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「内閣支持率28%」でも、朝日新聞支持率は10%

オリンピック閉会式翌日のYahoo!ニューストップに「内閣支持率最低の28% 朝日」という見出しが踊っていた。

朝から暗い気分になるので、できればもうちょっと前日の閉会式についての報道をしてもいいと思うのだけど、確かに支持率が低いのは事実だと思う。

でも、気になるのは、そもそもその世論調査をした新聞社、朝日新聞の支持率は、国民の何%かということである。ちょっと考えてみた。

まず、朝日新聞の発行部数は470万部(ABC部数)らしい。ネットの有料会員数23万人(Wikipedia)もいれると500万人。これを単純に日本の世帯数で割ると、だいたい10%。

もちろん、朝日新聞を支持しながらも、購読していない読者もいるだろう。でも、反対に事業所での購読など、朝日新聞を支持していないけれど購読しているところも多いと思うので、プラスマイナス0。そうすると、やっぱり朝日新聞の支持率はだいたい10%というところではないだろうか。

もちろん、内閣支持率と朝日新聞の世帯購読率を見比べて「政権を批判するな」ということを言うつもりはない。確かに、本来の原因はそうであるか別にして、政権への不満は大きいと思うし、それを報じることは大切だ。

ただ、朝日新聞はこの28%という数字を使って、政権に対して「真摯に数字に向き合い、国民に寄り添った行政運営をせよ」と警告しているのだと思う。

だから、ぼくも朝日新聞に言いたい。朝日新聞の国民の支持率は、大きく見ても10%ぐらいである。だから、「国民の声に真摯に耳を傾け、正しい報道をせよ」と。

もちろん、朝日新聞として反論はあると思う。「購読率を支持率と見るのはおかしい」とか。

そうであれば、次回の世論調査の時に、あわせて聞いて欲しい。「あなたは現在の朝日新聞の報道姿勢を支持しますか」と。おそらくその結果は10%どころではないのではないだろうか。

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