「コメダ珈琲」が高収益を弾き出す単純な理由
先日、コメダ珈琲を利用して、コメダ珈琲が高収益を稼ぎ出す理由が分かった。
簡単な理由とは
経済記事などを見ると「フランチャイズ主体であること」、「郊外立地がコロナの中強みになった」などなど、専門的な意見がたくさんある。
もちろん、それはそうなのだと思うけど、その前に、ものすごく簡単な、素人でも分かる理由があると思う。それは
最低客単価が高いこと
である。コメダ珈琲に一度でも行ったことがある人は、すぐに気づくのではないだろうか。
最低客単価の高さ
コメダ珈琲は一番安いドリンク商品(コーヒー)の価格が430円である。
これが同業のドトールコーヒーは、220円。「高い」というイメージがあるスターバックスでも290円なのである。
本当に単純な計算になってしまうのだけど、計算してみるとコメダ珈琲は、ドトールコーヒーの半分、スターバックスの3分の2の来客数でも、同じ売上を得ることができるのだ。
「高くない」印象
そして何よりもすごいのは、コメダ珈琲に「高い」という印象がないこと。これは、モーニングの時間帯にはドリンクに必ずトーストがつくことから「おまけがお得」という印象を得ているおかげだ。
でも、冷静に考えると、これは強制的にセットを頼まされているといえなくもない。なぜなら、ドトールコーヒーで220円のコーヒーを頼んで、トーストを別でプラス190円で頼んだら、コメダ珈琲のコーヒー一杯と同じくらいの値段になるから。
だから確かにコメダはお得なのだけど、安く済ますことはできないシステムなのだ。
客層がよくなる効果も
そして、最低客単価が高いことは、他にもいい効果を生み出している。それは「とりあえず安いから」と、安さでくる客層を一掃できるということ。「とりあえず安いから」と、いわゆる街の喫茶店から、チェーン店に流れる客は、正直店の雰囲気を悪くする人も多い。
でも最低客単価430円となると「最低価格で飲みたい」のではなく、コメダで飲みたいというお客さんを集めることができるのだ。
結果的に、質の良いお客さんが、高い単価を支払ってくれている。
だから、コメダ珈琲の高収益の秘密は、「最低客単価の高さ」にあることは間違い無いと思う。
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