2泊3日因島旅行日記

釧路在住の一般人です。

行ってきました。いんのしま~~~~!!!
3月に自分への誕生日プレゼントとして予約した因島旅行。
あっという間に4カ月経ってました。その日記のようなものです。
時が過ぎるのは早いものだと思う。


どうして因島に来たかというと、好きなアーティスト、ポルノグラフィティの出身地だからです。
キモ理由だけど、そのキモさがかすむくらい素敵なところでした。

できるだけ時系列順に思い出を残させてください。

因島をはじめ、しまなみ海道をあっちこっち移動しながら景色を堪能させていただきました。

私が住んでいるところの最高気温よりも、尾道の最低気温の方が高いという日本の不思議を体感した3日間でした。


1日目

移動

釧路空港から羽田空港へ。

私はANAユーザーなのですが、ANAの飛行機が釧路空港霧のため飛ばず。広島どころか羽田空港にも届かないかもしれない大ピンチ。

離陸15分前くらいに欠航の案内が来て、人々は払い戻しや便振り替えなどで窓口にダッシュ。私も慌てて保安検査場を出る。

慌てて約30分後に離陸予定のJAL羽田空港行きの便を購入。このJAL便も数10分の遅延をしていたので奇跡の搭乗でした。
直前の航空券購入は値段が高すぎてめまいがしたけど、旅行がおじゃんになるよりずっとマシ。
冷静になれば全部オンラインでできるので慌てる必要はなかった。保安検査場の前で座席を確保して保安検査締め切り5分前に通過。無事離陸できました。

この時すぐ次の便に乗れたのは、手荷物を機内持ち込みにしてたからですね。もし預けてたら便の振り替えに手間取って飛行機乗れなかったかもしれないので、荷物を減らした自分に感謝。優勝!


無事に羽田空港に到着。飛行機めちゃくちゃ揺れた。

ANAユーザーなので、羽田空港の第1ターミナルから第2ターミナルへの乗り換えのことをすっかり失念していて、JAL発着の第1ターミナルでANAのカウンターを探すという失態。
無事に第2ターミナルに移動して広島空港行きの飛行機へ。

羽田も広島も快晴でトラブルなく到着。無事に乗り継ぎできて本当によかった。時刻はおよそ14時。
広島はカンカンの快晴!最近の旅行は曇天が多かったので、晴れてうれしい。到着まですごい長い。やっぱ遠いわ釧路。

現地で前日から神戸観光していた母と合流していざ尾道へ。

尾道から因島へ

広島空港から尾道市までおよそ車で50分くらい。
本州の高速道路は北海道に比べてカーブが多いのにみんな飛ばしまくるから、ヒヤヒヤしてました。


因島へ直行。しまなみ海道を進みます。
尾道から向島、因島へ。
大きな橋と穏やかな海、高く伸びる造船の重機とこんもりとした島々。人工物の直線と自然のなめらかな曲線の美しいこと。
大きな橋をくぐり島に上陸するワクワク感はここでしか味わえないかもしれないです。
よくこんな大きな橋を作るよなと人間の意地に感心しつつ、しまなみ海道の高速道路料金の割高さにちょっとビビる。管理にはお金が掛かるよね!しょうがないね!

「因島へはここでおりてください」←テンション上がる

プラザオカノ

因島北ICを降りてちょっと進むと見えてくるプラザオカノ。
この旅の目的地の一つ、プラザオカノさんは日祝がお休みとのことなので、土曜日だったこの日しかチャンスがない!
グーグルマップで見たまんまだ!!
一応営業時間内にきたつもりだったけれど、シャッターは閉まっていました。中の電気は付いていました。
初めて訪問するところに「開けてくださーーい」なんて言えるはずも無く、ひっそり外観の写真だけ撮りました。盗撮だよなぁコレ。
盗撮だよなあと思ったので画像は載せません。

尾道本通り商店街

ホテルのチェックインのため尾道に戻ります。行きがきれいな景色なら、帰りもきれいな景色です。この時間でおよそ17時くらい。SAに寄り道したり景色撮ったりしたので、結構時間食った。
尾道駅の商店街では七夕祭りが開催されているようで、飲食店はもちろん、雑貨屋も服屋も何かしらの露店を出していました。地域のお祭りってこういうことだよな…!!
空腹も限界を迎えたので、商店街の一角にあるお好み焼き屋さんへ。
尾道市久保の「てまり」というお店。
おなかが空いてたのもあるけど、お好み焼きが美味しすぎた。
お通しで出てきた長いもと梅の漬物が特に良かった。

1.5人前のてまりスペシャルを食べました。美味すぎた。



誇張抜きで今まで食べてきたお好み焼きのなかで一番美味しかったです。やっぱり本場は違う。
あとから調べて見たら、普段は昼間の営業のお店で、この日はお祭りだったから夜まで空いてたのかな?と推測。
運良く食べられたのなら尚更ラッキーです。また次もここで食べたい。

今夜宿泊するホテルは尾道の「さくらホテル」
商店街の通りから海沿いに1本ずれた道にあります。
オシャレなホテル。瀬戸内海を一望できるお部屋でした!やったー!

