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いろいろな記事

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うしをいが書いたいろいろな種類の分類できない記事をまとめています。
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#エッセイ

汗をいっぱいかいた後、シャワーという「幸福」

今日は珍しく、一日外を歩き回っていた。最高温度38度、風のほとんど吹かない盆地の京都は地獄だ。こんなにも体内に水分があったのかと驚くぐらい、汗が溢れ出てくる。 シャツもパンツもベトベト。本当に疲れた。 でも、家に帰ると、極楽が待っていた。 いつもと同じ、シャワーを浴びて、暖かい湯船に浸かる、ただそれだけなのだけど、それこそいつかの金メダリストの言葉が出てしまう。 「チョー気持ちイー」 髪の毛についた油も、背中の汗も、足の汚れも、ぜーーんぶ流れ去ってしまって、さっぱり

謎のメモ「タモリ」の正体が分かった件

妻はいまだにいわゆるガラケーを使っている。メールを見るときはパカパカしているし、着信音はいわゆる少し古めかしい着メロが流れている。 今時、スマホを使っている人は、大体メモはリマインダーやメモ帳にしていると思うのだけど、ぼくの妻はそんな事情もあって、いまだに紙にメモをしている。 そして、翌日にしないといけないことは、付箋に書いて、キッチンに貼っておくことが多いのだが、先日そのメモに関して、不思議なことが起こった。ある朝、ぼくが起きてキッチンに行くと、そこに「タモリ」という付

「諦めた青信号」ほど赤にならない

少し先の信号が、青色になった。 走ったらなんとか間に合いそうだけど、いつも走って渡ろうとしても間に合わず、「走り損」になることばかり。 それに、今日はそんなに急いでいるわけでもないし「まあいっか」と、渡るのを諦める。 ところが、歩いても歩いても赤にならない。 いつもあんなにもすぐ赤くなるのに。このまま歩いていても間に合いそうなくらいである。 「よし、じゃあ少し急いで渡ろう」と駆けだす しかし、やっぱり少しして点滅し始めた。 結局、いつも通り。信号にたどり着く直前

「DEAN & DELUCAとポケモンGO」の意外な共通点

今回は、全く性格の違う二つのものの共通点を、偶然にも見つけたお話。 DEAN & DELUCAまずDEAN&DELUCAについて。 皆さんご存知の通り、ニューヨーク発のおしゃれな食料品店。世の多くの女性と同じように、うちの奥さんもDEAN&DELGAが好きで、特に京都に店ができてからは、しょっちゅう足を運んでいる(ウィンドウショッピングがメイン)。 ポケモンGO次にポケモンGOについて。 世界中で爆発的にヒットしたスマホゲーム。ぼくは元々あまりゲームはしないけど、親友がハ

GoToEat発券は「ファミマの空いている時間に行ってあげて欲しい」と思った話

先日GoToEatプレミアム食事券(京都府版)に運良く申し込むことができたので、その食事券について「発券時の注意」と「発券した時のエピソード」について書いてみました。 GoToEat発券時の注意まず、プレミアム食事券発券の注意点は次の通り。 (1)発券ができるのはファミリーマート (2)混雑時(昼 11:30~13:30頃、夜 17:00~20:00頃)は絶対に避ける (3)発券には結構時間がかかる(5〜10分)ので時間に余裕を持って (4)クレジットカードが使える 特

自称「当たりにくい人」は勘違いである2つの理由

今年はマスクやら食事券やら、色々と抽選の機会が多い一年である。そんな中、ぼくが応募していたシャープマスクの当選メールがやっと届いた。嬉しくて、何の気なしに友人に話したら「運いいなあ。わたし運が悪くてそういうの全然当たらへんねん」と言われてしまった。 確かにぼくは、これまでにも雑誌アンケートのクオカードが当たったり、お菓子のシールを集めて応募するキャンペーンの景品を当てたりしたことがあって、年に一回くらいは大なり小なり何かに当たっている気がする。 「当たりやすい」と言われる

立秋に「就職と入学は春であるべき」と思う理由

京都市内は今朝、今季の最低気温を記録したそうだ。確かに朝夕少し肌寒くなっていた気がする。いつもこの季節になると、日本の年度が春から始まっていてよかったなと改めて思う。理由は簡単である。 新しい職場や学校など、新生活の慣れない環境を、快適な気候で過ごすことができるから。 春でないといけない理由だって新しい学校や職場では、新しい人間関係を築かないといけない。まだどんなキャラクターか知らない中で、不用意な発言をして人を傷つけたり、傷つけられたりということも結構ある。後で仲良くな

