家に戻って猫と日向ぼっこしたりとか毎日3食食べて夜に寝て朝に起きて・・
みたいな普通すぎる毎日を送っていたのですが、時間を持て余し過ぎていたので好きな人のために時間を使おうと善兵衛農園という和歌山のみかん農園の公式グッズを作ったりもしました。
昨年末に夏休みをとってファームステイをさせてもらってから、善兵衛の紅みかんと井上家のファンになってしまっていたのですが、絶対相性いいぞ、と思っていた某アウトドアブランドのデザイナーsiopeeeeさんにお願いしてTシャツを作りました。
siopeeeeさんとも、直接ちゃんとお話ししたことなんてそれまでなくて、けれど同じ熊本出身ということと絶対にこの人にお願いしたいという気持ちだけでインスタから連絡させていただき、ひたすら遠隔でやりとりしてデザインしてもらいました…!
農園のこととか紅みかんのこととか、すごく沢山思いを巡らせてくださって、寄り添ってくださって、本当に感謝してます。
ありがとうございました!
いろんな人が着てくれているの、本当に嬉しかった・・・

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同時期くらいでしょうか、私の初メイン案件とか、初めてのシネアドとかの音楽を作ってもらい、節目節目で関わってきたバンドodolのnote、
"odol|backyard"を始めることになりました。
私は、ボーカルのミゾベさんが毎週火曜日に更新する"ミゾベのnote"にベタ付きすることに。
一人じゃ不安すぎて、#言葉の企画 同期でライターのむらやまあきちゃんに即連絡して協力してもらい、これまで約7ヶ月ずっと毎日のように連絡をとって、今までみんなでやってきました。
ヘッダーはミゾベさんの素の部分をあっという間に引き出してくれたカメラマン野本氏に撮ってもらっています。

途中、ミゾベさんの片目が見えなくなったり、あきちゃんが体調を崩したり、私が忙殺されたり、それぞれに大変なことがありました。
私とミゾベさんに関しては、ラインでも電話でもよく言い合いになっていたような気がするし、そんなに歳は変わらないとはいえ年下の女の子からやいやい言われるのはハッピーな話ではなかったでしょう。
けれど、毎週ちゃんと更新して、ちゃんと続けてこれたこと、本当に凄いと思います。ちなみに私が一番好きだったのはミゾベさんのお友達とのお話。
毎週、ミゾベさんの中にある過去とか未来とか今の想いとか、色んな事を知れるので楽しいお仕事です。
森山さんが推しだけど、ミゾ氏も本当に大好きだよ!いつもありがとうございます!いつも見守ってくださっていたマネジメントチームの今井さん、熊木さんもたくさんお世話になりました。
ありがとうございました!
私の好きな回のnote載せとくので読んでみてくださいね。

今、ちょうど半年くらい振り返ったのかな・・
まだ半年???
色々起こりすぎている…!
もうちょっと続きますよ…

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世の中がコロナに慣れてきて、広告案件も増えてきた頃ではありましたが、広告は載せられないのでMVを。
念願叶って社内の若手ディレクター明日也さんとのお仕事。
MV、だいぶ慣れてきたぞ、と思ってたら、そこに夏の暑さを足した瞬間もう…!!!これはまじで無理…灼熱地獄…スタッフ倒れないか心配、その前に自分が倒れるかもで心配…
そんな蒸し風呂のようなロケ地の中でふらふらになりながらみんなで頑張ったので、ちょっと夏合宿みたいな感じで、すごく思い出深い現場です。
時間がかなり限られていた中で忙しなく撮影を進めていたけれど、同じような状況下で怒鳴り出す人も多いこの業界で、先輩の中島さん、ずっと優しくてすごいなって思った…
いつでもみんなのお手本で、人として最高な先輩。私もなかじさんみたいになりたいな…