尾道駅のお土産屋さんで購入したはっさくゼリーとはっさくチューハイで優勝し、一日目は終了です。尾道最高。はっさく大好き因島万歳。

尾道観光なら千光寺観に行ったり、遊覧船に乗ったりしたかったけど、あくまでも因島観光がメインなので、また次にね!


2日目


尾道の朝


朝はホテルのバイキング。おかずは10数種類、ご飯、パン、ヨーグルト、シリアルと、まさに「こういうのがいいんだよ」の朝。
瀬戸内海の朝焼けを見ながら食べて最高の一日のはじまりでした。
この尾道の朝焼けがす~~~~~~~ごくきれいでした。
今までみた朝焼けのなかで一番きれい。
黄色く淡く景色がぼやけて、海面に反射して伸びる太陽が幻想的でした。
ただダイレクトに日光を浴びるので暑い。汗だくです。

ホテルからの朝焼け。こんな鮮やかな朝焼けは初めて見た


早速因島へ!の前に道の駅へ。
瀬戸内海の島々を一望できる「道の駅みはら明神の里」。どえらく景色がいい。
”たこもみじ”という、たこペーストが入ったクリームチーズのもみじまんじゅうを購入。たこの味がするというよりも、クリームチーズの塩気がたこの風味という感じ。思ったよりもクセがなくておいしかった。(暑い日にもみじまんじゅうはちょっと重かった)

因島観光協会

寄り道もそこそこにしまなみ海道へ。
2日目は誰が見ても快晴。雲一つ無いのがまた、やけに最高。


寄せ書きがあるフロアにベンチあり

土生港のなかにある因島観光協会に行きます。
因島のゆるキャラ”はっさくん”のグッズなどが販売されています。

因島出身のポルノグラフィティをオマージュしたグッズ、インタビュー記事の切り抜き、広島に来たときのポルノグラフィティの写真ほか、いつの何!?みたいな掲示物がところ狭しと並びます。

因島に来られた喜びを残せる寄せ書きもできますが、好きな歌手の地元に来ている恥ずかしさが抜けていなくて、当たり障りのないことしか書けない。

建物内でキャッキャしていると「ポルノグラフィティのファンのかたですか?」と観光協会のスタッフの方に声をかけられます。
ポルノグラフィティファン向けの「ファンマップ」なるものを頂きました。
わぁ~!すごい~!ありがとうございます!なんてリアクションしたけど、コレが目当てです。

ファンなら行くだろうスポットが営業時間と共に載っているのでノープラン旅行者には大変助かりました。
島内5カ所にあるポルノグラフィティのメッセージ入りのベンチ巡りの旅スタートです。

はっさくんアクキー2個を購入し、折古の浜に向かいます。

折古の浜

まさに夏盛り折古の浜。地元の方でしょうか、何人か海水浴をしていました。
浜は少し入り組んで入った所にあるので、波が穏やか。
こんなにきれいなエメラルドグリーンの海は初めて見ました。
(私になじみのある海はコンブの色で茶色く見える)

写ってないけどベンチあり。2カ所目。


驚いたのは折古の浜に行くまでの道。
因島は坂道が多い土地なのは知ってるけれど、折古の浜に行く道が急すぎる。余りに急で狭すぎる道をくだる。目の前に広がる海がきれいなのによそ見したら絶対に事故がおこる。対向車が来たら終わる。
ここに住んでる人すごいわ。

因島市民会館

続いて因島市民会館へ。
はっさくんのTwitterアカウントのヘッダー写真の場所。
ポルノグラフィティが島の小中学生を招待してライブをしたところ。
しまなみロマンスポルノのライブビューイングで地元の高校生とコラボレーションしてライブを劇場に生配信したところ。


