見出し画像

映画にてビジネスチャンスを発見!

インターミッションをご存知だろうか?

インターミッションとは3時間を超えるような長編映画を上映される時などにある10分程度の休憩である。

昔の映画はフィルムのキャパが今よりも少なかったため長編映画を上映する際には入れ替える必要があった。そのため、2000年以前にはインターミッションのある映画が比較的多い。その名残りで現在にもそれを設ける映画が存在している。
しかし、存在しているとはいえ、その数は大きく減少している。それは前後編に分けて放映する映画が増えたからである。分けて上映することにより単純に儲けを増加させることができるのでこの流れは必然である。

だが、あえてこの時代にインターミッションを増やすべきだと私は思う。いやこの時代だから増やすべきである!

それは前後編を一度に上映しインターミッションを設けるのではない。
120分程度の映画、あるいはミステリーなどの考える楽しさがある映画に設定する!

理由は2つ

  • サブスクで映画を観ることや動画配信サービスで最長でも1時間の短い動画を観ることに慣れた現代人には一定時間座って観るという行為に集中する力が欠損しているため


今日日誰もが何かしらの媒体、アプリを通して映像、音楽、文学に触れている。それもどこでもいつでも簡単に。
その中でわざわざ特定の場所、決まった時間にただ鑑賞すること(人によっては飲食も)は疲れるという意見を持つ人は少なからずいると思う。そんな彼らにはインターミッションがあることで余念をリフレッシュし集中し直すことでより映画を楽しめるだろう。

  • 近年、物語の伏線や仕掛け・トリックなどが複雑・難解化し、客がストーリーとは別の楽しみ方をする映画が増えいているため
    (映画に限った話ではないが)

最近某ピースや有名長編漫画の個人考察が溢れかえり、それらを楽しむ人たちもまた溢れかえっている。
ネット文化の広がりによりアニメ・漫画などの趣味の文化も広がった。
また、ネット文化の広がりにより人々の自己発信欲も高まった。
そうした背景が今の考察文化の裏にあると思う。

少し脱線したが、個人の意見を共有する欲求が強まった現代人にはミステリーや推理ものを観た際に発した疑問や仮説を誰かに伝えたくなる習性がある。家でも教室でもネットでも。もちろん映画館でもそれは起こる。
しかし、インターミッションがあれば、他人と意見交換や情報整理をしたり、1人の場合はメモなどをしたりして発作を抑えることでリラックスして物語の結末に臨めるだろう。

インターミッションのある映画、上映サイクルは多少落ちるが客の満足度は向上すると思うので実験的に始める映画・劇場があってもいいと思います。

全国の映画監督、映画関係者、気を衒った映画オタクの方々いかがでしょうか?

※これは私のビジネスチャンスなのでくれぐれも内密に

いいなと思ったら応援しよう!