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わんちゃんが膝の上に乗りたがる理由は?困るシーンでの対処法も解説

食事中リモートワークの最中に、愛犬が膝の上に乗ってくることはありませんか?可愛らしい行動ではあるものの、場合によっては適切におりてもらいたいこともあるかと思います。

ところでわんちゃんはどのような理由で、飼い主様の膝の上に乗ってくるのでしょうか?

今回は、わんちゃんが飼い主様の膝の上に乗る理由と、対処法を解説します。わんちゃんの行動の意味を知って、気持ちを理解してあげましょう!

わんちゃんが膝の上に乗る理由5選

わんちゃんが膝の上に乗ってくる理由は大きく5つ挙げられます。当てはまるものがないか、一緒に見てみましょう!

【理由①】遊んでほしい

わんちゃんが膝の上に乗ってくる理由としては「遊んでほしい」「構ってほしい」というケースが多いです。飼い主様が集中していると気付かないかもしれませんが、膝の上に乗る前から、遊んでほしいといった何らかのサインを出していた可能性があります。

わんちゃんからすれば「最終手段だ!」という気持ちで、飼い主様の膝の上に乗ることで自分の存在をアピールし、構って貰おうと考えているのかもしれません。さすがに、膝の上に乗られると飼い主様も無視はできないですよね。

もしわんちゃんと遊んであげる時間があるようでしたら、落ちついた頃合いを見て一緒に遊んであげてみてください!

【理由②】甘えたい

先ほどの「遊んで欲しい」と似た理由として「甘えたい」際にも、わんちゃんは飼い主様の膝の上に乗ってきます。膝の上でお腹を見せたり、飼い主様に身体を擦り付けたりする行動が見られ、他の理由よりも飼い主様も分かりやすいでしょう。

もし飼い主様にもふれあう余裕があるなら、ゆっくり優しく撫でてあげると良いでしょう。

【理由③】不安になっている

慌てた様子で飼い主様の膝の上に乗ってきたり、膝の上で周りを気にするような素振りが見られたりする場合は、何らかの不安を感じているのかもしれません。

「どこからか物音がした」「外から他のわんちゃんの声が聞こえた」など、不安や恐怖を感じる出来事がありませんでしたか?わんちゃんが落ち着くまで、優しいトーンで声をかけてあげましょう。

【理由④】自分の定位置だと思っている

パピーの頃から膝に乗せることが癖になっているわんちゃんの場合、飼い主様の膝の上が安心して落ち着ける場所だと学習しているのでしょう。

また、外出時によく膝のうえに乗ってくる場合は、自分のにおいを飼い主様につけることで「わたしの飼い主様だぞ!」と他の犬に知らせたいと思っている可能性もあります。

【理由⑤】体調不良を訴えている

どこかが痛い」「苦しい」といった体調不良がある際にも、わんちゃんが膝の上に乗ってくることがあります。

同じ場所をしきりに気にしている小刻みに震えているなど、何か身体に異常は見られないかを探ってみましょう。

乗られると困るときの正しい対処法も知ろう

わんちゃんが膝の上に乗る頻度やタイミングなどで、ある程度理由は検討できます。頻度が多くないのであれば、飼い主様も気にする程ではないと思いますし、わんちゃんとのスキンシップ時間を楽しんでもらいたいです!

一方で、食事をしようと椅子に座るとすぐに乗ってくる…という場合は困ってしまいますよね。万が一わんちゃんが飼い主様のごはんを盗み食いしてしまったら危険です!

基本的に、構ってほしい場合や甘えで乗ってくる際は「膝の上に乗った=相手をしてくれたと学習させないことが重要です。愛らしい姿を見るとすぐに構ってあげたくなる気持ちは分かりますが、膝の上に乗ってきたら優しくおろし「ちょっと待ってね」と声をかけ、時間を空けてから構ってあげるようにしましょう。習慣化させないためには、パピーの時期から膝の上に慣らし過ぎないことも重要です。

膝の上に乗るのをやめさせる3つの方法とは?

膝の上に乗る行動に対して「主従関係が築けていない」と考える人もいます。考え方はさまざまですが、膝の上に乗ってくる頻度が多くなく、おろす際に唸ったり噛んだりするような行動が無いのであれば、特に問題視することはないです。

「頻度が多いので、仕事ができない」「食事中はやめてほしい」といった理由があるのであれば、膝の上に乗らないようにする対策やトレーニングを行ってみましょう。

【方法①】膝の上に乗ったら立ち去る

トレーニング方法1つ目としては、わんちゃんが膝の上に乗ってきたら立ち上がり他のお部屋に移動する方法です。ポイントとしては、膝の上に乗ってきてからお部屋を移動するまでわんちゃんのことは一切見ないことです。

目があっただけでも、わんちゃんは「こっちを見てくれた=構ってくれた」と思います。立ち去ってから、わんちゃんが大人しくしているようであれば再び席に戻ります。「膝の上に乗ると、飼い主様がどこかへ行ってしまう」と覚えてもらうことが重要です。

【方法②】わんちゃんの居場所をつくってあげる

リモートワーク中などは、頻繁に飼い主様も動けないことが多いでしょう。そのような場合は、飼い主様の足元や横に椅子を置いて、膝の上以外にくつろげる場所をつくることも効果的です。

どの場所であれば安心して過ごせそうか、わんちゃんの行動を観察して探してみましょう。

【方法③】「おりて」のコマンドを教えておく

膝の上以外にも、テーブルの上や危ない場所にあがってしまう場合は「おりて」のコマンドを教えてみましょう。

教える例としては、テーブルに上ってしまったのを見たら「おりて」と声をかけ、わんちゃんがおりるのを待ちます。わんちゃんがおりれば、おやつをあげたり、褒めたりして良い行動が出来たことを教えてあげます。

「おりて」のコマンドが理解できるようになれば、膝の上に乗ってきた場合にも、すぐにおりてくれるようになるでしょう。


わんちゃんが膝の上に乗ってくる行動は、可愛いものです。しかし、膝の上に乗ってすぐに相手をしてあげると、わんちゃんは「膝の上に乗ると構ってもらえる!」と学習してしまいます。

わんちゃんが誤った学習をしないよう、構ってあげる際は膝の上ではなく優しくおろし時間を空けてから相手をするように心がけましょう。時間がある時は、たくさんスキンシップをとり、わんちゃんとの絆を深めてくださいね◎

●ライター:バーニー
愛玩動物飼養管理士の資格を保有
●編集:うしすけチーム

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