ベンチ3カ所目。ここでセッションしてたな~


初めて来るのに、初めてくる感じがしない!
写真や映像で何回も見た景色が目の前に。とても感慨深かったです。因島にいるよ~~!
ベンチのメッセージに胸を熱くして、次の場所へ。
一カ所ごとの滞在時間が短いのは暑すぎて早く車に戻りたいからです。

はっさく屋のはっさく大福

ここでお昼休憩。「はっさく屋」へ。
「因島」でパブサしたら上位に出てくる”はっさく大福”が食べたい。

逆光すぎちゃうくらい外がまぶしい。レスカも最高に美味い。



はっさく大福は季節限定なので販売しておらず、7月は”はっさく甘夏大福”が売られていました。
これ今回の広島旅行の中で一番美味しかった。
もちもちの皮と、ジューシーな果物、あふれ出る果汁。
美味しすぎる~~~~~!!

炎天下の中移動するので、お土産として購入はしなかったけれど、思い出してもよだれが出るくらい最高に美味しかった。

店内に因島大橋を展望できるイートインスペースがあるので、そこでいただきました。景色がきれいだ~!

お店には、ふっっっるいポルノグラフィティのサインと、ほかにも沢山の著名人のサイン。そりゃ来るって。こんなに美味しいもの。

ペーパームーン

大福一つで空腹が満たせるはずもなく、ファンマップに載っていた喫茶店「ペーパームーン」へ。
名前は知ってるけど、どうしてここが聖地になっているのかいまいち分かってない。
席に着いたらポルノグラフィティの高校時代の文集とか、卒業アルバムの切り抜きとか、地元の子どもたちに野球を教えている様子とか、子どものころの写真とか、ご家族の写真とか、「ここだけのもの」が詰まったアルバムを渡されます。だから聖地になっているのか?

いきなりの濃すぎる情報量を投げつけられて圧倒されている私。
店内にはもう一組。ポルノグラフィティのファンがいらっしゃっていて、地元の男性たちとお話をしていました。

余談。私はステージに立ち音楽を演奏するポルノグラフィティが好きで、お二人のポルノグラフィティとしての人生の外側を触れたような、エンタメとして摂取していい領域をこえたような、謎の罪悪感に襲われる。

お二人の人生のポルノグラフィティじゃない部分も知りたいという方は訪れた方が良いし、そうじゃないかもな、っていう方はお食事だけ楽しむのが良いと思います。
いろいろ教えていただいたけど、ここには書きたくないので、知りたい人は訪問してください。
注文したレモンおろしハンバーグがすっっっごい美味しかった。

因島観光協会での購入品と共に。めっちゃ美味かった。

店主さんはとても親切で、次の目的地の相談や地図ではわかりにくい場所の行き方も教えてくれました。シールもくれた。
ホスピタリティにあふれすぎている!

広島滞在中は3食お好み焼きも覚悟していたので、こんな美味しい洋食も頂けるなんて!と大満足で次の目的地へ。

因島総合支所

土生港・商店街のすぐ近く、因島総合支所へ。

庁舎がグッドデザイン賞を受賞していたことは知っていましたが、最初は庁舎じゃなくてオシャレなお店か何かかと思った。
見晴らしが良く景色も最高。ここで働いている公務員がうらやましすぎる。

ベンチ4カ所目。この景色見ながら働けちゃうのうらやましい


尾道市役所に就職して、因島に異動したらいいんですか?ここで働かせて下さい。

ポルノのベンチは海側のバルコニーにありました。役所が休みでもベンチが見られてありがたい。

見晴らしがいいということは、直射日光で暑すぎるということ。ベンチに座ってゆっくりしたかったな~と思えないくらい灼熱。
車に避難し次の場所へ。

因島アメニティビーチ

ポルノのメッセージ入りベンチを巡る旅最終地点の因島アメニティビーチへ。
この日、ビーチではお祭りが開かれていて、大大大混雑。
この中でベンチを探すのは途方もなさすぎるということで、次の日の朝イチで人が居ない時間を狙うことに。

しまなみ観光

時間に余裕ができたので、しまなみ海道の因島より先に進みます。この時点で14時くらいかな。
因島に入るときがきれいなら、そこから続く島々も美しいのは当然で、右もきれい!左もきれい!橋をくぐるのも楽しい!視野が足りない!という状態。
車内からだと景色が狭まっちゃうから、自転車で巡っている人がちょっとだけうらやましくなる。暑いから遠慮しますが。