制度設計には「前向きに悪知恵を働かせる人」が必要

ぼくは新しいメニューとかシステムを作ったりすることが結構あるのだけど、その時はいつも「こんな裏技ができる」、「こんなクレームが出る」と、警告する役目を負うことが多い。もちろん、警告だけではなくて、そのためにどうしたらいいかという提案もするようにしているけど、みんなにうるさがられることが多い。 でも、ぼくに言わせると、みんな、優しすぎると思う。 ぼくは常に、制度を悪用して悪いことができないものかと考えている。 例えば、何かを買えばペットボトル飲料をもらえるキャンペーン。ペ

もう「女性の方です」で仕事相手を特定できる時代ではない

先日、オフィスで電話を繋いだとき、相手の方の話ぶりに違和感を感じた。 「あの、先ほど〇〇の件で電話受けてくれた、女性の方いますか」 「女性の担当が複数名いまして、名前はわかりますか」 「名前、なんだっけな。でも、女性の方ですよ女性」 「複数おりますので。どういった内容でした」 「○○の件で。女性なんですよ」 「女性が複数おりますので特定できません。名前はわからないですか」 「そうなの?たしか田中さんだったかな」 「わかりました。確認します」 もちろん、相手の人に悪気はなか

富士山への敬意を感じる「新幹線アナウンス」

今回は、ルールとか規則とかいろいろあるけれど、たまにはそれを超えることも必要だし、それが人間の面白さだ、と思った出来事を書きたい。 今から10年ほど前、仕事の関係で、年間数十回東海道新幹線に乗っていた。ぼくはもともと鉄道が大好きで、中でも新幹線がいちばん好きなので、何度乗ってもテンションが上がるし、いつも車窓から見る景色を楽しんでいた。 その日の午後も大阪から東京に向かう「のぞみ号」に乗っていた。 皆さんに共感いただけるけるかわからないけれど、新幹線や飛行機に乗っている

これが「最後の国勢調査」になることを願って

国税調査の調査書が我が家に届いたので、先ほどインターネットで回答をした。結婚して家を持つようになって、何度か回答したことがあるけど、今回こそ「最後の国税調査になって欲しい」と心から思った。 その理由は単純で、回答した内容の氏名、住所、持家かどうか、学歴、職業など全て、マイナンバーで紐づけられるようになれば、行政がすぐに把握できて回答が必要なくなる内容であるからだ。 ぼくは京都に住み、その古い街並みや古い文化は大好きだけど、今の住所と生年月日、証明書の写しで本人確認をしてい

まさに「リンゴは寝て待て」のApple発表会

先日新しいiPadが発売された。Appleは毎年この時期に新製品の発表会をするのだけど、事前に何が発表されるのかわからないので、いつもドキドキしながら翌朝のニュースを見ることになる。 以前記事に書いたとおり、我が家ではApple製品を年に一度のお正月しか買えないルールがあるので、好きな製品が発表されても、お正月までアップルストアでじっくりと実物を確かめて、レビュー記事に目を通してから購入することになる。 結果として、初売りセールでお得に購入できるのと、好きなものをじっくり

「オフィスが不要になる」ことは絶対にない

これは「#オフィスは必要ですか」への投稿記事です。 ぼくは、会社のオフィスが必要なくなる事は絶対にないと思っている。それには、1自分の経験、2歴史的な事実、3この問いそのもの、という3つ理由がある。 1-1.部室の引払い1つ目の「自分の経験」とは、数年前、学生時代に参加していた部活が活動休止となり、その部室を引き払う作業をしたことである。 自分にとっては、人生の大きな転機となったその部活が活動休止してしまうことがそもそもショックなのに、夏場の猛暑の中、エアコンも効かない

お化粧を「ハレとケと化学実験」から考える

男性は誰もが、ある時、女性が毎朝「化学実験」をしていることを知る。大体は大学生くらいになって、初めて彼女ができた頃ではないだろうか。 そう、鏡の前に色とりどりの薬品を並べて、それを調合しながらお肌に馴染ませていくのだ。時にはカタカナの金属製の機器を使うこともある。 1. 化粧の大変さの衝撃大袈裟だろうか。ぼくは初めて女性の化粧道具を見たとき「今から化学実験が始まるのか」と本気で思った。 そして「こんな大変なことを毎日しているのか」と感心したものである。 2. 日本の状