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続いて、
はじめてのワンカット。
監督は山田健人さん。
撮影は川上さん。
スタイリスト服部さん。
スタッフリストで見てた方々…
馴染みのスタッフはヘアメイクの堤さんだけ…
好きな人ばかりで現場を作りがちな私には、
めちゃくちゃ久しぶりな空気感。
でも、
この現場に行ったからこそ、いつもみんなにとっても甘えさせてもらっていたことに気付けました。
あと、過ごしやすい環境ばかりに身を置かず、新しい出会いを大切に、新しい環境にも沢山飛び込んで、ずっとフレッシュでいられるように頑張らないと…!とも思った。
ワンカット、緊張したけど、これも本当にいい経験になりました。

***

さて、映像見せれるラスト…!
監督は序盤でも出てきたkoeの稜くん
初めての配信ライブの現場でした。
あまり褒めてくれない稜くんが「いると安心する」と言ってくれて、クリスマスプレゼントでも貰った気持ちになりました。嬉しかった…
私は凌くんがいるとホワホワしてしまって動きが鈍るのだけど(幼なじみに働いてるとこ見られるの恥ずかしい…的な感情になってしまう謎。)、ちょっとこれからは凌くんの前でも姿勢正して目の色変えて働かなきゃと思いました。
初音さんとも初めてお仕事出来て、美術部さんの大変さを身をもって体験させてもらって、スタッフへの感謝と尊敬の念がより増しました。
編集のあらきくん含め、本当に同級生くらいのメンバーが集まった制作チームで、なんかちょっとずつみんなインキャで、すごく居心地がよかったです。笑
楽しかった…!!!お疲れ様でした…!!!

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見せられるものは全部載せた気がしていますが、なんか抜けてたら思い出すたび追記するかもしれません。
しかしまあ、ざっくりとこれだけMVやったんだなあと。
2年目までずっと広告映像ばかりやってきて、3年目になって突然こんなにたくさんMVをやることになるなんて思ってもみなかったですが、広告とはまた違う良さがあってとっても面白かったです。
あと、MVの現場は若手が多いので同世代のスタッフとたくさん出会えてすごく嬉しかった。仲間が一気に増えた気持ちでした。
同い年くらいの人たちがこんなに頑張ってるんだから自分ももっとやれる、やらなきゃ、ってたくさん思わせてもらえて、刺激受けてました。多謝…!

それから、広告の方でも。
初受注、とにかく本当に嬉しかったです。
代理店チームの皆さんも、クライアントさんも、ちょっとびっくりするくらい優しくて、監督は大好きでずっとお仕事したかった圭さんで、カメラマンは大祐さんで、オフライン対馬さんで、とにかくもう本当に心強くて。
大好きな人からのご依頼で、私にとっては広告映像初受注で、大好きなチームで、正直今までで一番商品やクライアントさんのことを調べて考えて、キャスティングのためにお手紙みたいな長文メール送って、出て欲しかった方に出てもらえて、会いたかった人に会えて、なにより、最後にクライアントさんがとっても喜んでくれて、全部の瞬間が本当に宝物でした。クライアントさん含め現場の全員から「うっしー!」って呼んでもらえて、毎日幸せだなって思いながらてんやわんやしてました。笑
もちろん大変なことも山ほどあったけど、それでも、思い出すのはハッピーな瞬間ばっかりです。
本当に全てが言葉に出来なくてなんか悔しいけど、ただただ心から感謝です。

他にもたくさんの広告に関わらせてもらって、たくさんのスタッフの皆さんにお世話になりました。
大好きな三田さんや、アシスタントの皆さん、くろ兄や、もにもににも久しぶりに会えたりして、本当に嬉しかった…!

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さて。
今年は初めて、仕事がおさまらないという事態が起きています。
でも、正直幸せなことすぎて、全然おさめたい感情も湧いてこないし、このまま仕事しながら年を越します。

相変わらず「好きなことをやりたい!」ではなく「好きな人と仕事をしたい!」が私のやりたいことなので、
これまで通りまっすぐ、
愛してくれる人を愛して、
自分が好きだと思ったことは大切にして、
やっぱりみんなにも頼らせてもらいながら、
いつでも優しくハッピーに生きていきたいと思います。
そして、好きな人と仕事が出来た時、最大限をいつも出せるように、これからも精進します。

いろんなことがあった一年、
皆さま本当にお疲れ様でした。
来年も、どうぞよろしくお願いします◎

ウシジマナツミ

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