愛媛県に入ります。島だけど四国初上陸!来島海峡サービスエリアへ。
当然景色が良い。フォトスポットも多数用意されてて良い。
蛇口からミカンジュース出てくるヤツがあるところ。せっかくだから撮影しながら蛇口をひねったけど、後ろにどんどん人が並ぶのでモタモタ撮影してられない。
しまなみ海道のお土産も四国のお土産も広島のお土産も全部あるし、周辺地域のグルメが食べられるフードコートもある。なんでもある。

夕方になってきたので因島にもどります。この日は因島に宿泊です。
ホテルにチェックイン。滞在するのは「HUB INN 離れ」。

1人暮らしするならこういうオシャレな家具をそろえたいよな~~っていうシンプルでキレイな内装。白い壁に木目調の家具が映える。

洗濯乾燥機も付いてる。ありがてぇ~~


お好み焼き うえだ

夜ご飯はホテル近くのお好み焼き「うえだ」へ。
ネギ焼きと因島名物「いんおこ」をいただきます。
当然のようにある昭仁さんのサイン。ファンマップに沿って観光してるからそりゃあるんだけど、「島の人は家に3個くらいわしらのサインある」って言ってたのがマジに思えてくる。

お好み焼きの麺がうどんになっている”いんおこ”をいただきました。
めちゃくちゃボリュームあるけど冷えた瓶ビールと一緒にガツガツ食べられる。
あらかじめ一口サイズに切って出していただけたので、食べやすくて最高。


丁寧なお仕事尊敬します。めっちゃ美味かった。

せっかく良いホテルに泊まるのに、疲れすぎて速攻で就寝。


3日目

やり残しを回収


旅行最終日。

早起きして、そういえば行き忘れていた新藤フルーツを観に行く。
ここはもう営業していないけど記念にね。

朝6時ごろに観に行ったのですが、地域の人はもう活動してらして、自分の生活習慣の甘えを実感。


前日に人が多くて諦めたアメニティ公園のベンチを探します。
広い公園だから探すの大変かなと心配だったけど、すんなり発見。でも人多かったら見つかんないわ

ベンチ5カ所目。朝7時だけどもう暑い。

朝ご飯は「菜の花」へ。窓から見える因島大橋が絶景。
朝8時半から営業しているカフェ。モーニングセットをいただきます。
別途料金を支払ってデザートにケーキも頂いちゃって。
はっさくガトーショコラなんて、ここでしか食べられないじゃない?

テラス席もあったけれど、朝のこの時点で気温が27度とかあったからクーラーの効いた室内で朝食を済ませました。広島に付いてから空腹だった時間が1秒も無い。


山陽道が混みそうなのでここで島内観光は終了。しまなみ海道を通って広島空港に行きます。
途中、瀬戸田PAによります。はっさくソフトクリームを食べたり、会社や友だちへのお土産を購入。はっさく味のものとか、因島由来のものを中心に買いそろえました。はっさくゼリーは10個買った。

帰路

無事に広島空港に到着。空港で尾道ラーメンを食べる計画だったけれど、しっかり胃もたれしていたので食べませんでした。
空港のお土産屋で追いはっさくゼリーと広島名産のお土産を追加購入。所持金が1000円を切るまで買いました。釧路空港発の帰りのシャトルバスのお金を残しておくのを忘れました。旅行初心者か?


無事に釧路空港着です。空港のATMでお金を下ろし帰宅。
トラブルとか謎の罪悪感とか、いらん照れとかあったけど、最高の旅行でした。広島来て良かった~~~

旅行総括

知らない方が幸せだったかも…なんて後悔しそうになったけど、地元を訪れるという踏み込んだ行為をしたのは自分なのでね。

「あの急な坂道」が本当に急すぎるな、とか、この道を自転車で高校まで通うなら足腰強くなるよな、とか、折古の浜まで行く道が険しすぎるとか、この景色をファンに伝えてくれたんだとか、来たからこそ分かることもありました。
自分の表現力では描けないほど、景色が美しすぎる。旅行中100回は言った。大好物のはっさくゼリーは20個買った。

省略したけど、ダムのそばの桜の木、因島フラワーセンターにも寄ったり、大山神社で激遅の初詣をしたりしました。プラザオカノ横は5回くらい通過した。


因島で体感した「多島美」は一生忘れない景色の一つになりました。
広島旅行の余韻に浸りながら仕事をしているときに見た、釧路の夕日も結構好きです。住んでるところが好きって良いな~と思うようになりました。釧路のことももっと好きになれたらいいな。

2024年にはポルノグラフィティのツアーも決まったし、働いて旅費稼ぐぞ!

長い文章になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。



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